てっぺんハゲさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

てっぺんハゲ

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ラン・ハイド・ファイト(2020年製作の映画)

2.5

 冗長と思える場面がいくつかあり、その度に全体の流れが止まってしまうのが惜しいところ。
期待度3.0

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

2.8

 前作は登場人物全員で世界観を構築しストーリーを盛り上げていて、さながら組織力を売りにしたサッカーチームといったところだが、今作は個の突破力に頼ったチー厶という感じで、あたおかヴィランが登場するも彼の>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.0

 『アウトレイジ』と『仁義なき戦い』を足して2で割った印象。
 やはり広島弁だと俄然雰囲気が出て良いが、聞き慣れない者にとっては分かりづらい箇所もあるので日本語字幕推奨。
 ゴア表現もしっかりしている
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

2.7

 個人的に苦手な時系列操作演出が見やすく作られていて、素直に泣ける人間ドラマ。だが震災という悲劇にあぐらをかいたお涙頂戴作品、ととる向きもいるかもしれない。被害者の善人部分の描き方もやや短絡的。
 な
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デイ・シフト(2022年製作の映画)

3.0

 ストーリー自体はありきたりで予定調和だが、ワイヤーアクションを多用した戦闘シーンが新鮮で愉快。特に同業者の兄弟が絡む場面はスタイリッシュで、この兄弟でスピンオフ作って欲しいくらい。カースタントも凄烈>>続きを読む

モービウス(2022年製作の映画)

2.7

 豪快なアクション超大作というより、動いて音の出るグラフィックノベルとして捉えて、しっとりと雰囲気を楽しめば小品ながら良作と言えるのではないか。
 『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』と同じく
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ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

2.5

 特殊能力者をめぐるストーリーなのでどちらかというとオカルト寄り。『ガリレオ』シリーズ等の理詰めで解き明かすタイプの作風を期待すると肩透かしを食う。とは言うものの、物語の核となる部分は愛憎やエゴといっ>>続きを読む

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.5

 硬質かつ無駄のない作りで観る者をグイグイ引き込む。演者も皆素晴らしく、特に今作の肝となるあの親子の過去パートの演技は成功したと言うにとどまらず、本作のグレードを二つも三つも上げた出色の出来(春風亭昇>>続きを読む

プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

2.9

 威勢ばかりで実績の伴わないコマンチ族の女性と、小動物から狩りを始める新米プレデターの成長物語。
 未知なる強大な個が及ぼす恐怖とそれへの抵抗という構成をシンプルながらツボをおさえて描き、まさに”こう
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フロッグ(2019年製作の映画)

2.9

 前半は意味不明な演出や不気味な現象がひたすら続き、二転三転する展開も相まってもやもやするが、最終的にほぼキチンと回収され溜飲は下がる。しかし何故15年も経過した今犯行が起きたのか、何故緑のナイフをあ>>続きを読む

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

2.5

 R15でもいいから年齢制限を設けて、きちんと殺人描写は見せて欲しかった。せっかくのダークヒーローなのだから、血しぶき舞い四肢が飛び散らずして何のためのベノムか。またそういった側面を描くからこそコメデ>>続きを読む

スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

2.5

 こういうドキュメンタリーにありがちな人物紹介テロップ大量かつ高速問題。中盤までは都度一時停止推奨。
 後半はどうしても総括的な話の流れに(しかも女性の立場向上メイン)。もっと個々の作品における裏話や
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アンチャーテッド(2022年製作の映画)

2.8

 現実離れしたアクションはまだしも、かけあいはそこそこで謎解きは三流と、数多のアドベンチャー作品を凌駕する出来ではなかった。何よりも原作のおちゃらけたイメージとは程遠く、ファンからすればミスキャスト、>>続きを読む

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.0

 サイケでドラッギーな映像満載のハイテンションジェットコースター映画。そのセンスは『ラン・ローラ・ラン』に通ずるものを感じた。スカッと喉ごし爽やかなメロンソーダを飲み干した後味(ただし着色料てんこ盛り>>続きを読む

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

2.8

 呑み込みが良過ぎる登場人物やご都合主義な部分、ポリコレ臭漂うキャストなどが気にはなるが、小学生位には刺さる冒険活劇となりうる。しかし84年版をみていないと真のカタルシスを得られないというジレンマがあ>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.5

 豪華出演陣、という一点突破だけでおなかいっぱいにさせてくれる贅沢な一品(その部分に頼りすぎている感もあるが)。 
 MCUとのしがらみを断ち、ソニー単独で続編を作れる実にうまい方法を見つけ出したのは
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ベスト・オブ・エネミーズ ~価値ある闘い~(2019年製作の映画)

3.1

 タラジ・P・ヘンソン最高傑作と言っていい出来。近年おいしい役で存在感を高めているサム・ロックウェルもうまい。
 人種間の対立やKKKを扱うわりにそれほど陰惨な雰囲気は無く、最後はファンタジー感すら漂
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リズム・セクション(2019年製作の映画)

2.0

 オープニングクレジットやら突然始まる格闘指南やら、多くのシーンが単調で冗長。半分に削るか変化をつけるべき。じっくり見せる場面があってもいいが、数を絞って他と対比をさせなければ意味が無い。そして繰り返>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

2.3

 ところどころリアリティに欠ける部分があり興が醒める。演技全般も今ひとつで、娘のボーイフレンドが唯一自然で違和感の無い芝居だった。
 話が進むにつれて、サスペンスなのかヒューマンドラマなのか四方に取っ
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

2.6

 CGの使い方がうまく、アリータの表情(特に口)や世界の表現レベルが高い。
 マハーシャラ・アリ演じるベクターの存在が親玉の傀儡としてしか機能していなかったのを筆頭に、全体的にキャラクタの使い捨て感が
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15ミニッツ・ウォー(2019年製作の映画)

2.5

 リーダーの造形がスナイパー然としていないのが面白い。メンバーの個性も描き分けられていて良かったが、オリガ・キュリレンコは流石に美人過ぎてこの作品の世界観では浮いた存在になっていた。
期待値2.5

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

2.9

 主人公は、怒りの復讐でもなく奪われた平穏を取り戻すためでもなく、ずっと持っていた殺りたい欲求を開放させただけというただの殺人狂だった…
 辻褄やら後先の事など考慮せず、見せたいシーン撮りたいシークエ
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.2

 ジェットコースターのように話が転がっていくので飽きさせない。
 主演二人の役者がキャラクターにぴったりマッチしていて、この作品世界に入り込む推進力の一助となっている。
 地震と恐竜の描写はよく分から
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AK-47 最強の銃 誕生の秘密(2020年製作の映画)

2.4

 AK-47誕生までの道程を描く伝記映画。
 あくまで“ak-47を完成させるまでのカラシニコフの物語”となっているので、ak自体の話は短いのが残念
。またドラマ性も弱く、全体的に淡泊な印象。
 戦争
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特捜部Q Pからのメッセージ(2016年製作の映画)

2.4

 色んな点が犯人に都合よく展開していき、犯人が無双すぎて捜査サスペンスとしては片手落ち。
 事件の裏にもう一つ深い闇が隠されていたシリーズの他の作品と比べると、単純な構造だが悪く言えば底が浅い。
期待
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.0

 ストーリーは潔いほどに簡潔で、この映画のニーズが何なのかを分かっていて好感が持てる。数多いキャラクターも、とっ散らからない様にうまく手綱を握っている。
 マッドサイエンティスト登場あたりから、序盤の
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

2.4

 吹き替えで鑑賞。
 他人との関係が表層的、人物名より高級レストラン店のほうが多く口にされる等、作中で描かれる舞台はまさに虚栄と飽食の極み。
 中盤以降妄想との境界線が曖昧になって、事実をぼやかされた
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黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

3.0

 私財や家だけでなく家族、果ては故国までも奪ってしまう戦争のもたらす深い傷跡。それに再び向き合わなければならないマリアの葛藤をヘレン・ミレンが上手く演じていて流石。脇を固めるキャストもなかなかの役者が>>続きを読む

5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

2.7

 ドイツ映画。
 一ヶ所生々しい出血シーンがあるので貧血注意。
 作中の演出で主人公の視界が示されるが、あの見え方では一般の日常生活すら不可能だと思われ…5%どころか0.005%くらいの奇跡でないと無
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遊星からの物体X ファーストコンタクト(2011年製作の映画)

2.4

 サスペンス部分といいクライマックスの盛り上がりと言いどうにも上手くない。映像や特撮技術は進歩したものの全てが『遊星からの物体X』の焼き直しで中途半端。
 細かい要素やラストの終わり方など、82年版に
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世界一不幸せなボクの初恋(2019年製作の映画)

3.0

 出てくる人物が皆愛おしいキャラの持ち主で、フリが利いてる演出も憎い。
 ギャグや例えに使われる固有名詞がややマニアックだったり、一部キャラに合わない態度、台詞がありン?となる箇所があるものの全体の完
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リトル・シングス(2021年製作の映画)

2.6

 今は僻地で保安官を務める初老の男ディーコン。たまたま任務で訪れたLAで、連続殺人事件を追うバクスター刑事と知り合い捜査に協力する事になるが、ディーコンはある秘密を抱えていた…。
 『ボーン・コレクタ
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暗数殺人(2018年製作の映画)

2.8

 すんなりハッピーエンドに収まらないあたり、韓国映画らしいといえばらしい。犯人の憎たらしい演技も堂に入ったもの。しかし、様々な苦労や困難を乗り越えた割りに若干カタルシスに乏しい印象で、手堅い作りではあ>>続きを読む

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

2.9

 それぞれが人と変わった個性を持つモードとエベレット。初めは不器用で武骨な二人がぶつかり合ってハラハラさせる。だが、少し歪んだ凸と凹が徐々に嵌っていくにつれ、画面に色彩が増していき、二人の世界が作られ>>続きを読む

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

2.8

 オープニングの殺し方がことごとく斬新だったのに比べトーンダウンしてしまった印象。ホラー、スプラッター要素よりコメディとストーリテリングに注力し過ぎたか。あと欲を言えば主演女優のキャスティング。主人公>>続きを読む

タグ(2018年製作の映画)

3.0

 結構エロい下ネタが豊富なので、意外と一家団欒で楽しめる、という作品ではないが基本的には愉快。ドタバタやギャグも洗練されていて、バカがバカやるだけのスラップスティックとは一線を画す。巧みに隠された映画>>続きを読む