カテリーナさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

カテリーナ

カテリーナ

映画(918)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

4.2

力の指輪を楽しむ為に

Amazon primeのドラマ『力の指輪』も佳境に入りますます目が離せなくなった
復習として見直した『王の帰還』のレビューをやっとこさ、上げている今日この頃
『ホビットの
>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

4.1

力の指輪を楽しむ為に

ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間で
フロドを助ける為に集まったが
別れ別れになるもそれぞれに仲間を信じ
己の行く道を見定める
アラゴルン、レゴラス、ギムリはオークに連
>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

サスペンスとスリラーの引力で楽しむ

線路上を走るトロッコが制御不能になり、そのまま進むと5人の作業員が確実に死ぬ、5人を救うために分岐点を切り替えると1人の作業員が確実に死ぬという状況下で、線路の分
>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.0

力の指輪を楽しむ為に 

先頃配信が始まった『力の指輪』は原作とは別物でAmazon primeオリジナルの脚本らしい 『ロード・オブ・ザ・リング』との世界観を繋ぐ為に衣装や美術は同じスタッフが担当し
>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.1

エンドロールの日本語のフォントにテンション上がる

面白かったデッドプール2を見て喜んでる自分のテンションを思い出す不思議な感覚
具体的にどの部分と説明はできないが
「デビット・リーチの映画だ!ワ
>>続きを読む

激怒(2022年製作の映画)

3.4

初 新宿武蔵野館にて鑑賞

敬愛する高橋ヨシキの初!長編監督作なので 出来るだけ早く見たかった
初日の舞台挨拶付きは残念ながら買い損なった為 公開5日目の鑑賞に漕ぎ着けた
暫くは余韻に浸りたいので
>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.2

私史上 これほどIMAX鑑賞が最大限に生かされた作品は類を見ない 身体の芯にズンズンと響く大音響や視界いっぱいに広がるあの映像に脳が支配され通常のスクリーンの1.5倍増しに怖さを体感する事ができた >>続きを読む

コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

4.0

未来ある若者の命を多数奪ったのは‥‥

タイトルのコレクティブとは火災現場となったライブハウスの名前だ
瞬く間に炎に包まれるライブハウスの天井を見てアーティストが声を上げる
「これはアトラクション
>>続きを読む

愛は静けさの中に(1986年製作の映画)

4.1

2014年7月に作成

健常者と聾唖者はお互いを理解しあえるか

今から数十前である 小娘だった私はTVの洋画劇場で単にラブストーリーだった理由でこの作品を鑑賞した 主演のマーリー・マトリンの実際に聾
>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

Dolby Atmos で本編が2倍増しに面白くなる

やや、意地悪い気もするが
前作で盛大に広げられた風呂敷をどうやって畳むのか楽しみだった 新宿の劇場で
IMAXと悩んだが 3Dが漏れなく付い
>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.3

是枝監督の新作は楽しみだったが‥‥

喜び勇んで劇場へ向かったが 思ったより面白くなかった 
理由を探しながら 暗澹とし
考えがまとまらず レビューを描くのも
投げていた
鑑賞してから数ヶ月が
>>続きを読む

Summer of 85(2020年製作の映画)

3.9

初恋のときめきとせつなさと

絵の具の様な空の色をしたフランスのノルマンディ 真夏のビーチにこれ以上ないチョイスのThe Cure『In between day』が流れるオープニングに心躍る
オゾン
>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.8

コロラド州のとある街で子供の失踪事件が
頻発する この設定で思い浮かぶのは
『IT/それが見えたら終わり』こちらは
スティーブン・キング原作で赤い風船を持つ黄色いレインコートの少年が印象的だった
>>続きを読む

ひらいて(2021年製作の映画)

3.7

お話しは予想もしない方向へ‥‥

高校生が主人公の作品は皆同じに見えてしまい触手がなかなか動かない
不治の病 内気な片想い 稚拙なプロットのラブコメなどなど
その中でも異質であったりグロかったり
>>続きを読む

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

5.0

パリの夜に流れるトランペット

整った眉を微かに動かし愛の言葉を囁く
『マドモアゼル』の悪女の魅力にノックアウトされたジャンヌ・モローの唇から電話口を通して切なく漏れる溜息
受話器を握り 繰り返さ
>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

3.6

真夏のホラーで身体の芯まで震え上がる筈が

スラッシャー描写は想定内だったが
道端で倒れる牛さんの死骸は鮮やかすぎる朱色の血やはみ出した内臓などに胸を悪くした 
立ちすくむ後ろ姿にヌッと現れる手に
>>続きを読む

キネマの神様(2021年製作の映画)

3.4

さようなら、志村けんさん

エンドロールに流れるこの文字に胸の辺りがチクリと痛んだ
公開当時チラホラ聞こえてきていた
「志村けんさんが亡くなっていなければ」
という声 志村けんさんならどんなふう
>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.5

高評価の波に乗れず

今は亡きフィリップ・シーモア・ホフマン
の息子 クーパー・ホフマンがポール・トーマス・アンダーソンの映画に出演するというニュースに興奮した 思い出すのは
 『マグノリア』でP
>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

4.1

魂を震わす音楽の洪水 

エルヴィス・プレスリーの映画を観るなら
IMAXレーザーは外せない絶対条件だった
いつものようにカウンドダウンが始まり
これから始まるめくるめくような映画体験に胸をパン
>>続きを読む

頑固者(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

上映時間10分という短編の中でも更に短い
にも関わらず 最期の台詞を聞いた時は
軽いショックを受け 今まで見た短編集の中で最も鮮烈な印象を残す

スマホのヒビ割れた画面が大きく映し出される 指でなぞる
>>続きを読む

Helpless(1996年製作の映画)

3.3

よくわからなかった
…けど画面から目が離せない
ちょっと驚いたのはあるシーンのカメラワーク
店の奥にあるトイレに入る男の子。
カメラがそのまま動かない

するとトイレに寄っていくカメラ

止まる
>>続きを読む

フレネルの光(2020年製作の映画)

3.0

フランスから帰省した日本人の青年
急逝した父親との思い出を辿るお話

オープニング
楽譜を見ながら電子ピアノで弾き語りをするのは生前の頃の父親
たどたどしく唄うその曲
聴き慣れた歌詞とメロディ
『生ま
>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

アメリカのカッコイイが詰まった映画

通常の劇場より更に横も縦も大きなスクリーンの前でフカフカの椅子に腰掛け上映を待つ至福の時間を経て 待ちに待ったトム・クルーズが最高にカッコいいパイロットを演じる『
>>続きを読む

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.8

脇を固める柄本佑や中村倫也がいい味出してます

アニメーターとして
チャンスを掴んだその後のお話
与えられたチャンスを主人公は
どうやって生かしたか
周りに流されるまま
波風立てずに作ってい
>>続きを読む

宇宙の恋(2019年製作の映画)

3.3

ショートショートフィルムフェスティバル
CGアニメーション部門で優秀賞を獲得した制作国はアメリカの短編

実写とCGを融合させた人形アニメーションは1秒間に信じられない数の撮影を繋げるお陰で人形は滑ら
>>続きを読む

私の惑星(2018年製作の映画)

3.5

2019年ベルギー製作国の短編映画

パン屋さんを営むヘンリーはポールダンスで鍛えた肉体が美しい妻と暮らしている
いつものように開店の準備をしていると
妻が売り物のパンを床に落としてしまう
妻を慰めよ
>>続きを読む

最後の試験(2019年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

またもやシンガポールの短編
2本見て思ったんだけど 情緒的で映像を美しく撮る特徴がある
監督のセンスの良さが際立つ子供たちの遊ぶシーンのスローモーションが良い

ミンの隣の席のニナは筋力の低下や萎縮す
>>続きを読む

カトンプールでの最後の日(2017年製作の映画)

3.3

短編小説を読むように短編映画を楽しむ
20分間で異国の文化を垣間見る
今作はシンガポールの映画

歩幅の広い黒い革靴が足早に歩を進める
ブルーのシャツをたくし上げた肘
よろける男の全身を映す
男がスイ
>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ラストシーンを眺めながら自然に頬が緩む
いい映画だなぁ
ストーリーテリング、脚本の旨さは言わずもがな 更に配役で優勝は決まったも同然
キューピーみたいに迫り出したおでこが若い頃の特徴のティム・ロ
>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.2

『スパイダーマン・ノーウェイホーム』
を劇場で鑑賞後に流れる予告編でマルチバースの均等が崩れ大変な事になってる
2作目を必ず見ようと決めていた 1作目ではストレンジがエンシェント・ワンによって魔術
>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.6

小学生の頃弟と並んで見てた

遥か昔の記憶を引っ張り出して思い出すのはウルトラマンや仮面ライダー、ゴレンジャーなどの戦隊モノを喜んで見ていた事
全部四つ下の弟の影響 
ウルトラマンには兄弟が沢山い
>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

4.9

三浦貴大が少ない出番だが印象に残る台詞

『怒り』から6年 李監督の次の作品の原作は凪良ゆうと知り直ちに購入し 頁をめくるたびに静かにその世界に深く沈んでいくような感覚に浸りながら読破した。
『怒り
>>続きを読む

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

長閑な午後の緑の葉を揺らした後空気を切り裂くブレーキの音に続き大きく傾いた運転席の扉を開ける人影
不穏な空気を醸し出すオープニングから
嫌な気持ちに囚われる私

神童と父親に誇らしげに抱きしめら
>>続きを読む

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

2.5

この作品のテーマである 
罪の認識による謝罪 交通事故で老人が
妻子ある男性の生命を奪った
加害者側の家族は弁護士を雇いお金を払ってさっさと終わらせたいのが見え見えだ
被害者の主人公はやりきれ
>>続きを読む

架空OL日記(2020年製作の映画)

3.8

バカリズムの恐るべき観察力と洞察力

OLの心の中をまるで覗いたことがあるかのような緻密な脚本に舌を巻く
本編でのOL同士の会話を体験している女性は私も含め少なくない筈だ 
休み明けの月曜日の出勤
>>続きを読む

キッズ・オールライト(2010年製作の映画)

3.1

精子バンクで産んだ年頃の息子と娘を持つ
レズビアンのカップルニックとジュールスは幸せに毎日を過ごしていた 息子の精子提供者への好奇心から父親との面会を望み 3人で食事をしたのがきっかけとなり 
>>続きを読む