家族を守るという圧倒的に個人的なことが、世界を救うという大義よりも善。
言ってしまえば世の中きっとすべて私利私欲なのだけど、それが利他になる線引きは周りがどう捉えるかだけなのだと思う。
この映画が>>続きを読む
たまたま他よりちょっと頭がよくて、たまたま気候にも恵まれてここまで増え続けてきた人類。
だから勘違いしちゃうことだってあるよね。こんな毎日が当たり前なんだって。
生まれて生きて死ぬことを、みんなが自然にまっとうできるような世の中になればいいのにね。
壊れた町がそこにあって、いなくなった人たちもたくさんいて、あれはいったいなんだったんだろうと思っているうちに気がついたら日常がまた戻ってきて、あんなことがあったこともだんだんと薄らいでいるような気がし>>続きを読む
いくつものあり得たかもしれない可能性の中のひとつに、自分はいまこうして生きている。
いくつかは誰かの行為によるものもあれば、いくつかは自分の責任によるものもある。どれが正解なんてこともなく、そのどれ>>続きを読む
年をとるとバカをしなくなる。それが大人になるってことなのよ。誰に言われたわけでもないのに、自然とそうなってしまう。でもそれが自分の意思からくるものなのか、外からの潜在意識からなのかわからなかったりする>>続きを読む
私の家。私のルール。私のコーヒー。私の。私の。私の。私の。そんな私が消えても、すぐにまた次の私が現れる。
お金がないばっかりに…というのは自分のまわりでもよくある話。お金があるばっかりに…という悩み>>続きを読む
誠実に生き、善き人として生き、真っ当に生き、安らかな死を迎える。特別ではないけれど、特別なことなのかもしれないと思う。
こちら側があるなら、あちら側もある。何がどこでそんなに変わってしまったのか。考>>続きを読む
過去はすべてたらればで、いまここでこうして生きていることもたまたまで、今日眠って明日起きてもきっと自分は自分のまま。
それが神という存在の意思だったとしても、いまここで確かに自分の意志で生きているこ>>続きを読む
長回し、ガンフー、車内視点のカーチェイス。アクション撮影のトレンドがつめこまれたお楽しみボックスのような映画。
バングラデシュの熱気が漂うオープニングの映像が印象的で、こういう雰囲気の舞台はたいてい>>続きを読む
冒頭30分ぐらいはいったい何を見せられているのだろうというくらい急展開すぎて、しばらく放心。
その後ひととき落ち着いてひと安心と思った矢先に衝撃シーンに直面。
舞台のようなミュージカルのような寸劇>>続きを読む
「ファーゴは風景映画」と書いていたレビューがあって、なるほど確かにと思った。
真っ白な雪景色の中を車が一台走り抜けていく。真っ直ぐな一本道の脇には等間隔に電柱が並ぶだけ。
都市部とも南部とも違う。>>続きを読む
平和や幸せも、自分がよいとするものが他の誰かが望んでいるものと同じとは限らない。それは分かっているはずなのになぜか決めつけてしまう。個人の尊重というジヌの言葉が痛々しくも同じ気持ちでいっぱいになる。>>続きを読む
暗闇、スマホ、PC、テレビ、ダイナー、朝靄、ヘッドライト、雪原、白熱灯、月明かり、赤いランプ、窓からの日差し。朝も昼も夜も、光が印象的な映像たち。
車の中でかすかな光と影がそれぞれの横顔を照らすシー>>続きを読む
神のような正義感ってよく言えば個に依存しないけれど、ひとりひとりには優しくなかったりする。逆にヒーロー的な正義感は、ひとりを見捨てないけれど場合によっては神と同じぐらいの犠牲が必要だったりする。
あ>>続きを読む
素直な素直な息抜き映画。
シシー役のイライザという人を初めて知りました。YouTubeでも人気のコメディアンなんですね彼女。
もうこれはイライザのためにある映画といってもいいくらい、ストーリーそっ>>続きを読む
あの飲み物を飲んだのは、生きてる価値がなかったからか、それとも生きてる価値を見つけたからか。
サラブレッドは輝く未来への象徴。サラブレッド自身もサラブレッドを持つものも周囲からの期待と羨望を与えても>>続きを読む
信仰ってなんなのだろう。愛よりも優先される信仰ってそんなに偉大なものなのかな。
好きな人を好きだと言うことが神に背く罪になるなんて、やっぱり少し悲しい。
宗教、教育、世論。あるべき姿なんて本当はな>>続きを読む
当たり前とは何かを考えることはよくあるけれど、その度に分かるけど分からないと思うことがよくある。
どうしてそんなに不器用なんだろう。どうしてそんなに不満ばかりなんだろう。
生活環境、経済状況、価値>>続きを読む
何かを手にいれると今度はそれを守りたくなる。命をかけるくらいの大きな目的が果たされたとき、そしてそれが何万という人間の集団だったとき、「これからが大変だ」というモーゼの言葉がなんだか響く。
自由がな>>続きを読む
神様の御意志を人間が実行するのはそれは神的にはありなのだろうか。その時点で、それは神様の御意志ではなく人間様の御意志なのではと思ってしまう。
神がいるいないではなく、それは神の御心といいながら自らが>>続きを読む
環境問題というのは「分からないけれど何だかそんな気がする」というものなんだと思う。
ゲームみたいにHPが可視化されてるわけでもないし、どれだけ何をすれば地球が壊れるのかは実際はっきりとは分からない。>>続きを読む
民主主義は対話する勇気なのかもしれない。
笑われたくないなー。
批判されたくないなー。
と思ったら同化していれば安全圏。
自分がよいと思うこと違うと思うこと。そのまま誰かに自分の言葉で話すこと。>>続きを読む
分かりあえなさを分かりあいたいけど、分かりあえなさを分かりあえない人に分かりあえなさを分かりあってもらうことは、分かりあえないことを分かりあうようなものでしょう。
世間から見たこうあるべきという暗黙の理想像から離れると、ようやく自分の存在意義と向き合う時が来る。
何のためにやっているのだろう。どうしてここにいるのだろう。誰のためになるのだろう。本当にこれでよか>>続きを読む
その映画を撮りたくて撮ったのか、映画を撮るためにその映画を撮ったのか。醸す空気が全然ちがうなあと思う。
『ゲットアウト』の前例があるので、表のストーリーより裏の意図を追いかけながら見てしまった。>>続きを読む
自由というのはYesかNoの二元論ではなく、比較の度合いのことなのだと思った。
極端かもしれないけれど、両手両足を縛られても目を開けるか閉じるかの自由はある。
それを自由と呼べるかどうかは個々の認>>続きを読む
人生の当事者意識を考えさせられる映画。
同じウクライナ人なのになぜ。
死ぬのは怖くない。
ウクライナのために行動を。
国家とは。
民族とは。
仲間とは。
平和とは。
運ばれていく人たちを見て思う>>続きを読む
そんな風にしか生きられないなら、そんな風に生き抜こう。
状況だけみたらわりと悲惨なのに、なぜかあんなに楽しそう。めちゃくちゃへこんでるのに翌朝にはハーイ!みたいな。ああいう人ほんとにいる。
刺激も>>続きを読む
いくつかお客様センターお願いします。
・ターミネーターが送られてくるのは一回につき一体が上限なの?
・舞台がメキシコだったり女性だったりは製作陣の多様性意識ですか?
・パラレルワールドのスタート>>続きを読む
誰かの喜びが誰かの怒りに。誰かの怒りが誰かの悲しみに。誰かの悲しみが誰かの楽しみになることもある。感情は必ずしも同じように繋がりあっていない。
そんな風に考えたことがなかったけれど、喜怒哀楽がもし可>>続きを読む
最期の瞬間のその記憶が希望に溢れるか絶望に沈むか、本人にとってはもうどうでもいいことだけど、そこに何かしらの意味を見出だそうとしている自分がいて、生きるとは何かを実感したりする。
『新感染』と『ソウ>>続きを読む
自分を犠牲にして誰かを守る。誰かを犠牲にして自分を守る。いざとなったらそんなことはきっとどうってことない。
誰かひとりを犠牲にみんなを救うか、全員を犠牲にみんなで助かる方に賭けるか。その瞬間の選択が>>続きを読む