サプライズさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

映画 マイホームヒーロー(2024年製作の映画)

3.5

守り続けること

危な!今日見てなかったら完全に逃してたわ!毎週火曜日にスケジュールを確認する癖が付いてて良かった〜😁
Disney+で昨年配信(深夜ドラマとして地上波でも放送)されていた「マイホーム
>>続きを読む

フォー・ザ・バーズ(2000年製作の映画)

2.5

アングリーバード

記録漏れ。「あの夏のルカ」同時上映。
時代を感じる作品。人の不幸を笑うクズな鳥どもの話。なんのメッセージ性も無ければ面白くもない。3分しかないからね。YouTubeの広告程度。
>>続きを読む

毒娘(2024年製作の映画)

3.0

モンスターペアレント

山田杏奈の出世作かつ、Jスプラッターの金字塔「ミスミソウ」の内藤瑛亮監督最新作。
ストーリーには全く期待していなかったけど、R15+だし、どんなグロ・ゴア描写とスプラッターが見
>>続きを読む

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

2.8

抗議活動というアート

鎮痛剤として世界中の人々に投与された〈オキシコンチン〉は強オピオイド(鎮痛・陶酔作用のある化合物)で非常に高い中毒性があり、薬物乱用者が続出すると共に、死者は50万人を超えてし
>>続きを読む

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.5

妊娠・出産という恐怖

ぎゃああああ!!!グロい、グロすぎるぞ!!!
妊娠すること、出産することの苦しみと恐怖を描いた「マリグナント 狂暴な悪夢」「TITANE チタン」は個人的に映画史に残る怪作かつ
>>続きを読む

映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ(2024年製作の映画)

4.1

ホンモノの価値

劇場版おしりたんてい第2弾!
絵本、テレビアニメは知らないけど、第1弾である「〜シリアーティ」はもちろん劇場で鑑賞済み。福山雅治がゲスト声優として悪役を演じたことが話題となった前作。
>>続きを読む

映画おしりたんてい なんでもかいけつ倶楽部 対 かいとうU(2024年製作の映画)

3.5

簡単には捉えられないぞ!

「映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ」の前座。おしりたんていに付属している短編はちゃんと本編と繋がりがあるから面白い。探偵としては未熟な彼らが悪党を懲らしめる
>>続きを読む

コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

4.0

救われる側から救う側へ

まだ中絶が違法だった60年代後半から70年代前半のアメリカで、多くの女性を救ったとされる実在の団体〈ジェーン〉の物語。登場人物の葛藤や信念が予想以上にしっかりと描かれており、
>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

2.8

答辞の前文

「君の名は」「天気の子」がかなり苦手で、新海誠が描く独創的な世界観に全然ハマれなかったんだけど、「すずめの戸締まり」は割と好きな作品で、上記2作品がたまたまだったのかな〜と思うようになっ
>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

2.8

ほんの僅かなズレ

A24による、ソウルとニューヨークで起こる苦くて甘酸っぱい大人のラブストーリー。韓国出身の女性監督がメガホンを握った初の長編映画にも関わらず、アカデミー賞作品賞にノミネートされた本
>>続きを読む

あの夏のルカ(2021年製作の映画)

4.0

君は何にでもなれる

いや〜、こんなに面白いとは思わなかった。全然話題になんなかったし、劇場公開する3作品の中でも最も印象が薄く、期待もしていなかったんだけど、予想だにしない良作だった。ポスター、騙し
>>続きを読む

座頭市(2003年製作の映画)

3.7

都合のいいこと

勝新の座頭市もそうなんだろうけど、ストーリーはかなりシンプル。昨年公開された「仕掛人・藤枝梅安」の後だと淡白なあまり物足りないと感じちゃうけど、常に緊張感はあるし、キャラクターが立っ
>>続きを読む

アキレスと亀(2008年製作の映画)

2.7

坊ちゃん、坊ちゃん

タケシ映画も残すとこわずか。最初に傑作を見すぎてしまったあまり、後半のペースダウンが著しく、ここまでたどり着くのに3ヶ月以上かけてしまっている。。。

北野武は1996年辺りから
>>続きを読む

街の灯(1931年製作の映画)

4.5

また逢う日まで

本当はラストに上映される「黄金狂時代」を見たかったが、チケット争奪戦に勝てず、ラス2である本作を鑑賞。ひたすら笑える映画なのに、この1時間半がこの映画館で作られる最後の思い出なんだと
>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.4

成功と過ち

まずは、日本公開を実現してくれたビターズエンドに感謝🙏 原爆の父と呼ばれたオッペンハイマーの物語ということで、日本人としてはもちろん胸がえぐれるシーンもあるけど、何よりこうして映画館で、
>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

4.2

氷には火を 闇には光を

何も考えなくていい、エンタメ全振り系映画としては満点でしょ!前作「アフターライフ」は異例のドラマティック展開だったけど、本来ゴーストバスターズはわちゃわちゃとしたコメディ映画
>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

3.5

映画館とともに

3月いっぱいで取り壊しになっちゃう、中洲大洋映画劇場で思い出に浸りながら鑑賞。状況が状況で、映画と現実で重なる部分があってうるっと来る部分はあったけど、本作に影響を受けただろう「バビ
>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.6

守ることは、強くなること

え、何このクソ面白いアニメは。
固まっちゃうくらい最高なんだけど。
後章が待ちきれないのはもちろん、前章だけでも物足りなさはなく、むしろ既に大満足なほど見応えがある。映像か
>>続きを読む

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

2.5

大人になれない子どもたち

評判が悪いので鑑賞(?)
クソクソ言われてる「変な家」が、個人的にはあんまりクソに思えなかったのが謎に悔しくて、そろそろマジもんのクソ映画を見たい頃合いだったのでちょうど良
>>続きを読む

一度死んでみた(2020年製作の映画)

4.6

最高DEATH!

本作の公開日は2020年3月20日。世界がクワイエット・プレイス状態になりかけていた頃だった。まさか、この日を最後に新作が公開されることは無くなるとは...。お先真っ暗、明るいこと
>>続きを読む

still dark(2019年製作の映画)

4.5

公平の真意

やっと見れた。
もう...めちゃくちゃいいじゃないか。
40分で信じられないほど心掴まれたし、グッサグサ刺さってしまった。盲目の青年が夢を掴む物語。至ってシンプルなストーリーなのに、想像
>>続きを読む

FLY!/フライ!(2023年製作の映画)

4.2

一石四鳥

ディズニーから覇権を奪い、今や世界一のアニメーション会社となったイルミネーション。「SING ネクストステージ」「ミニオンズ フィーバー」「ザ・スーパーマリオブラザーズ ムービー」の快進撃
>>続きを読む

ミニオンの月世界(2024年製作の映画)

3.7

山寺宏一劇場

ミニオンですもん。面白くないわけが無い。
クスッと笑えて、本編に向けて準備万端。可愛くて奇想天外。やっぱり好き☺️
7月のミニオン超変身も楽しみだな〜。

FLY!とセットってことは、
>>続きを読む

変な家(2024年製作の映画)

3.6

家族の秘密

誰も期待してない評価になってしまい、申し訳ございません...。せっかくなので、なぜ悪くない点数になったのか解説を。
近年のJホラーは大概見ているんだけど、どれもこれも目に手を当てたくなる
>>続きを読む

あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

3.5

サイレントラブ

ラストで一気に持ってかれたけど、ラストに至るまでが退屈すぎる。ただ、サーフィンをしたりしなかったり、歩いたり座ったりするだけ。見た後に考えれば、そんな何気ないシーンにもちゃんと意味が
>>続きを読む

龍三と七人の子分たち(2015年製作の映画)

3.0

わしだよ!わし!

タケシ映画特有の緊張感がまるでない、かなりポップなコメディ。「アウトレイジ」の合間に作ってるから、タケシにとっても息抜きのような映画なんだろうね。
脚本の面白さはあまりないけど、藤
>>続きを読む

恋わずらいのエリー(2024年製作の映画)

3.5

いとしのエリー

3月15日公開、大本命。
毎年恒例、松竹配給による少女漫画原作の女子高生キャピキャピラブストーリー。2021は「ハニーレモンソーダ」2022は「モエカレはオレンジ色」2023は「なの
>>続きを読む

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.9

怒っていいんだよ

配信から2年。劇場公開お蔵入りとなっていたピクサー3作品が待望の映画館上映。評判は常々聞いていたけど、ちゃんと良かった。コロナ禍なのに公開した「2分の1の魔法」「バズ・ライトイヤー
>>続きを読む

猫とピットブル/キットブル(2019年製作の映画)

3.8

見た目は関係ない

「私ときどきレッサーパンダ」同時上映のピクサー短編アニメ。ディズニーがポリコレを気にしすぎた背景を鑑みると、本作は原点回避のように思えた。直接的な表現はなくとも、体格差のある犬と子
>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.2

坊はおそれている

3時間近くあることを危惧しなかなか見れてなかったけど、公開終了日にしてようやく足が動いた。アリ・アスターの映画を見たことなければ、それほど評判がいい訳でもないし、A24×ホアキン・
>>続きを読む

14歳の栞(2021年製作の映画)

4.1

来年は、来年も。

ようやく見れた...。公開から3年。プライバシーの保護のため、DVD化・配信等は一切行わず、この時期を逃せばまた来年。劇場で見るしか手立てがない作品なんだけど、それくらい価値のある
>>続きを読む

PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~(2024年製作の映画)

3.7

仲間がいれば

eスポーツだからと、正直舐めてた。野球やバスケの試合に負けないくらい胸が熱くなるし、その場にいるかのような緊張感もある。行け!行け!行けるぞ!気づいたら、彼らのことを必死に応援している
>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.6

才能でぶち殺せ!

10周年記念リバイバル上映にて。
デイミアン・チャゼルの作品(「ラ・ラ・ランド」「バビロン」)は大好きで、本作も見よう見ようと思って、ずるずると時間が過ぎてしまった。そんな最中に映
>>続きを読む

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

3.6

声を聞きたい

「夜明けのすべて」に引き続き、泣けると評判の本作。人生に絶望した人たちが再起していく物語。「市子」同様、今回も杉咲花の怪演が見れるので、それだけで大いに価値のある作品だと思う。今年の日
>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.8

じゃあ黙っとけ

読書中に猛毒のヘビが這い上がってきた事に気付いた男を救出する物語。17分尺の3つの中では1番ウェス・アンダーソン色強め。1つのセットで起こるドタバタ劇。完成度が段違いじゃない??スト
>>続きを読む

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

2.9

ねずみよりねずみ

ネズミ捕りの男がいかにネズミを駆除するかを男2人に話すだけの物語。あまりに無駄が無さすぎて、こりゃつまらん笑 これだとウェスである意味があんまり無いんだよな。大したことしてないけど
>>続きを読む