べろんちょさんの映画レビュー・感想・評価

べろんちょ

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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.9

うわーん、徐々に心を許してくれるフランシスがもう賢すぎて、ラブリーすぎて、たまらーん!

一応ジャンルとしてはフェミニズムだったり多様性だったりだと思うんだけど、全然押し付けがましくない。
しかもちゃ
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ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

3.4

尺八響くサウンドトラック、突然のレトロジャパニーズサスペンスみたいな空気感に、おぉ?
金田一耕助出てくるかと思ったわ。
何? 流行ってた?
それなら別にいーけどさ。

やっぱこの時代のモダン建築の内装
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.7

淡々と奇妙。
特別優しいわけではないけど、かといって冷たいわけでもなく、たまに不思議な間を生み出す、あんまり笑わない人々。
ヨルゴス・ランティモスの作品にもこういうムードあるけど、これってギリシャ人の
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.7

なるほど、日本の作品でこのレベルのVFXは確かに見たことない!
飛び散る水飛沫なんて、もう本物にしか見えないもんね。
ハリウッドに比べたらきっとお小遣い程度の予算だろうに、よく頑張ったなぁ。
VFX製
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ヒプノシス/催眠(2020年製作の映画)

3.3

恐らく低予算かね。
インディペンデンスっぽいんだよね、なんか。
ちょいちょいチープな部分が垣間見えるけど、そんな映像をあえてフィルムっぽくざらつかせてるあたり、低予算に対する懸命の抗いを感じるのは、考
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.3

うん、よかったね!
子どもたちはとっても強く立派に育っているね!
以上!
あれ? 他になんかあったっけ?
なんつって。

もうこの作品に関しては、数々のツッコミどころをとりあえず思いきりスルーしながら
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MAMA(2013年製作の映画)

3.4

へぇー、ジェシカ・チャスティンって髪型とメイクでこんなに雰囲気変わるんだね。
いつも知的でスタイリッシュな役が多いから、意外。
イケるじゃん、パンキッシュ・ジェシカ。

デル・トロ先生が関わっているだ
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星の旅人たち(2010年製作の映画)

3.8

一発目のお宿、あれはもはや収容施設だよー。
えぇ、この長旅、こんな宿しかないの? と思ったら心折れちゃいそう。
これならもう野宿の方が気楽でいいかもしんない。
さばけた女将がせめてもの救いだな。

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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.5

へぇー、エルヴィスの音楽はブラックミュージックがルーツだったのか。
全然知らなんだ。
無知ですまん。
そりゃ、この時代に白人がそれをやったら衝撃的だし、あの色男っぷり、人気も出るはずだわ。

すごいな
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.2

ほー、なるほど。
これはなんとまあ明るくない青春ボーイ・ミーツ・ガール。

主人公、カオルのバックボーンが可哀想すぎるよ。
夏が舞台なのに、うっする寒気を感じるような温度の低さ。
バックボーンだけじゃ
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ハロウィン・キラー!(2023年製作の映画)

3.6

若ママ、めっちゃスクールカースト上位者じゃん!
強っ、そして性格きっつー。
オトンは……、うん、こんな感じでよく大学行けたね、よかったね。
アメリカ版“不適切にもほどがある”的演出、オモローです。
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.6

おい!
プライムビデオ開くたびにやたらと勧めてくるから観てみたら、コレかよ!
超絶鬱映画やないかい!
コラッ!

いや、純粋に、純粋に気になるんよ。
こういう時の犯行グループの女性って、捕虜になってし
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

3.8

マルセル可愛いよー、ひたすらに可愛いよー!
ゲロまで可愛いってどういうこと?
でもそれだけじゃなかったよー。
マルセルの生き方、暮らし方に、めちゃくちゃ色々詰まっていたよー!

っていうかマルセル、君
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この世界に残されて(2019年製作の映画)

3.9

この年頃の女子は、ものの一年もあればグッと大人びてくるものなのですよ。
それが家族愛に近い感情なのか、恋かも分からないままに。
アルドとクララの関係性が綱渡りすぎて、冷や汗かくわ。

ソ連怖いよー、生
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トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

3.9

今のガザってまさにこんな感じじゃないんかい?
この世の地獄。

ジュリアン姐さん、まさかのあっという間の途中退場。
もうこの時点で、色々と思っていた展開と違うんよ。
わんこもニャンコもいっぱいだー!
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.7

TPOには合わないかもしれんが、そのカーディガンは可愛いよ。
なんならヴィンテージショップで、そこそこの値段がつきそうな代物やで。

娘から搾取することが当たり前の母親、もちろんそんな母親が選ぶ男なん
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

これぞ、青春の有り余るエネルギーの正しい使い方!
爆発する感情と音楽、そうか、ジャズってこういうことか。

キャラクターも性格もバラバラだけど、それぞれを認め合いながら成長していく関係性、最高だな!
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

3.7

韓国版が配信されるにはまだ時間がかかりそうだから、その前に予習じゃ。

うわー、友情の描き方の密度が濃いなぁ!
女同士の友情って、結構な確率でちょっぴりライバル的関係も含んでいたりするよねー。
まあそ
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.7

すげー今更観ちゃった。

性愛描写が思ったより露骨!
こんなお話だったのね。
もっとふんわりしたものかと思っていたから、初っ端からワォ! だったよ。
大人向けダークファンタジーとして、やってみたいこと
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.7

不死身、金、北の大地ときたら、ゴールデンカムイ?
ノンノン、SISUだよ!

そんな水中での酸素の補給方法があったんだね。
日々の暮らしには全然役立たなそうだけど、いざという時のために覚えとこ。
そん
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.6

変な映画ー!

何となく不快感を覚える瞬間とか、親しくない人は大体同じ顔に見えちゃうとか、人気のない場所での独り歩きの怖さとか、まあ結構身に覚えのあることばかりなんだけど、それがこんな表現になっちゃう
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.5

結局全部アイツのせいやんか。
周りがこれだけ不幸に陥っても、まだギリギリまで自分のこと守ろうとしてたしね。
もう呪われる宿命を自ら招いているとしか思えん。

そこまでグロさはないけれど、公衆の面前で出
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

皮肉たっぷりなのにおしゃれー!

可哀想なステレオタイプ的な何かに救いを求める一般市民たちの浅はかさをがっつり抉ってくるし、売れるなら結局なんでもいいエージェントは無責任だし、トレンドに乗っかっている
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.5

おぅ……、このチタタプはあの子なのですか?
初っ端からやべぇじゃん。

キリスト的外見に悪魔的声色の父ちゃん、敬虔なクリスチャンらしいけれど、フツーに息子に嘘つかせようとしたり、言っていることとやって
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.8

世界観を崩すことなく、よーけみなさん頑張りました!
この物語の中で、戦場シーンがきちんと作り込まれていたこと、何よりよかったー。

原作ファンが多い作品は、やっぱりどーしても実写化のハードルがぐんと上
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見えざる手のある風景(2023年製作の映画)

3.6

クロエの兄ちゃん、苦手だわ〜。
身近にいて欲しくないよね、こういうタイプ。

もうこれはアレですよね?
経済的格差とか搾取とか文化の盗用とかジェンダーとかそういうヤツ、そのまんまでよろしいんですよね?
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ジュリアン(2017年製作の映画)

3.8

ひょえー、こっわ。
裁判官は提出された資料や証言で判断するから、なんとも言えないけどさー。
え? もうちょっとどーにかならんもんなの? マジで。
そっかぁ、これが共同親権の怖さかぁ。

BGMもなく淡
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アニー・イン・ザ・ターミナル(2018年製作の映画)

3.1

煌びやかなネオン輝くキッチュでSFチックなロンドン、セクシーでキュートなマーゴット・ロビー、特殊メイクすげーマイク・マイヤーズ、笑顔が素敵なサイモン・ペッグ。
これだけの要素が揃っていたのに、なんだろ
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クローブヒッチ・キラー(2018年製作の映画)

3.6

ボーイ・ミーツ・ガール風味なサイコスリラー。
主人公タイラーの友人が敬虔なクリスチャンすぎてめんどくせー!

マジで一見理想的な父親からのギャップがやばいな。
でもサイコパスって外面はよく、魅力的な人
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レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.8

マイキーよ、君は己がゴミクズである自覚を持ちたまえ、お願いだから。
テキサスの片田舎で、グレーゾーンな暮らしでなんとか生きている人たちの前で、クソほどでもない過去の武勇伝なんか話さないでくれ。
見てる
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

久々にパンフレット買っちまった。
どーしても、この素晴らしいなんてもんじゃない衣装と美術を、見たい時にいつでも見られる状態にしておきたくて。
部屋に飾れる特大サイズの写真集、出してくんねーかな?

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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

3.3

意義がある!
この思いを映像として残すということには、ものすごく意義がある!
だってこれは監督が作家として伝えたいこと、そのものなんだもの。
しかもそれはニュースやテレビじゃ絶対こんなに直接的に教えて
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Mirror 鏡の中(2003年製作の映画)

3.1

お、SONYのWALK MAN!
そーだよー、この頃はまだ日本の音楽家電は世界の最先端だったのだよー。

少し昔のジャパニーズホラー的な雰囲気たっぷり。
暗いシーンのフィルムのざらつきが、なんだか懐か
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.7

おっと、なんだか思ってた展開とちゃう!
えー、そーなるんだ。
思わず、うぉっ? って声出ちゃったよ。

カイア、あんな暮らしなのに綺麗すぎるんじゃ。
ファッションもいっつも可愛いし。
何、あの寝る時の
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

死に方を考えることは、生き方を考えることなんだね。

やむを得ず持たざる者になることと、自ら進んで持たざる者になること、そこにはやっぱり大きな隔たりがあるわけで。
でも必ずどこかに己の選択があったはず
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.8

わぉ、若ブシェミ可愛っ!
ずっと好きな役者さんだけれど、可愛いと思ったのは初めてやー。

あの頃の『カッコいい』が詰まりまくってんな。
いいなぁ、お揃いのスーツで集団闊歩したい。
基本的には会話劇だか
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