シトリンさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

シトリン

シトリン

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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.0

森田剛以外にこういう役ハマる人いない。
「お母さん〜麦茶もってきて〜」は
森田剛以外の声では絶対再生されないくらいのインパクト。

この映画の始まりはまず不思議だった。
ムロツヨシがカフェ店員に想いを
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春画先生(2023年製作の映画)

2.9

とてもムズムズする官能的映画だった。

主人公とヒロインは惹かれ合っていても春画を挟んだ男女関係。
主人公が女との関係を暫く絶っているため、肉体が重なる時が来るのか…
最後にその快楽を観てる側にも与え
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老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

3.5

あんまりコメディ観ないんだけど、面白かった。

草笛光子って何であんなにしっかりしてるんだろう…本当に驚かされる。
天海祐希はこのような人物は得意とする役柄だ。

寂しい話だけど、亡くなる前からすでに
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.0

ジャケット写真に惹かれて話も面白くて
2度観たことある。

ぶっ飛んでる2人とその周りの話。

マモルがあまりにもナチュラルクズ。
体調不良だと呼び出し食事作らせてパッパと帰らせるけど、普通のカップル
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.8

観ようと思っていてなかなか観れなかった映画。ズッシリ重みがありそうだったので。

最初長く感じたけど、やっぱり空気感が「悪人」「怒り」の監督だなとしみじみ思った。

10歳の少女と19歳の大学生。
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.0

前に観た時は趣里が苦手で途中脱落。
思い出して再度鑑賞。

ヒステリックな姿がどうにもいい気分では無かったけど、仲里依紗出てきてからやっと面白くなった。

生きていて疲れる。
自分に経験がないから主人
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海月姫(2014年製作の映画)

3.0

キャスティングがドラマより何倍もいい。
映画だから豪華なのは当たり前かもしれないが、こういう役をやらせたらやっぱりのんしかいないよなと言うのが最初の感想。

ベストシーンは菅田将暉が初めて尼〜ずと鍋す
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悪夢探偵(2006年製作の映画)

2.5

ああいやだ…いやだいやだ…

当時映画館で観た。
キャストに惹かれたと言う理由だけで観たので、スクリーンで観る血しぶきや刃物の音はえらい怖かった。
邦画(特にホラー)って台詞の声は小さいのになんであん
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私の男(2013年製作の映画)

1.9

この親子関係を美しいと言える人が凄い。

観る人を選ぶってレベルではない。
芸術として観る努力をしても終始嫌悪感しかない。人間の理性とか本能が働くんだなと思った。

異常な親子関係を醸し出す雰囲気は絶
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.0

この頃の映画は良かったなぁと改めてレビュー。

一子の始まりはなんとなく…のカタマリ。 

妹と喧嘩しなんとなく居づらくて
なんとなく近所のコンビニで働くことにして
なんとなくバナナを買いにくる客が気
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

2.5

2017年、キネ旬1位の映画。

日雇い族と1人のナースの話。
東京の華々しい世界とは程遠く、都会の片隅でもがく人物たちの物語。

雰囲気はとても良い映画だけど、いまいち薄い。
自分の理解不足なのかも
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.5

言わずもがなだけど、当時カンヌ映画祭パルムドール受賞でたいへん話題になった作品。
後に半地下の家族や岬の兄妹という犯罪に触れる貧困層の湿気たっぷりの映画がブームとなったように思う。

家族とつくタイト
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バックダンサーズ!(2006年製作の映画)

3.0

学生の頃友達に誘われて観に行った。
役者が本業じゃない人が殆どだけど、当時では豪華なメンバーでエンタメ感たっぷり。
田中圭がまだ若かった。

ストーリーは単純。
ダンスが好きな女の子たちの夢物語。
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

1.9

内容がメインビジュアルの写真に負けてる。
もっと面白いかと思ったら冒頭の流れだけであとはグダグダしてた。

デリヘル嬢たちの人間模様を中心に色々あるわけだけどメリハリがなくつまらない話をずっと見せられ
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ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

3.0

当時、沢尻エリカ観たさだけで食いついた映画。

蜷川実花は好みではないが映像は確かに綺麗だしキャストも豪華。
特に大森南朋と鈴木杏のコンビが好き。

女性監督のファッション感覚のエロ映画と言う感じ。
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ふがいない僕は空を見た(2012年製作の映画)

3.0

昔ちょこっと観たことあったけど
改めて見直したらR18だったんだと
ちょっと驚いた。

高校生と主婦がコスプレと性行為に明け暮れる物語だが、高校生の母親は助産婦、主婦は不妊、性と命についてを描いている
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

凶悪に続きどす黒い白石ワールド。

阿部サダヲを初めて見た時はまだ売れてない頃の不気味なストーカーで気持ち悪い役だったので、これは合うだろうと思った。

最初の拷問シーンはさすがに直視するのは厳しかっ
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二重生活(2016年製作の映画)

3.8

ほぼ期待薄めに観たら結構面白かった作品。

尾行を論文になんてだいぶ外れたと言うか個性的なテーマだと思うけど、尾行する主人公(門脇)の目線で展開していくのでちょっと大丈夫か?ってドキドキ感覚を味わえて
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ストロベリーショートケイクス(2006年製作の映画)

3.2

去年村杉蝉之介が捕まってこの映画に出ていたことを思い出して久しぶりに。
タイトルは可愛いのにR15指定の映画。

「最悪な出来事を乗り越えられたあたしには、なんだってできるような気がしたんだよ」

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冷静と情熱のあいだ(2001年製作の映画)

3.5

子どもの頃公開した映画でこの歳になってやっと観た。
イタリアの綺麗な街並み、大人の恋愛、芸術的でスローテンポで流れていくストーリー。
当時映画館で観た人は心奪われたんだろうなと思った。

結論、王道の
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恋の罪(2011年製作の映画)

3.0

言葉なんか覚えるんじゃ無かった
日本語とほんの少しの外国語を覚えたおかげで 僕はあなたの涙のなかに立ちどまる

昔、冷たい熱帯魚を観る前にこっちを先に観て衝撃だった。
エログロを芸術的にした映画だとも
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共喰い(2013年製作の映画)

1.9

とにかく湿気でカビだらけになった家にいるような気持ち悪い映画だった。
どこにも気持ちを置けない。
ようやく、ラストの田中裕子でどうにか気持ちを置けた気がする。
この映画を観てからは光石さん観るたびに思
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波紋(2023年製作の映画)

3.9

ちょっと個性的な名脇役のキャスト勢揃いで
安定感抜群の映画。
名脇役たちの力は凄いと思った。

ストーリーは新興宗教にハマる妻がベース。
そこに色々な出来事が起こる。

リビングに大量に置かれた緑命水
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

2.8

評価高めだけど、期待ほどではなかった。
ドラマ以上映画未満という内容。

登場人物全員が自分の感情むき出しにせず抑えていてテンポ良くない、それが143分もある。
途中ダレてしまった。
まぁアンダーカレ
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

この映画は面白いか面白くないかではなく、感じるか感じないかだと思った。

カップルでじゃれ合ってるシーンも可愛くってつい綻んじゃったけど、どこか哀愁漂う雰囲気なのがグッと心掴まれる。

これは池松壮亮
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闇金ウシジマくん Part2(2014年製作の映画)

4.0

当時観て久しぶりに鑑賞。
やっぱりヤンキー達よりホストのストーリーの方が好き。
窪田正孝が泣きながら焼き鳥焼いてるラストがたまらない…

このpart2が1番キャスト豪華だと思う。

トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

4.5

以前観た感想。

何気ない普通の家族にそれぞれ隠し事があり崩壊していくも再生に向かう話。

ちょうどリーマンショックや派遣村の頃なので照らし合わせると結構リアルな設定。

秘密にするのはやっぱり家族が
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

やっと観た。

暴力に治療と言う暴力を加え洗脳を解くと言う暴力を重ねる。
結局変わらないんだなと思った。

アレックスはとても15歳とは思えない。
非行?不良?根っからの悪だけどどこか憎めなかった。
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アレックス(2002年製作の映画)

2.3

だいぶ前に観た感想

当時衝撃作として話題となり、カンヌ映画祭で途中退席者続出、大ブーイングが起きたという問題作。

問題となったのは9分間の暴行シーン。
普通の感覚なら全員が目を背けたい場面。

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火口のふたり(2019年製作の映画)

3.0

2019年キネ旬ベストテン1位

基本、セックスがひたすら物語のメインだと飽きるのでこの手の映画はいつ脱落してもおかしくないと思っていたけど、グダグダしながらも観れてしまった。

想像通りよくある脱ぎ
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海を感じる時(2014年製作の映画)

1.9

だいぶ前に観た感想。

これ程好かない映画は初めてだった。
女の体に興味があるだけの男に体をひたすら捧げ続ける女の姿がただただ痛々しい。
あれほど捧げてた女が後半は別の人に捧げると今度は男が妬き始める
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悪人(2010年製作の映画)

4.0

以前観た感想。

マッチングアプリで知り合って殺人事件となったニュースを見て真っ先にこの映画を思い出したのはつい最近のこと。

悪人とは?を考える作品。

祐一は佳乃を殺めた。
佳乃は祐一を侮辱しやっ
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スイートリトルライズ(2010年製作の映画)

2.9

ストロベリーショートケイクス監督作品。
以前観た感想。

W不倫をしていながらサラッとしている。
観ている間は薄まったレモン水を飲まされているような感覚になる。

瑠璃子(中谷)は例えるとフランス料理
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半世界(2018年製作の映画)

4.0

描いた人生になってるか?

脚本も芝居もとにかく素晴らしい。
オリジナル脚本の良さが溢れている。

稲垣吾郎は上品にワインを飲んでるのが勝手なイメージだけど、本作では少々くたびれた炭焼き職人の中年男。
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闇の子供たち(2008年製作の映画)

3.8

撮影はかなり大変だったのだろうと想像が止まらなかった作品。

人身売買、臓器になるか性産業の犠牲となるか。
太った外国人が男の子買う場面や行為シーンはとにかくエグい。
以前読んだ記事には子供たちが撮影
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海炭市叙景(2010年製作の映画)

3.8

佐藤泰志原作映画化第一弾。

函館三部作のうちの他2作、その他3作と比べても1番地味でお堅い映画である。

オムニバス形式だからダレることもないけど、とにかく終始暗い、画面から漂う暗さと寒そうな風景が
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