なぜなにかさんの映画レビュー・感想・評価

なぜなにか

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劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編] 君の列車は生存戦略(2022年製作の映画)

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概ね11年前のアニメ版を再編集した内容で構成されたいたため、個人的にはすこし気だるい部分もなくはなかった。
ただ、音楽が素敵すぎて映画館でみてよかったーとなった。Dear Future好きなんだよなあ
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流浪の月(2022年製作の映画)

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文と更紗が穏やかな日常がやってきてほしいな、観終わったあとそう思った。
李監督はいわゆるマイノリティを描くのが、そして正解のない話を描くのがとても上手だなとおもう。
観ている間、どういう風に心を置いた
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ツユクサ(2022年製作の映画)

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登場人物の年齢を30歳くらい引き上げたピュアピュアな少女マンガという印象。
小林聡美さんの素朴なかわいさがすごい。
みんな大人になって落ち着いたので、それほど劇的なことはおこらないけれど、ほっこりする
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

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サーリャの抱えるふたつの文化圏の仲介者とも言えるような立ち位置、ふたつの文化圏のなかで抱えるアイデンティティの悩みや葛藤といったテーマに関しては、米アカデミーの作品賞を獲得した『コーダ』のロッシと本作>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

私はあたりバイオレンスな描写が得意ではない。なら、なぜ白石監督の作品を観に行ったのかと思わなくもないが、まあ観たかったのである。結果、私はスクリーンの前に怯え、たびたび目を背けるしかなかった。
さて、
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

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映画クレヨンしんちゃんは、野原家を中心に壮大に物語を展開することが多い気がするが、本作はかすかべ防衛隊を中心にした学園青春ミステリー風の物語になっている。
単純にクレヨンしんちゃんとしてのいい意味での
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

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いい音響で作品をたのしみたいから映画館でみたいとおもうことは度々ある。しかし、この作品はきちんと静寂を味わうために映画館でみるべき作品だと思う。
静寂にまつわる演出のほか、一部の手話に字幕をつけないこ
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

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上映本数や時間の都合もあり、吹き替えを鑑賞した。
台詞の多いキャラクターには演技も歌唱も上手なキャストを、歌唱が中心のキャラクターには歌唱が上手なキャストを上手に当て込んでおり、配役考えた人素晴らしい
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余命10年(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ずるい映画だ。病気、家族、友達、恋愛…とそりゃ泣きますよねという要素がてんこ盛りである。
しかも、出演者の皆さんが達者ときている。
主演の小松菜奈さんは健気で、儚げでありながら、芯の強さを感じさせるし
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スパゲティコード・ラブ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

10才くらい年を重ねてしまったら、みんな青臭いな、としかおもわなくなるかもしれない。
失恋を引きずって病むことも、誰かに執着することも、一瞬の孤独に耐え難くなることも、何かにこじつけて諦められもしない
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

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くすっと笑えて、ほろりと泣けて、ぐっときて、幸せになれる、とてもいい時間を過ごせました。
OAUの帰り道とスピッツの大好物もとても素敵なタイミングで流れてきてしみました。
シロさんとケンジの関係は自分
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キネマの神様(2021年製作の映画)

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コロナによる撮影中断や志村けんさんの逝去にともって脚本が大幅に変わったのかなと見ながら感じるところがありました。
個人としては沢田研二さんの演技はあまり好きではなかったのですが、他の演者の方々の演技は
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

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美女と野獣にごちゃごちゃと要素を組み込んだような内容という印象です。
主人公の成長、家族、友人関係、正義、SNSの闇…と扱うテーマ要素がおおく、どれも表面をさらっているだけのような状態になっており浅く
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劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―(2021年製作の映画)

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新規カットは期待していたほど多くなかったが、うまくテレビアニメを編集していて、たのしかったです。
久米田先生のファンとしては大満足でした。

映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

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世代的にフィッシュマンズをリアルタイムでは追えていない。だからこそ歴史や軌跡を知ることができてよかった。
映画館の音響設備のなかでフィッシュマンズを味わえる。それだけでも価値があるように思います。
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

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ストレスなく楽しめる映画でした。
きれいに伏線がちりばめられており、それをきれいに回収していく感じは気持ちいいです。
キャストが好きな方がたくさん出演されていて幸せだったのと、劇伴・音楽が大好きなバン
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14歳の栞(2021年製作の映画)

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狂おしいほどに中学二年生で、たまらなくなった。
大人と子ども、理想と現実、色んな狭間で揺れながら、悩みながら、苦しみながら、楽しみながら、考えながら、日々を生きている35人の主人公をたまらなくなった愛
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

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キャストや配役、演出、脚本などどれもとても素晴らしかったです。
東京で生きるまったく異なる世界で生きる女性のお話。ともに社会という構造に苦しみもがきながら、一歩踏み出そうするお話だと思います。
どんな
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マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)

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ファンタジーは自由で、どんなことも起こりうる。ファンタジーって素敵だ。あってほしいのおもうから存在する。
どこかいつかの時代でこんなこともあったのかもなと想像をとばしてふわふわした気持ちなれる映画だな
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世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

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食があり、豊かな自然があり、人々の交流がある。こういう映画はぼくわりと好きです。
ただ、すべて予定調和的というか予想通りのまま話は進んでいくので個人的にはストーリー的な面白さはほとんどありませんでした
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

出演者の演技がすばらしい。そして、我門(窪塚洋介)の存在が本当に尊い。
次第に登場人物それぞれのかかえるトラウマが明らかになってくるのだが、このトラウマをどう捉えるかが映画に対する印象を決めるのかもし
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

いわゆる異常者の視点を通して、「普通」の異常性をあぶり出そうとした作品だとおもう。特に、物語後半はその傾向が強いようにおもう。でも、おかしなことに、ぼくは主人公が普通であろうと、普通に迎合したとき、そ>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

主人公のふたりと同年代で、細かいサブカルネタがたのしかった。
麦くんの変化や絹ちゃんの気持ちも理解できた。
でもいい恋だなっておもった。

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.5

内容も素晴らしく、繊細で美しく、いい映画だと思う。
本国ではもっと前に公開されてたとはいえ、この時勢において公開されたことにも意味があるんだろうと思う。
ただ、穿った見方をすると、批評家が批判できない
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

3.5

響けユーフォニアムは見てませんが、この作品単体でも楽しめました。たぶん見てたほうが楽しめるんでしょうが。
感情の揺れにあわせた画面の揺れや足音の違い、細かな仕草など描写が細かく素晴らしかったです。
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.5

おもしろかった。
でも、ちょっと途中だれたかなーって感じもした。
ウォーターゲート事件とかについて軽くでも調べてから見たほうが楽しめるんじゃないかなと思います。

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.5

深く考えてこの作品をみてはいけない。
ご都合主義だし、せっかく魅力的な登場人物が揃っているのに、多くはその名前すら明かされない。
人物をちゃんと掘り下げられれば、物語に深みが出ただろうとも思う。
それ
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.3

ぼちぼち楽しめました。
概ね1月程度の期間のチャーチルを描いている。伝記物だが、フィクションも多分に含まれていると思われる。
戦時中の指導者は、ヒーローのように描かれることが多い。しかし、この作品はチ
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

美しく、繊細で優美な作品だと思います。
この作品の空気を作り上げているのは、やはり主演のティモシー・シャラメだと思います。
めちゃくちゃ引き込まれます。
特に、ラストの長まわしは言葉にならない魅力があ
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