はるさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ナバロンの要塞(1961年製作の映画)

3.9

難攻不落のナバロンの要塞に忍び込み、ドイツ軍の大砲を爆破するというミッションに選ばれたのはグレゴリー・ペックら6人の精鋭。
アリステア・マクリーンの同名小説を原作とする戦争映画です。

冒頭でミッショ
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こいつで、今夜もイート・イット アル・ヤンコビック物語(2022年製作の映画)

3.8

またひとつダニエル・ラドクリフの面白いやつを見つけました✌️ パロディ音楽の第一人者アル・ヤンコビックの物語。
この人物の事は知らなかったけど、なにせパロってるのがMTV時代の超有名曲だから、当時を知
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

赤ん坊を誘拐した野々宮希和子の母性に圧倒されました。

恵理菜が誘拐されずに両親の元で育ったとしても、幸せになれたかどうか疑問が残ります。
あの産みの母が土壇場で「この子はまだご飯を食べていないんです
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八つ墓村(1996年製作の映画)

3.5

スケキヨがいないと思ったら、そっちは『犬神家の一族』だった💦
見ているうちにだんだん思い出したけど、このシリーズって映画もドラマもいっぱいあるし、金田一耕助を゙演じた役者も大勢いて記憶がごちゃごちゃに
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戦場にかける橋(1957年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

敵同士でありながらもどこか似ている斎藤大佐とニコルソン大佐。
だんだん友情のようなものが見えてきて、敵軍と捕虜という関係を忘れてしまいそうになりました。連合軍の兵士たちに誇りを取り戻させ、西欧の技術を
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波紋(2023年製作の映画)

3.4

新興宗教にのめり込む経緯はお気の毒ではあるけど、そこまで我慢する必要なくない?
それ以前からちょっとおかしな所があったし、家族も家族だ。
『カモメ食堂』や『彼らが本気で編むときは、』は好きだけどこれは
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男はつらいよ 柴又慕情(1972年製作の映画)

3.5

シリーズ9作目、マドンナは吉永小百合

旅先の金沢で出会った三人娘と行動を共にしていました。「バター」がウケて嬉しそうな寅さんがかわいいかった。
大笑いのツボがちょっとよくわからなかったけど、「箸が転
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シコふんじゃった。(1991年製作の映画)

3.5

みんな若い!
この頃の大学生のノリも知ってるし、スポ根ものは嫌いじゃないので一定の満足感はありました。
モッくんは日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞をとっていますが、私としては正子(マサオ)を演じた梅
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不思議の国の数学者(2022年製作の映画)

4.0

脱北した天才数学者と名門校に通う高校生の交流を描いたヒューマンドラマでした。
韓国の厳しい受験戦争をのぞかせつつも、特別な絆を深めるふたりには晴れ晴れとした気持ちにさせられました。

上位1%が集まる
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撮影/鏑木真一(2024年製作の映画)

3.8

人気俳優陣とWOWOWがタッグを組むショート・フィルムプロジェクト、シリーズ4回目の#2
監督は仲里依紗、主演ロバート秋山

これは面白かった。秋山竜次は週刊誌のカメラマン役。ほとんど喋らない20分ほ
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ハルモニア(2024年製作の映画)

3.0

人気俳優陣とWOWOWがタッグを組むショート・フィルムプロジェクト、シリーズ4回目の#1
監督は千葉雄大。

仲良さそうな4人でしたが、大事なことは隠してる。どんな関係なんだろう?ショートなのでそこま
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.3

デ・ニーロの狂気がすごいと評判の作品、初めて見ました。

この人いつキレるんだろう?とドキドキしつつも中々キレない。それどころかちゃんと我慢が出来るまともな人だったのが意外でした。
あのデートから状況
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ファイナル・インパクト(2022年製作の映画)

3.8

『ディープインパクト』のパクりかとナメてかかっていましたが、かなり手に汗握り心拍数上がる、ロシア産SFパニックサスペンスでした。

流星群の天体ショーを楽しみに待つウラジオストクの人々。でも流星群の幅
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セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.7

はじめてのモンゴル作品。
草原や遊牧民のイメージとはかけ離れた都心部の暮らしぶりや、現地のアダルトショップの接客が新鮮でした。

首都ウランバートルに住むサロールは原子力工学科に通う地味めの女子大学生
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.8

最初の37分を我慢してちゃんと見れた人の勝ち。
もうこれしか言えないよね。絶対にネタバレなしで見るべき作品。久しぶりに見たけどやっぱり楽しかったです。
なぜか私まで達成感を味わえてしまうという、満足度
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エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事(1993年製作の映画)

3.5

19世紀後半、ニューヨークの社交界を舞台に繰り広げられるラブ・ストーリー。
といっても主人公のニューランドには婚約者がいるし、お相手の女性エレンは既婚者。これのどこが「汚れなき情事」?という疑問を持っ
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ロストケア(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

認知症の高齢者とその家族を救ったと主張する斯波(松山ケンイチ)と、安全地帯から検事の立場で意見をいう大友(長澤まさみ)のふたりのやり取りはものすごい緊張感がありました。

実際に、斯波には助けられたと
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.4

悪魔祓いとかは全く興味ないんだけど、肉体派ラッセルクロウが神父という設定が面白そうで、配信を待っていました。

大きな身体でスクーターに乗ってる姿が可愛くてしょうがない。
お姉ちゃんの四足歩行も、昔見
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.7

アカデミー脚色賞おめでとうございます👏👏👏

迎合した作品を書いてみたら、思いがけずベストセラーになり映画化される事に。戸惑う作家のコメディでした。
ジャケ写のデザインもテーマを上手く表していますね。
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.0

もう一度見たいと思っていました。
アメリカがソ連に核攻撃を仕掛けるという、スタンリー・キューブリック監督のとんでもないブラックコメディです。
「このような事は絶対に起こらないと合衆国空軍は保証する」と
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

エマ・ストーンの幼児っぷりがうまい!あのよちよち歩きには感心しました。好奇心だけで行動するベラにもう釘付けでした。そういえば子どもって残虐な一面も持ってるもんね。
身体は大人の女だから精神が成長する前
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男はつらいよ 噂の寅次郎(1978年製作の映画)

3.7

シリーズ22作目。
オープニングの寅さんの夢は時代劇でした。地蔵の化身の寅次郎が悪い商人タコ兵衛から百姓を助けていました。
マドンナは、「少し愛して、なが~く愛して」の大原麗子。サントリーのcmより少
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男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け(1976年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ17作目。
オープニングの寅さんの夢は前年に公開された『ジョーズ』のパロディでした。よっぽど話題に上っていたんでしょうね。
マドンナの太地喜和子は龍野の芸者「ぼたん」として、苦労を抱えながらも
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プレイス・イン・ザ・ハート(1984年製作の映画)

4.0

1930年代のテキサス。夫を亡くし二人の子どもを抱えて奮闘する女性の物語でした。

監督・脚本のロバート・ベントンは『クレイマー、クレイマー』を手掛けた方。
社会的弱者が手を取り合って女性の自立を助け
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雨あがる(1999年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

剣の腕前は抜群だけど欲がなく人の良い性格が仇となり、宮仕えが出来ない浪人侍とそれを支える妻との絆が素敵でした。
「心が洗われるよう」と感じていたら、雨上がりのきれいな山の緑や滝の音がちょうどいいタイミ
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敦煌(1988年製作の映画)

3.1

敦煌は東と西の文化が混じり、各国の品々や経典、学術書、歴史書などが集まるシルクロードの分岐点。その文化遺産を戦乱から守った趙行徳(佐藤浩市)の物語でした。

と言っても、文化遺産を命がけで守るシーンは
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.0

結婚する前のスカーレットの髪型、両サイドを少しずつ取ってアップにするスタイルが可愛くて、学生の頃よく真似ていました。

オープニングではフリフリのドレスを着た、苦労知らずのわがままお嬢様でしたが、南北
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アンダーカヴァー(2007年製作の映画)

3.4

ホアキン・フェニックスが潜入捜査をする犯罪ドラマ。
『ディパーテッド』のようなハラハラはなかったけど苦悩するホアキンが楽しめました。

ロシアン・マフィアが仕切るナイトクラブのマネージャー、ボビー(ホ
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次郎物語(1987年製作の映画)

3.7

子どもに大切な事は何かを教えてくれる作品でした。

生後すぐに里子に出された次郎は乳母の愛情に包まれ自由に育つ。
6歳で本家に戻されるが、厳格な士族の家風に馴染めずいたずらやケンカを繰り返してしまう。
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抜き射ち二挺拳銃(1952年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

父を殺され採掘権を盗まれたシルバーキッドと保安官タイロンが強盗団と対決
騙し騙されの緊迫感が面白いし、美女が悪役ってところが珍しい
シルバーキッドの恋が成就して良かった
保安官と保安官助手は入れ替わっ
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.3

左右対称なお顔のディカプリオに対して、マット・デイモンは左上がりの口角がより上がっていて悪っぽい感じが良く出てると思いました。
マットは悪役や変態っぽい役も若い頃はよく演じていたけど、善と悪の演じ分け
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赤毛(1969年製作の映画)

3.6

世直しを訴える民衆の「ええじゃないか」の踊りがとても印象に残りました。

幕末、江戸に向かう官軍赤報隊の権三(三船敏郎)は赤毛を借りてひと足先に故郷の沢渡宿に戻ります。
年貢が半分になると触れ回り、女
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謝罪の王様(2013年製作の映画)

3.5

折しも政治倫理審査会の日。
その報道を見たあとだったので、涙が出そうなくらい笑いました😂

東京謝罪センターの所長(阿部サダヲ)がヤクザへの謝罪、芸能人の謝罪など様々な事件を解決していきますが、首相の
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アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

3.6

『オッペンハイマー』の予習に

アインシュタインのセリフは本人のスピーチや手紙、インタビューで語られた言葉だけで構成されています。
彼の人間性までは深堀りされていませんが、原子爆弾が開発されるまでの経
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空気殺人~TOXIC~(2022年製作の映画)

3.4

2000年代を中心に韓国で発生した加湿器殺菌剤による事件がベースとなっています。
製造企業の隠蔽や認可した国の責任などが問われていて、「家の中のセウォル号事件」とも呼ばれているそうです。

国内では売
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高速道路家族(2022年製作の映画)

3.4

「財布をなくしたので2万ウォン(2000円ちょっと)貸して下さい。家に帰ったら振り込みます。」
「お父さん、早くうちに帰りたいよぉ」

サービスエリアで声をかけてお金をだまし取り、テントを広げて寝泊ま
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