サクチューンさんの映画レビュー・感想・評価

サクチューン

サクチューン

ドライヴ(2011年製作の映画)

5.0

冷たさの中にある狂気と暴力。



マネー・ショートの時から好きな俳優であるライアン・ゴズリング主演の映画。
※ミーハーで申し訳ないです。

本作は冒頭からすぐに、冷たさ・狂気・暴力を
示唆する匂いが
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

5.0

誰にでもある、頭の中の暴走モードを現実に。


原作綿矢りさ、監督大九明子、主演松岡茉優
でお送りするラブコメディに見せかけた
人によっては心に刺さるリアル。


先日より、人間関係に特化した映画のお
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

5.0

恐らく1度しか出来ない貴重な体験。


本作は96年公開という古い映画ではありますが、
近代の映画ファンにも十分刺さる脚本と演出で
濃密な105分を楽しむことができる作品です。

しかしながら、不朽の
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

5.0

サブカルチャー全部乗せは、スピルバーグのなせる業。

映画やアニメで夢を描き続けてきたスピルバーグ監督の映画です。
※ここで指す映画は、ETやインディジョーンズBTTFのような映画で
 アニメはシュレ
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

人と人との理解を深めるには、本音で会話するしかない。


カンヌ国際映画祭、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞、アカデミー賞
と多くの偉大な映画賞で何かしら受賞した傑作映画で
監督は先日鑑賞した、
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

5.0

すべての雑音を遮断して、ミュージカルに溺れよう!


19世紀の興行師、P・T・バーナムの成功を描く伝記映画。

主人公はミュージカルといえばこの人(人によってはウルヴァリンかもしれない)
ヒュー・ジ
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

5.0

近未来ヤンキーSF。

世界に影響を与えた、漫画家 大友 克洋さんが自身の作品を監督し
映画化したAKIRA。

本作の漫画や映画は多分にフランス語圏の漫画バンドデシネの影響を受けており、メビウスとい
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アス(2019年製作の映画)

3.5

ホラーなのか社会風刺なのか。

ゲットアウトのジョーダンピール監督の映画。

予告からわかる通りドッペルゲンガーに主人公家族が襲われる話。

裕福な家の出身のジョーダンピール監督が、幼少のころ地下鉄の
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.0

映像と音楽の調和、人間と自然の摂理との不調和。

ドライブマイカーの濱口竜介監督の長編映画。

もともとはライブパフォーマンス用の映画だったそうです。
それ故に、自然の映像と音楽との調和がもたらす、映
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ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

3.0

映画鑑賞するということの難しさ。映画鑑賞力を問われる映画。

正直脳みそ焼き切れるような思いで当時鑑賞しました。

昨今、モノローグを多用したり、映像でわかることを演者に口で説明させたり等、何かと映像
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

2.5

モンスターハンターの良さが随所に光る作品…だが

映画版バイオハザードのミラジョボビッチとポール・W・Sアンダーソン夫妻によるモンスターハンターの実写映画。
※今回はここがポイント

劇場で鑑賞した人
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最強のふたり(2011年製作の映画)

5.0

人の美しさ、自然の美しさ。

人は家族であろうと、すべからく違う人間であるとを、
幼少のころエヴァンゲリオンの攻略本で学んだのですが、
まさに『違う人間であることを楽もう!』と勇気をくれる映画です。
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

2.5

鑑賞の仕方によって、見え方が違う作品。

本作はファンが待ちに待った、TVアニメガンダムSEEDのその後の映画になります。

私の感想といたしましてはタイトルにあるように、
鑑賞する人の鑑賞の仕方で、
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0

音のない世界と歌と言葉と。

私は歌ものに弱くすぐ泣いてしまうのですが、今回ももれなく泣いてしました。

音の聞こえない家族の中で、一人音の聞こえる主人公の物語。

音の無い世界と、音の有る世界を映像
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

5.0

音楽映画を鑑賞するということ。

本作はコミックスが原作の映画です。
私は原作を『読んでいる』ので、事の顛末は知った状態で鑑賞しました。

そうなってくると次の鑑賞を楽しむポイントになるのは、映画内に
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シティーハンター(2024年製作の映画)

5.0

正直、泣きました。

Netflixにはいろいろとオリジナル映画があります。
マイケル・ベイ監督の6アンダーグラウンド
クリス・ヘムワーズ主演のタイラー・レイク などなど。
これらを鑑賞したとき、やは
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

5.0

語る内容が無い、これがジョンウィック(笑)

キアヌによる、スタイリッシュガンフー復讐劇。

この上の文だけで、上映時間を走り切るすごい映画です。

2時間没頭できることなんて、このご時世なかなか無い
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天気の子(2019年製作の映画)

3.6

映像の美しさは流石の新海監督のお仕事だと思いました。
とても綺麗な映像と共に進む美しい映画です。

ストーリーはボーイミーツガール物のファンタジー。
ストーリーにおける個人的な感想としては、主人公の中
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

5.0

3時間ノンストップで、勢いのまま金、女、薬が動き回る大作。

人の心を如何に掴み、株を買ってもらえるか?というところがこの主人公の売り。
※詐欺ですが

人との交渉(会話)の勉強となる部分が多い作品だ
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

5.0

不朽の名作映画で、いつ鑑賞しても自身の価値観を揺るがしてくる作品。

鑑賞中に、映像作品としての爽快感と文学的(という言葉を使って伝わるのか不安ですが…)な不快・不安感を感じます。

前述に記載した二
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.3

今思えばジョン・ウィック最終章であるコンセクエンスへの繋ぎの映画。

ただ、ジョン・ウィックにはストーリーはあまり求めていないので、問題なし!

ガン・フーを楽しむ映画、如何にジョン・ウィックがカッコ
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

5.0

音ハメの爽快感。文句なし!!

映像の派手さはワイルドスピードには及びませんが、音ハメによる爽快感が群を抜いています
勝手な想像ではありますが、予算はそんなにかかっていないような気がします。

しかし
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.8

庵野節炸裂のゴジラ。

ストーリーに絡んでくるキャラクターはエヴァンゲリオンのキャラクターにそっくりなムーブをするのがとても面白いです。
※私がエヴァンゲリオンど真ん中世代であるため特にそのように感じ
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.5

この映画に関して、規模感ストーリー感共によかったのですが、ゴジラVSコングを鑑賞したことの無かった私としては、やはりキングオブモンスターズに軍配が上がる出来だったと思います。
※私の場合の話ですので、
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.5

幾度となくハリウッド版ゴジラを作成されては残念な気持ちになるハリウッド版ゴジラですが、今回はものが違う!

最新の映像技術をぶっ込んで、ゴジラ大好き監督が、日本人が見たかったゴジラ怪獣大決戦を映像化し
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

久々レビューを書きはじめたので、パート2と前後してしまいました。

パート2側にも書いておりますが、現代まで続くSF超大作(スターウォーズ等々)の下敷きとなっているのは間違いない傑作。

しかしながら
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

5.0

アクション映画は、とことん勢いと思考力を奪って没入させるのがいいと自分は考えているのですが、本作はまさにそれ。

キャラククターの関係性、ストーリーの肝を追えてなくても全然OK!

勢いに任せて鑑賞し
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

007をファッショナブルにして、表現を過激にしたスパイ物。

スパイもの特有のギミックや戦闘はものすごくポップに行われるのに、ダメージ表現だけ少し痛々しい。
※スプラトゥーンのような武器を使って、ダメ
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

痛々しく、不快感、嫌悪感が多めの映画。

個人的にはその部分が楽しめなかったので、そのほか映画の内容にテーマがないか?や、人として得られるものを探したんですが、私的には無く、鑑賞時心のピントが合いませ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.8

アカデミー賞の視覚効果賞を受賞した作品。
日本という映画に対してお金をかけにくい土壌で視覚効果賞を受賞するのは本当に快挙だと思います。

ゴジラということもあり、大きな画面で鑑賞することをお薦めします
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

新海監督の災害をテーマにした映画3作目。
本作は、ご存知の通り3.11をファンタジーの方法で描いている作品になります。
私は震災の当事者ではありませんので、遠巻きに入ってくる情報だけで震災当時は過ごし
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.0

いつもコナンの映画を見て思うのが、コナンのような映像展開を日本映画として実写で実現できないかな?ということ
誤解されがちなのが、コナンを実写化するのではなく、劇場版コナン規模の事件を映画化してほしいと
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

あらゆるスペースオペラ系SFの下敷き(根っこ)となった傑作を最新の映像技術で表現した映画のパート2。

ストーリーの詳細に関しては見てからのお楽しみだと思いますので、言及することはありません。
しかし
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変な家(2024年製作の映画)

1.0

この作品は…評価難しいです…
私は原作を知らず友人に誘われ鑑賞しました。
映画のジャンルは『サスペンス』『ミステリー』という触れ込みで鑑賞しました。
しかしながら、映画の演出面およびストーリーはどちら
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

5.0

やはり、男のバディものは最高だという再認識する良い映画。
私は運良くリアルタイムで映画館で見ることができました。
もし、ご自宅にプロジェクターがある方は是非そちらで鑑賞する事をお勧めいたします。
また
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.5

ホン・ギョンビョ撮影監督が参加している日本の有名な小説の映画。
ホン・ギョンビョ撮影監督はパラサイト半地下にも参加されている撮影監督です。
映画の尺としては2時間半と少し長めではありますが、内容やセリ
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