夫婦がお互いに浮気をして別れるというよくあるストーリーなので、それをどのように見せるかが重要なのだが、それがあまり上手くできていないという印象です。特に、夫役の演技がいまいちで、表情も乏しいので、映画>>続きを読む
評価が非常に難しい映画です。ミュージシャンの成長物語として悪くないし、マイルズ・テラーの演技も素晴らしいけど、そこに鬼教師の復讐というプロットを入れてしまったことで焦点がぼけたし、作り手の一種のあざと>>続きを読む
ニューヨークのコメディ作家が、周りの変人たちに振り回されるという話。ウディ・アレン映画の香りは楽しめるが、全体的に中途半端。彼の映画の中では凡作と言えよう。クリスティナ・リッチも全然魅力的に見えない。
実際にあった兄妹間の近親相姦を題材にした、禁断の愛ほど甘美なものはないことを表現した映画です。映像が美しく、ときどき挿入される絵画的なショットも効果的。なんと言っても、マルグリット役のアナイス・ドゥム>>続きを読む
何を表現したいのか、何を意図して作ったのかが全く伝わってこない凡作です。高校時代はスポーツ万能でヒーローであった男性の家族が、娘の反戦活動をきっかけとして崩壊していくというストーリーですが、そこには驚>>続きを読む
キャリー・マリガンの演技が光っています。現在のようなネット社会ではない時代においては、テロのようなこともしなければ注目を集めるのは難しかったのでしょう。ちょっと釈然としないけれど。メリル・ストリープが>>続きを読む
クローン人間による臓器提供という小説本来の重厚なテーマが描き切れてなく、単なるラブロマンスになってしまっている点がやや残念。でも、キャリー・マリガンは可愛いです。
現代医学を疑って怪しげな代替医療にのめり込む人って珍しくないし、放射能もそうだけど過激なほど敏感に反応する人が少なくない今の世の中において、ノンフィクションを見ているような気がする作品です。ジュードと>>続きを読む
ホームパーティーに一人の女性が突然訪ねてくるという場面で始まる、喜劇と悲劇の2つのストーリーが交互に展開していきます。ウディ・アレンらしさが所々に感じられる、ウディ・アレン好きには安心して見れる映画で>>続きを読む
様々な形の性愛が描かれていますが、レイプ被害者であるミシェルが最も性的に倒錯しているというのが凄い。 ニコール・キッドマンをはじめ多くの大女優が二の足を踏んだこの役を演じたイザベル・ユペールが素晴らし>>続きを読む
扱っているテーマは面白いけど、プロットらしいプロットもなく、平坦で退屈な映画だった。ソコの演技もうーんという感じかな。
セルジェ・ゲンスブールの女性遍歴と音楽活動を断片的に映像化して、ところどころに空想のキャラクターとの会話シーンを散りばめながら、一本の長いミュージックビデオとして仕上げたようなお洒落な映画です。ジュリ>>続きを読む
ミルグラムの有名な服従に関する心理実験を手軽に知るのに適した映画です。スモールワールドなどミルグラムの他の業績も触れられています。ピアジェをピーター・ジェイと誤訳しているのはご愛嬌。
気楽に見れる映画です。プラハの春を題材にはしていますが、それ自体に焦点を当てた内容ではないので、そこに期待するとがっかりします。プラハの美しい街並みをもっと映して欲しかった。
久しぶりにこれだけつまらない映画を見た。19番テーブルの6人が全然魅力的でないし、抱えている悩みも中途半端にしか描かれていない。結末も陳腐だし、そもそも結婚式と全く関係ないじゃん。リサ・クドローがフレ>>続きを読む
英語至上主義は仕方ないにしても、冷戦中のソ連国内で英語で会話するのには、さすがに萎える。これでは敵国のスパイとの禁断の愛に全く臨場感が感じられないよ。
日常の何気ない変化によって自由と孤独を同時に手に入れた女性の葛藤を,イザベル・ユペールが実際の日常生活をそのまま撮影したかのような自然な演技で演じている良作です.綺麗な映像を見ているだけでも満足できま>>続きを読む