雨虎さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

雨虎

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ドラえもん のび太の恐竜(1980年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

藤子・F・不二雄が短編作家であると制作を断ったものの、短編の原作コミックスにあった話の続きを提案して考え直して映画化されたという経緯がある。当時は今ほど明確なメッセージ性を作品に盛り込むといったことも>>続きを読む

ドラえもん のび太とアニマル惑星(1990年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

映画ドラえもんでは環境、歴史、生命の尊さ、友情と様々なメッセージが込められている事が多く、特に藤子・F・不二雄(藤本弘)執筆時代ではそれが顕著に感じる。

『アニマル惑星』では特に環境保全についてのメ
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

心に来る場面が多い映画だ。いじめを傍観したことも、加害者となったことも被害者となったこともある自分はどの立場でも誰を見ても重なる部分があり、今でも罪の意識があるだけに重く、強く訴えかけられる。

この
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

再鑑賞。
見る機会は何度もあったが、似た経験をしたことがある自身にとって、恋愛部分に関する否定が自分をひどく否定されたような感覚をもってしまい見ることができなくなってしまっていた。今では受け入れられて
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ジョーカーの誕生譚というありそうでなかった映画だ。
作中ではアーサーは精神疾患を患っていた。そしてゴッサムシティの財政難から医療的な援助を受けにくくなり、残念ながらコメディアンとして成功もしていない。
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エスター(2009年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まだレンタルビデオが主流だった頃から印象的なジャケットで記憶に残っていた作品。最近、再視聴したためにレビュー。

まずはジャケットが非常に印象的だ。日本語版のキャッチフレーズのようになにか違和感を感じ
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

プロローグとエピローグ、その間に3つのオムニバス形式の物語が入る。これを知らずに見ていたために、カップルが強盗計画を立て、レストランで決行した部分からどのように話が進むのかと楽しみにしていると、いきな>>続きを読む

アラジン(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

アニメ版にはなかった歌がいくつか追加されていて、よりミュージカル感が出てきた。そのどの曲も工夫やメッセージが込められており、印象強い。
"Arabian Nights"によって異国情緒を強めつつ、船乗
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

2.7

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この映画で最も素晴らしいのは歌だと思う。
メインテーマの『U』はmillennium parade & Belleがアーティストとなっているが、前者はKing Gnuの常田大希が主宰の音楽プロジェクト
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完全なるチェックメイト(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ドキュメンタリー映画とはされているが、少なくとも内容の半分くらいは米ソ冷静時代の世界王者決定戦に向けて、ボビー・フィッシャー側で表現されている内容で、ドラマチックな伝記映画という立ち位置に見える。
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.0

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風刺が多いフランスらしいブラックジョーク溢れる作品。
主人公らの経営する肉屋を襲撃した過激派ヴィーガンの一人を誤って殺害してしまい、誤ってその肉を販売してしまう。ところが、それが人気商品となったせいで
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.0

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好きな自分になれるという触れ込みのオンラインゲームが登場する作品はいくつかあるものの、ある意味ではこの作品が1番なりたい自分になれるゲームを制作しているように見えた。
しかし、本来の自分というものがあ
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ソウ(2004年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

これ以降のシリーズは単純にグロテスクに寄った作品ばかりで個人的には好みではなくなくなった。
この第1作目として、グロテスクな部分も確かにあった。足を自分でのこぎりで切断する、ショットガンで頭を打たれて
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

アンドレアはファッションに興味がないことから、2つのベルトは同じに見えると言った場面でミランダは皮肉で返すわけだが、真実であるが故にアンドレアには深く刺さり、激しく怒るという流れが印象的だった。こんな>>続きを読む

アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

肥満体型の女性が「綺麗にして!」と願った後、頭を強くうったせいで自身がグラマラス美人に見えてしまい、あまりにも過剰とも言えるほどの自信を身に付けた結果どうなるのか、という映画。
その異様な自信が外見を
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

やはり安定の良さがある映画。
黒人クラブ歌手デロリスがマフィアのボスと愛人で、たまたまボスが殺人をする現場を見て警察へ逃げ込み、修道女として隠れる。この王道とも言える物語の導入は流れるように物語に引き
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

実在する興行師の話で様々な困難を乗り越えていく様は良い話で、歌にとても感動した。体に何かしら他者と異なる人たちの歌は強いメッセージが込められており、視覚的にも内容的にも素晴らしい。
現代の多種多様な人
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

静かに暮らしている冴えない中年が実は内部統制的な職についており、殺人もこなす人物であった。そんな主人公の家に入った強盗は実は我が子を助けるためにやむなく押し入った人物だった。暴走車から降りて泥酔しなが>>続きを読む

ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

主人公であるジョシュがボビー・フィッシャーについて何度か紹介するシーンがある。物語の冒頭から紹介が入り、ボビー・フィッシャーを探しているのは誰なのかを考えた時、真っ先にジョシュだと思った。
ホームレス
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クルエラ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とてもかっこいいダークヒーローのような映画。
ところどころでアニメ版とは設定が異なる部分があるものの違和感がなく見ることができた。デザイナーでもあるため、着用している衣装は全て印象的で、サブキャラクタ
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

韓国の麻薬捜査班が麻薬組織を調査するために閉店するチキン店を買い取って偽装営業するも大繁盛してしまうという映画。
最初はいやいやチキンを作るも、警察とチキン屋のどちらが本業なのかわからないほどの情熱を
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

映画としては純粋に食人一家の魔の手から若者が逃げるというもので、最近のホラーやサイコ映画にありがちな背景が一切描かれていない点がとてもシンプルだった。
動機としてレザーフェイスがゲームに登場したり、ア
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

明るいことがおそろしいという評価を見て鑑賞した作品
題名の通り夏至祭で白夜であるため基本的に明るいのだが、物理的にであって精神的には真逆。
巷で怖いと言われている作品ではあるが恐怖はあまりない。どちら
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

個人的に気に入っている映画の一つ。
努力家で真面目、正義感の強いうさぎの警察官ジュディと、ずる賢く不真面目、脱税もするキツネの詐欺師ニックとのタッグで事件の調査をする部分は爽快な部分が多く、言い回しも
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