あさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

あ

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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.3

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9.11のテロで父親を失った1人の少年とその家族の物語。

探究心が強く論理的な少年オスカーはおませに見えてわがままで自己中心的で子供らしさも残る。
そのギャップが彼の魅力であり、この映画をより鮮や
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どろろ(2007年製作の映画)

2.6

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原作どろろは何処へやら。

妻夫木聡、柴咲コウをはじめとするキャスト自体は割とハマっている感じはするが、

回想シーン、戦闘シーンをはじめ構成が偏りすぎて作品としての面白味に欠けた。
中盤の魔物との
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.3

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実話に基づく物語。


対照的な2人だが、
ドリスだけが障害をもつフィリップに対して同情の念を抱くことなく、普通のいち人間として容赦なく向き合ってくれる。 
そんなドリスのお調子者加減とフィリップの
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影裏(2020年製作の映画)

2.4

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2人の関係をセンシティブに描く。

キスを切っ掛けに2人がそれぞれ意識し始める心の揺れ動きや感情の起伏が少し乱れたり、それらの繊細な表現は松田龍平と綾野剛の演技力も相俟ってすごく自然で巧みだった。
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

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実話を元に作られた友情の物語。

黒人差別の残る1960年代ニューヨーク。ひょんな事から黒人ピアニストのドクの運転手になる白人のトニー。
初めは黒人差別派だったトニーだったがドクと共にツアーでアメリ
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鬼神伝(2010年製作の映画)

2.8

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やや展開が急な部分もあったが作品自体の設定や物語は比較的分かりやすく面白味があった。弱気な少年が葛藤しながら強くなるというありがちな展開ながらも楽しめる映画。

だが正直デザイン(服装、髪型、武器)
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寫眞館(2013年製作の映画)

3.1

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幼少期から幾度も寫眞館へ訪れるが、一度も笑顔で写ろうとしない娘。
笑わない、というよりはカメラの前では笑えない性格なのかも知れない。

時が経ち老婆になった娘は寫眞館で母親の写真やこれまで寫眞館に訪
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ジャンパー(2008年製作の映画)

3.3

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よくあるワープ系作品。

今作に関しては映画自体の尺が短い分物語の展開が早く、正直なところ唐突で雑な内容なのだが、

ワープを駆使してのパラディンとジャンパーの戦闘にシンプルに比重を重めに置けば、充
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アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.2

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タイムトラベルによって出逢う子供のアダムと大人のアダム。

時空を超えて同一人物の主人公が力を合わせて悪と立ち向かう物語は夢のようで新鮮だった。

また、今作は子供のアダムと大人のアダムのやりとり
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クレヨンしんちゃん オタケべ!カスカベ野生王国(2009年製作の映画)

3.4

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今作のテーマはエコ。

表向きはエコを愛する町長だが、本当の顔は町のエコ活動を利用して人類動物化計画を目論む通称SKBE(スケッベ)のボス・自然守だった。

オチとしては敵のボスとヒロインが夫婦だっ
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.7

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序盤はラブコメ要素強めでちょっとやばいストーカーも交じる感じの物語かと思えば徐々に深刻さが増していき、
そこら辺のホラー作品より断然恐怖度の高い仕上がりになっている。

何より今作は俳優さんに恵ま
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マスク(1994年製作の映画)

3.9

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銀行員のスタンリーは海で拾った不思議な仮面を被ることで超陽気なビックリ人間へと変身する王道コメディ映画。

カートゥーンコメディ、ギャグ漫画のような世界であるためとにかく仮面を被ったら最強、無敵モー
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貞子(2019年製作の映画)

1.4

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とにかく安っぽくて貞子以外すべて印象に残らない作品。
最早、貞子シリーズでなくても良いくらい。

シンプルに面白く無い。
ホラーとしても、物語としても。


とりあえず昔の悲しき島の風習を持ち出し独
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失くした体(2019年製作の映画)

3.6

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幼い頃に両親を亡くした孤児のナウフェル
の成長と出会いを描いた過去と、
ナウフェルの右手だけが何かを求め彷徨い歩く現在。

過去と現在が交錯しながら物語は進んでいく。

ナウフェルは早くに両親を亡く
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.3

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YESは人生のパスワード。


ジム・キャリーが演じてきたキャラクターの中でもカールというキャラクターは比較的コメディ要素がオーバー過ぎずセンスを感じさせる。
ジム・キャリー作品の中でも特に好きな
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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

3.0

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貞子も伽耶子もなんとなくの知識しか無いが興味本位で鑑賞。

正直ギャグみたいなクオリティかなと舐めてかかったら意外にも裏切られた。

まぁまぁ面白い。

僕の様な貞子と伽耶子初心者も置いてけぼりを食
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PASSING -白い黒人-(2021年製作の映画)

3.4

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人種差別が社会に根深く蔓延る1920年代ニューヨークが舞台の作品。


終始モノクロで描かれる今作は不要な要素(色)を取り除き、白と黒その2色でテーマと向き合っていく構造。

同じ黒人でありながら
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ジム・キャリーのエースにおまかせ/エース・ベンチュラ2(1995年製作の映画)

3.2

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やっぱり狂ってる。エース・ベンチュラ。


ざっくりと言うと
二つの部族が神として崇める聖なる白コウモリのシカカが何者かに盗まれるが、エース・ベンチュラがコウモリを探し出し部族同士の争いを止めて盗
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エース・ベンチュラ(1994年製作の映画)

3.0

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ジム・キャリーらしさ全開の王道コメディー。

ペット専門の探偵エース・ベンチュラは普段おちゃらけまくりのお調子者だが、事件になると意外にも頭が切れたり動物のことになれば真剣に向き合う。
そんなギャッ
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これからの人生(2020年製作の映画)

3.3

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愛とミモザ。そしてライオン。


事前情報ありきで鑑賞しないとなかなか登場人物や時代背景が伝わりづらいため、感情移入しづらい部分がある。

展開が少し急なので、いつの間にそこまで関係性が出来上がってた
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ゾディアック(2006年製作の映画)

2.9

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1960年代末に全米を震憾させた連続殺人鬼『ゾディアック』。

実話に基づいた作品であるからしょうがないのだが、
あれだけの長尺で犯人の正体を焦らされて未解決というのは何ともむず痒さが残る結末だった
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累 かさね(2018年製作の映画)

3.5

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累とニナは非なるようで似た存在。
運命の悪戯か、2人は出逢い運命が重なり拗れ始める。


人は欲を前にしたら己というものが出てしまうもの。

2人に限った話では無い。
人間は理想と現実とを彷徨いな
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.8

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気付かなければ平和なのかも知れない。
しかし、傷付かなければ何も変わらないし、本当を知ることは出来ない。


トゥルーマンの人生はTVショーとして決定付けられた道のりを歩んできた訳だが、
これは決
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.8

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てっきり精神異常者たちと触れ合っているうちに自身が病み始め病院の陰謀に飲まれていく主人公という流れかと思っていたが、
それらは全てテディの妄想の中の作り話であって実は、テディという名前でも無く本名
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.1

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作中のこの台詞がトラヴィスそのものを表し、この作品の重要で大きなテーマでは無いだろうか。


ベッツィ『歌よ。クリス・クリストファーソンの』

トラヴィス『誰?』

ベッツィ『ソングライターよ。“彼
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ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

2.6


内輪の戦いに忍者と猿、蝙蝠巻き込み過ぎ。戦国時代を散らかし放題。
メカメカし過ぎて終いには戦隊モノの戦い方しだすし、
そもそも元いた大名たちはどうなったの?

ウェインの宣教師スタイル時の頭がバット
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.3

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決して希望を捨てなかった。
必死に生きた男の物語。

愛する妻を殺害したとして無実ながらショーシャンク刑務所に送られ絶望のどん底に叩きつけられたアンディだが、気の遠くなる様な長い年月腐らずに希望を
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ANIMA(2019年製作の映画)

2.5


時の移ろい、人と人との繋がり、出逢いなのだろうか。

可もなく不可もなし。と言った印象だった。

アス(2019年製作の映画)

3.5

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憧れと憎しみのクローンが大暴走。

物語の序盤からゾロ目である "11"と言う数字。それにハモる双子、フリスビーと水玉模様が綺麗に重なったりと二重を匂わせる伏線が幾つも登場する。

実は既にテザート
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.2

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余りにも不運な人生。



彼女の最期は衝撃的な絞首刑でバッドエンドに終わる。

『これは最後の歌じゃない。分かるでしょう?私たちがそうさせない限り最後の歌にはならないの。』

この言葉が全てだ
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シークレット ウインドウ(2004年製作の映画)

3.3

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鑑賞を始めてから
家庭の拗れ、シュートという人物の違和感から、これは主人公が二重人格なのかもと思いながら観ていたため、比較的オチとの落差は少なく衝撃も余り無かったのだが、

shooter shoo
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.1



近年はバーチャル世界をモチーフにした作品が増えているが、
当時の段階でこのクオリティであるから高評価な理由に納得が出来る。

しかし、個人的にその類のテイストの作品が好きではないということもあって
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

4.0

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『水俣病』
熊本出身の僕だが、小学生の頃に授業で触れて以来関わることがなかったテーマ。

当時はただ漠然とした印象で
よくない事なんだな、ちょっとこわいな。
と言ったものだった。

『MINAMAT
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迷宮物語(1987年製作の映画)

2.2

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『ラビリンス・ラビリントス』2.0
『走る男』1.2
『工事中止命令』3.4

それぞれのスコアの平均値でトータルスコア2.2にしました。


『工事中止命令』はまだストーリー性もあってテーマも狂
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.6

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作品全体のテンポが良く、イメージとは裏腹に要所要所で笑えるから、比較的飽きずに鑑賞出来た。

マダム・Dの爪の色を見て吐き気がする。とか、真っ赤なエレベーター内のシュールな画によって、
あ、これ
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20世紀少年<最終章> ぼくらの旗(2009年製作の映画)

3.8

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続けて鑑賞。


登場人物が多い分、散らかりそうなところをうまく纏めて完結しており、それぞれの謎も解き明かされ充分満足出来た。

ケンヂとトモダチとの関係。
全てはここから始まっており、

子供の頃
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