bluetokyoさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

2.8

石井裕也監督の作品ということで期待して見に行った(いまとなってけっこう前だけど)。といっても、川の底とあぜ道しか見ていないが。石井裕也監督作品の流れというと、主役がぼーっとしている。なにかのきっかけで>>続きを読む

エロスは甘き香り(1973年製作の映画)

1.6

注:作中に生きたブタの首を切断するシーンがあるので、そういうのが苦手な人は注意した方がいい。
懐かしい。子どものころ、行ったことがある。記憶の中では、あんなにぼろくなかったような気がするけど、やっぱり
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.3

台湾映画の演出はシャープでいいです。主人公が一色紗英(古)に似ています。ホラー映画なのですが、謎ときにしない方がよかったのかもしれません。ゲームから作られているのでそうなるのかもしれませんが。あるいは>>続きを読む

殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

3.4

非常にうまく作っているな、とは思うものの怖い映画を期待していると、期待外れに終わるかも。うまいというのは、主人公のろうあ者という立場を、普遍的な恐怖に見事に置き換えているところだ。世間や社会から孤立し>>続きを読む

黒薔薇昇天(1975年製作の映画)

3.5

岸田森演ずるブルーフィルム製作の十三監督が女優のメイ子の妊娠によって、ブルーフィルムの作成が困難になったところから話は始まる。
ところで、十三監督の作るブルーフィルムは、芸術なのだろうか。作中では、繰
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タッチ2 さよならの贈り物(1986年製作の映画)

2.8

夏の大会が終われば、翌年の春の選抜のための秋季大会となる。なのにタッチでは秋季大会が出てこない。秋季大会がないので、春の甲子園もない。なんか、本当に高校野球の世界なのかと思ってしまう。なんで、野球は出>>続きを読む

宇能鴻一郎の姉妹理容室(1983年製作の映画)

1.8

登場人物は、三津枝、一美姉妹と一美の夫、保、さらに、一美の浮気相手でテレビの料理番組に出ている谷間新吾。話は、一美、保夫婦の経営する理容室から。三津枝はそこを手伝っている。独白が三津枝なので、この映画>>続きを読む

シリウスの伝説(1981年製作の映画)

1.4

子供向けの劇場アニメ。脚本が桂千穂でなかったら、たぶん、一生見なかったに違いない。子供向けのアニメというのは、こういうふうに泳いだり、飛んだりのシーンが無意味に続くものらしい。でも、クレヨンしんちゃん>>続きを読む

タッチ 背番号のないエース(1986年製作の映画)

2.7

達也、和也の双子の兄弟。達也が兄。そこに幼馴染の浅倉南が加わっている。三角関係なのだが、実は、恋愛感情の矢印は固定されているようだ。浅倉南は達也が好きで、和也は浅倉南が好きなのだ。で、達也は弟の和也に>>続きを読む

君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

4.0

原作の本のタイトルは前から知っていたが、勝手に、新入社員が暴れ回るテレビドラマみたいなチャラい内容なんだろうと思っていた。実際、見ると、深いテーマで驚いた。なるほど、という感じ。さっそく、帰りに原作を>>続きを読む

わが青春のアルカディア(1982年製作の映画)

1.1

サイボーグ009の劇場版アニメに匹敵するほどのつまらなさ。しかも長い。クィーンエメラルダスはメーテルの双子の姉だったのか、という設定になっていたりする。クィーンエメラルダスのコミック4巻の方を持ってい>>続きを読む

幻魔大戦(1983年製作の映画)

3.0

なぜ、こんなに面白いのだろう。リアルタイムでもあまりこの劇場アニメは記憶にない。オープニングに出てくる魔法使いのお婆さんみたいなのが踊っているのは愛嬌だとしても、前半はとにかく面白い。製作時のパートが>>続きを読む

(1974年製作の映画)

2.6

これ、読んだことがある。でも、冒頭だけだ。最後はこういう終わり方なのかな。
映画では、主人公が腹上死で終わっている。ということは、この映画は主人公のおっさんの作り上げた世界ということになる。
小説では
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

4.2

ああ、そういえばそうだった、と懐かしく日本版を見たときことを思い出した。ただ、日本版はいい出来ではなかった。有名俳優を使ったためなのかバラバラな感じでまとまりがない。とくに、ジョゼのばさん役が妙に張り>>続きを読む

さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅-(1981年製作の映画)

1.5

びっくりなのは、前作の銀河鉄道999とストーリーはほぼいっしょなのだ。だとすると、もし、銀河鉄道999をこれから見たいと思う人がいるなら、こちらの方を見るべきである。同じストーリーなので完成度はこちら>>続きを読む

銀河鉄道999(1979年製作の映画)

1.4

うーむ、こんなにあっさりとした旅程だったのか。宇宙戦艦ヤマトとだぶっているのかもしれない。リアルタイムでは途中までしか見ていない。鉄郎がネジにされるために連れてこられたのは知っていたが、そもそも、連れ>>続きを読む

伝説巨神イデオン 発動篇(1982年製作の映画)

2.4

富野由悠季は監督ではなくて原作だったのか。展開が幼稚で稚拙なんだけど、富野由悠季は創作においては身近な事柄をテーマにすると聞いたことがある。コミュニケーション不全により、溝が深くなっていき、どつぼには>>続きを読む

すべてが変わった日(2020年製作の映画)

2.5

原題の、let him goは「解放させる」ということで、孫のことなのだろうか。見どころは多いし、丁寧な作りで緊迫感に満ちているけど、結局、まとまっていない。アメリカ先住民の人はなんのために出てきたの>>続きを読む

伝説巨神イデオン 接触篇(1982年製作の映画)

1.9

宇宙的に種族は違うのに、まあ、妊娠はするから、生物的には、近いのだろうけど、そうした、種族同士ではあるが、なぜか、言葉は通じる。最初の方に、さらっと、翻訳機がどうのこうのと、出てくるので、たぶん、そう>>続きを読む

ブラックバード 家族が家族であるうちに(2019年製作の映画)

2.8

PG-12なのはハッパのシーンが出てくるからだろう。
ALSにかかり安楽死を選択する話。安楽死をテーマにしている。日本なら犯罪だが、映画の中でも犯罪らしい。途中、実は、夫が愛人と再婚するためにウソの病
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スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

3.5

見たときから時間が経っているので細部は忘れてしまった。同性カップルの方が、社会的に孤立していたり、子どもがいなかったりで、もし、その一方がなくなってしまった場合、心の傷は、いっそう深いのかもしれないと>>続きを読む

魔女の宅急便(2014年製作の映画)

1.4

つまらないこと、というのに付け加えるとすれば、長いということだ。ただ、面白くしようとして、実力及ばず、つまらなくなったということでもない。つまらなくてもいい、ということでつまらないのかもしれない。それ>>続きを読む

SPACE BATTLESHIP ヤマト(2010年製作の映画)

1.7

時間があり過ぎて困ってしまい、どうしようかと思ったら、あるいは、高島礼子さんファンならいいかも。四分の一ぐらいのところで見るのを止めた。でも、意外と面白い。うっかり、全部、見るところだった。かなり長い>>続きを読む

11人いる!(1986年製作の映画)

1.2

史料的な価値のみ。リアルタイムでは名前は知っていたが、ネタはまったく知らなかった(wikiにすら載っているが)。知る必要もない、それだけの作品ということだけど。今回は、そのまま、ネタバレなしの状態で見>>続きを読む

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

2.5

今泉監督初観賞作品。
センシブルで繊細でとてもいい感じだが、総じて、ザツだ。たぶん、一年で三作品も作るのは無理があると思う。
台詞が立ち過ぎている。台詞でストーリーを説明しないで欲しい。シーンが変わる
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源氏物語(1987年製作の映画)

2.0

原作が超有名であるが内容が知られていない。自分も源氏しかわからない。実際見ても、登場人物がまったく誰が誰だかわからない。銀河鉄道の夜みたいに青空文庫でぱらっと見ればわかるような内容ではない。それでも、>>続きを読む

天使のはらわた 赤い淫画(1981年製作の映画)

2.9

石井隆はぶれない。のちの傑作映画を生み出す下積み。この作品はフィギュアなあなたのもとになったのかな。
すべては村木の妄想説。
土屋名美と女子高生の自慰には誰も登場しないのに、村木の自慰には土屋名美が登
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銀河鉄道の夜(1985年製作の映画)

4.5

原作が誰もが知っている有名な作品をどう映画化するのだろう。子どものころに読んだような記憶はあるがまったく忘れていた。覚えているのは登場人物の名前だけ。青空文庫でちらっと読んでみると、やや、気になるとこ>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.3

後半の怒涛の伏線の回収はすばらしい。こんな方法があるんだと、目を見張るほどだ。それだけに、前半の凡庸なコメディタッチは残念な気がする。おそらく、R18を避けたのだろうと思う。アメリカにも悪質なヤリサー>>続きを読む

サイボーグ009 超銀河伝説(1980年製作の映画)

1.0

限りなく、宇宙戦艦ヤマト、その他のまるパクリにしか見えない。ストーリーも行き当たりばったり。009と003って、ああいう仲なのか。最後まで見るのが辛い作品。キャラはいいのでオリジナルの作品を期待する。

天使のはらわた 赤い教室(1979年製作の映画)

3.9

脚本が石井隆、曽根中生の名義になっている。他の評価でその経緯を詳細に記述してくれたので興味深く読ませてもらった。おそらく、石井隆が脚本を書き、それに曽根中生が手を入れたのだろう。まだ、石井隆に自信はな>>続きを読む

火の鳥2772 愛のコスモゾーン(1980年製作の映画)

1.2

内容そのものよりもデフォルメされた描写を長時間見続けるのはつらい。たぶん、デザイン上のことではなく、いかに、アニメを省力化して製作するかという目的でなされていると思う。たとえば、サイコロの宇宙人。サイ>>続きを読む

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

4.0

傑作である。傑作には意図した傑作と意図せざる傑作というのがあるように思う。キル・ビル1に関しては後者の割合が高いのかもしれない。監督の特徴かどうかわからないがかなり複雑で目まぐるしいカット割りはそれな>>続きを読む

「エロ事師たち」より 人類学入門(1966年製作の映画)

1.6

エロはまったく出てこない。エロの仕事に携わる人々の話である。いわゆる、お仕事フィクションだ。映画で言えば、おくりびと、舟を編む、あたりが似ている。そのお仕事だけを描写したなら、ドキュメンタリになってし>>続きを読む

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.5

原題はnever rarely sometimes alwaysである。「ない、まれに、時々、いつも」で、たしか、中絶する前に医師が主人公に質問した言葉だったような。たぶん、望まぬ妊娠というのが、女性>>続きを読む

超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか(1984年製作の映画)

1.2

最後まで我慢して見たと思うが、まったく、頭に入らない。そもそも、なんでスペースコロニーみたいなところにアイドルがいるのだろう。おそらく、それは、逆の発想なのだ。アイドルの世界があって、実は、それがスペ>>続きを読む