朝田さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

朝田

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シャイニング(1980年製作の映画)

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久しぶりに見直す。キューブリックの中でもトップクラスに好き。細部まで緻密に構築された画面に惚れ惚れする。

マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)

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ちょっとした不穏な要素を積み重ねて、違和感を抱かせていくのが巧い。主人公の虚実が曖昧になっていく感覚を凄まじい編集で観客に共有させる。

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.4

これぞって感じの王道アメリカ映画。傑作。あまりにも有名な実話を途切れる事のないセリフの応酬、達者な役者のアンサンブル、軽快な編集のリズムによってきちんと娯楽映画として面白く仕上げるベンアフレックの監督>>続きを読む

ダークグラス(2021年製作の映画)

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殺人犯が登場した瞬間にしっかりと効果音を響かせる外連味ある音使いや、主人公と少年が逃げる場面のライティングの異常さなどアルジェントらしい演出や画作りは全開でそこを見る分には楽しめる。ただサスペンスとし>>続きを読む

ゴースト・オブ・マーズ(2001年製作の映画)

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死ぬほど面白いSFサバイバルアクション。仲間が次々に殺されていっても主人公がとにかく機転を利かせて行動していくので、全編湿っぽくならない上に語りの勢いが停滞しないのが素晴らしい。ラストカットの切れ味は>>続きを読む

メリーに首ったけ(1998年製作の映画)

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ファレリー兄弟による最高のコメディ。下品で不謹慎なギャグをとことん詰め込んでいて爽快。エンドクレジットは多幸感に満ちていてとにかく楽しい。

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.0

ウェルメイドに作られた良作。話の展開自体は極めて王道だけれど、それぞれのキャラクターの特性を巧く活かしたアクションの見せ方、ユーモアのあるセリフのやり取りで最後まで楽しく見れる。

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

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王道アメリカンコメディであり、リンクレイターの作品の中で一番純粋に見ていて楽しい映画だと思う。ジャック・ブラックのベストアクト。

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

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ニコラスケイジの過去作へのオマージュや小ネタは笑えるが、バディ物のアクションとして見るとテンポが悪く、アクション自体もそれほど工夫のある撮り方がされている訳でもないので、本当にファンムービーという感じ>>続きを読む

ゲーム・ナイト(2018年製作の映画)

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画作りからプロットからフィンチャー映画のパロディ満載でやたら面白い。警官役のジェシープレモンズが最高。

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

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90年代のLAを舞台にした刑事映画と言えば「ヒート」だけどこちらも好き。カーティス・ハンソンの職人的な手捌きと役者のアンサンブル。

ザ・シューター/極大射程(2007年製作の映画)

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マジで面白い。フークアの役者の動かし方の巧みさが全編に渡り感じられる痛快なアクション映画。

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

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倦怠夫婦のしょーもない話をスタイリッシュに見せるハッタリ技にしびれる。キューブリックの中で一番好き。

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

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改めて見直したらこんな悲しい話だったっけ…となった。ダイナーの夢のシーンはリンチの演出力が存分に発揮された名シーン。

ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

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シュールでオフビートなギャグ満載だが根底には世界の残酷さを見据えたシビアな視点があり感動させられる。ウェスアンダーソンの作品の良さが詰まった一作。

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

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言わずと知れた名作。ジョナサンデミは何撮らせても本当に巧い。

トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

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キュアロンの名作。長回しと世界観の作り込みが素晴らしい。

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

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久しぶりに見直す。今思うと名作見る習慣出来たのはこの作品がきっかけだった。

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

5.0

期待していたがやはり素晴らしかった。カメラで目の前の現実を撮るという行為に潜んでいる残酷さと悦びを容赦なく描いたスピルバーグにしか撮れない傑作。ホームドラマ、青春映画でありながらしっかりサスペンスフル>>続きを読む

オーディション(2000年製作の映画)

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三池崇史は個人的に好きなやつと苦手なやつがハッキリわかれるが、これはやはり名作だと思う。直接的には何も起こっていない場面に不穏さを醸し出す演出の巧さ。

屋根裏のアーネスト(2023年製作の映画)

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軽快でアメリカンなホラーコメディで楽しかったが、ザ・スイッチやハッピーデスデイと比べるとファミリー向けにしている分、ギャグやホラー演出には物足りなさは感じてしまった。

エイリアン4(1997年製作の映画)

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あんま評価されないが、実はエイリアンシリーズで一番好き。ゴア描写の豊かさは突出している。

ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.1

傑作。いくらでもシリアスで深刻な作品に出来そうな題材をエログロを大量に詰め込んだ悪趣味なエンタメに仕上げてしまう凄み。ヴァーホーヴェンの衰えを知らない手腕に唸らされた。終盤の怒涛の見せ場の畳み掛けが素>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

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堅実に作られたワンアイディア物のスリラー。面白かった。鉄がギシギシと揺れる音や、風の吹く音など音響で不穏さを煽る演出が優れている。

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

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ウィルコラはやはり信頼できる監督。アクションのバリエーションが多彩で楽しいし、過去作同様悪趣味な描写とブラックなギャグが同居していて軽快な語りを貫いているのも非常にアメリカ映画らしくて良い。

ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

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物凄くシンプルな話の中に唐突に差し込まれるクローネンバーグらしいフェティッシュな暴力描写が最高。

ヒート(1995年製作の映画)

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言わずと知れた名作。マイケルマンの美学が炸裂する銃撃戦は何度見ても飽きない。

サイン(2002年製作の映画)

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コメディとsfとホラーを行き来するジャンルを横断した語り口、宇宙人との対決を一切濁さず真正面から撮りきる胆力、そして端から見れば頭がイカれた人間にしか見えないキャラクターに対する優しい視点、シャマラン>>続きを読む

ゾンビ/米国劇場公開版(1978年製作の映画)

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ジャンルの元祖にして最高傑作。やっぱ走んなくても見せ方次第でゾンビは恐いよね。

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

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久しぶりに。やはりジャンル映画にしてはかなり前フリが長い歪な映画なんだけど、全編ずっと緊張感があるのは流石スピルバーグ。サメを直接見せないのが逆にこえー。

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

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何度見てもこの世で一番面白い。血液テストのシーンが最高。

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

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これほど撮影が格好いいホラー映画が他にあるだろうか。禍々しさと騒々しさに満ちた名作中の名作。

ゼイリブ(1988年製作の映画)

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何度見ても最高。映画の好きな終わり方ベスト3に入る。途中のプロレスに長尺を割ける胆力は本当に誰も真似できない。

ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー(2008年製作の映画)

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個人的にデル・トロは頼まれ仕事で撮っている作品の方が好きで、中でもこの作品は傑作だと思う。怪獣映画とラブコメを一作の中で同居させてしまう手腕が素晴らしい。最近の巨匠路線も嫌いじゃないけどこういうのまた>>続きを読む