アン子さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

5.0

▼激しくなくとも、見ているこちら側の気持ちをかきたてる大人の恋愛映画

▽夫に無視され続ける美人妻と、堅物な初老の男性の話で、この文言だけ見ると女性雑誌のエロ小説のようにも見えてしまう。
劣情で動くと
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エッシャー 視覚の魔術師/エッシャー 無限の旅(2018年製作の映画)

5.0

本当は私もこの映画から着想をもらいたかった。
大量のエッシャー画、彼の発想の一部が見れる。絵を3Dにする試みも見れてしまう。監督から彼を敬愛する姿勢が読み取れるが、彼を崇拝する演出はない。エッシャーを
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

5.0

スペインを舞台にした映画。自分が叶えたい挑戦VSその挑戦を阻むものと言う構成の映画で、両方を叶えると言う結果で終わる。

私は吹き替えを見た。ディズニーやピクサーの吹き替えだと、子供が可愛らしすぎる声
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

5.0

【痛い描写や恐怖シーンのグロさと、ファンタジーがいい感じに共存していました。】

ファンタジーを大雑把に2分化してしまうと、
・現実と絶対に関わりあいがない夢のような世界
・現実のいろいろな理由に左右
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ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

-

ソニックを未プレイの私にとってはモフモフ柔らかそうな毛皮の、ドラえもんみたいな子供がひたすら走る映画

面白いか面白くないかで言うと、味の薄い面白くない映画
子供用のアクション映画という感覚

私は吹
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パッチギ!(2004年製作の映画)

5.0

冒頭から名作の匂いしかしない映画
日本での朝鮮差別とか、他の国のちょっとした歴史についても触れるのに、キャストに不倫やら不祥事やら逮捕歴の人らがいるため、決して表舞台に出てこない映画。もったいない
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エイプリルフールズ(2015年製作の映画)

5.0

一年の中で、一日がすぎるのが一番遅い日に、優しいことも残酷なことも凝縮される映画

泣いたし笑ったし最高

ことりのロビン(2021年製作の映画)

5.0

ストップモーション?で制作された
やさしさとクスリが満載のアニメ

テンポが良い。皮肉や風刺が効いている子供向けアニメと言うより、トコトンやさしい世界できている。
今までの絵本のようなアニメは2通りに
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

-

文学の尊さを大事にしたい人vs
その文学を商業ベースから支えたい人
っていう価値観の対立の話

文学畑の人間は、よく
「商業に堕ち切った作品なんて💩だ」
と話す
一方出版社や、その創られた本を広めよう
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ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)

5.0

最初の30分ぐらいは寝るかな?て感じ、後半でティッシュの山を作りました。

優し〜い映画、落ち込んでる時やめちゃくちゃ泣きたい時におすすめ
泣けて後味がさわやかなやつ

前半で主人公が子どもみたいな汚
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

5.0

ゲイが恋人のゲイに向かって「あんたは私に女や母性をもとめてんの?」の邦訳が、「あんたは私に女性役や母親役を求めてんの?」になっていてよかった

アートのお値段(2018年製作の映画)

5.0

よかった。全員キャラが立っていた。日本語吹き替えだとどんな声、話し口調になるかなと考えていたが、到底想像できなかった。日本では考えられない世界観なのかも。

空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

5.0

井の中の蛙大海を知らず、に続く言葉だから、田舎賛美の映画かと最初思ってた。もっと深かった。

都会に行って夢を追いかけたおじさんヒーローはくたびれてしまい、一度戻ろうかなってヒロインに呼びかける。ヒロ
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サタンタンゴ(1994年製作の映画)

-

今から褒め言葉を書きますが、私は劇中3回寝ました

7時間超えというあまりに長い時間にも関わらず1コマが延々と長い。そのことにより観客が対象物を注視すること、ストーリーだけでなく対象物たちの時の経過も
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The Rapture(原題)(1991年製作の映画)

-

まだ観れてない
予告編だけはっつけていつか観てみる

https://youtu.be/_Rk5ZBhnCA8

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

-

大学教授と大学院生が見つけた驚異の発見をどう扱うかの話。もしくは、どう扱わなければ地球はこうなるって話

コメディって書いてあんのに全然シュール。笑う目的では見れなかった
発見をしたのが大学院生で、院
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ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

5.0

子どもはなにやっても負けん!
日本語もちょこちょこ出るよ映画。

公開より数年後に観た
長男が突如現れた次男に腹を立てるのは当たり前で、でも大人や周りからしたら
「我慢しなさい、お兄ちゃんでしょ?」で
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魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

5.0

おジャ魔女どれみが好きな、デキル大人未満の子たちの話

おジャ魔女どれみの続編ではないから、それを期待しちゃダメかも。

私もどれみちゃんが大好きで、こんな子になりたいと思って育った派
実際は、現実で
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

5.0

孤高の天才が7年かけて作った映画、の第1章
映画を見る前に色々なレビューを観てしまいましたが、いややっぱ一人でストップアニメーション作り切るってヤバくね?と思う

エンドロールの
○○役:堀貴秀
○○
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

5.0

ドロステというトリックの中で、ぼくらの日常はどこまで変わってどこまでは変わらないか
っていう映画

タイトルのとおり、ある日ドロステをした
(テレビを使ってタイムリープ?できちゃった!)て話です。
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

5.0

いやだわあたしこんなの観たら泣いちゃう

画質がいいわけじゃないんだけど、ちょっとぼんやりした輪郭なのがよりきよしこ感アップ
それにしてもキャラの動きがいきいきしすぎじゃない?一コマ一コマをスクショし
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

見ていてめちゃめちゃ痛々しい妄想女が、少しずつ真人間になっていく話

数年前読んだ原作と、今回の映画の描写はだいぶ違う気がする
原作は、「勝手にふるえてろ」というタイトルのくせに、痛々しさはかなりマイ
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ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

5.0

2021で観た映画のうち一番かもしれない
構成がうまくて美しい映画もいっぱいあるだろう。けど、観ている側が一番かけてほしい言葉・シーンが盛りだくさんだった。

主人公の女の子は隠キャの要素盛りだくさん
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トムボーイ(2011年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

映画の広告から見た印象と、実際観た印象がチョット違う

映画案内だと、主人公はこどもらしい「おままごと」の範囲内で男装をすることに。
実際の演技は、「ガチで自分の性別に悩んでいる」ものだった。
子供が
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

5.0

熱いお仕事映画。「熱いお仕事」ときくと暑苦しくいらいらしそうだが、最後までかっこいい映画

基本的に観てるこっちはだまされまくって、アレも!?まじーってなる
だます目的、その後のつなげかたが格好よかっ
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ブレッドウィナー/生きのびるために(2017年製作の映画)

5.0

映画館で見逃してNetflixで観た
重いストーリーなのに、フィクションで包まれているから優しいテイストになっている
アニメだから主人公がゴム毬みたいに跳べるし、竜や不思議な生き物というメタファーと過
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

見るからに冴えない男性歌手が、ビートルズの丸パクによって駆け上がっていく話
コメディの中でもクスクス笑えるタイプ

男性はいつまでも冴えなくて、歌手としての能力がどこまでも0なのがおもろい
こちらから
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キートンのセブン・チャンス/キートンの栃麺棒(1925年製作の映画)

5.0

弁士が澤登翠さんのバージョンをみる(Amazon prime)
キートンというより澤さんの弁士がうまい!
女性の声で主人公の男性を演じて、かっこよさもひょうきんさも出せててすごい

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

救いもないのにハッピーエンドに見えてしまう作品

主人公は映えないボクサーで、ボクシングがどれだけ好きでも報われない。
イケメンで彼女持ちボクサーは、なによりもボクシングが第一。
イケメンの彼女は彼と
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シー・ラヴズ・ミー(2016年製作の映画)

5.0

ミュージカル劇 歌がうまい、発音が聞き取りやすい、それぞれのキャラがたってて◎
主人公たちは美男美女で、メルヘンチックなところがあるから憎めない。尻軽と扱われていた女の子は、最後までおバカで愛らしい。
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

5.0

これは1938年に製作された映画、日本は戦争でへろへろになっていた頃の作品だ
この中では、戦争より失業率の高さが問題で、人は貧しいが日本のような戦中のズタボロさはない。
この映画は映画としてもおもしろ
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超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

-

リターンズ!の予習としてみる
爆笑はしないけど、上司がずっと強くてあたたかい系コメディ
ほのぼのしたし、これを見て腹話術をまなびたくなった

ライトハウス(2019年製作の映画)

5.0

予告を観おわり「わからん」
本編を観おわり「全くわからん」

私は映画館でみて、上映後の解説動画でやっとわかった
解説をきいても「それでなんでこうなった?」と思ったものは多々
が、モノクロ映画がスクエ
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がんばれ!チョルス(2019年製作の映画)

5.0

思考が幼い変な人、チョルスがどんどん格好良く見える話
チョルスに娘がいたとわかるシーンでは、正直「どうやって娘できたんだ?」と思ったりしたが、後半のたたみかけで「かっけーパパや」に
この作品のすごいと
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アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

5.0

寝る系かと思ったら単純にいい映画だった
映像に1973当時の服装、外車、価値観、流行りの音楽などががんがん流れる
平成生まれの自分は、
「三丁目の夕陽」も生まれていないのに懐かしいとおもう。
それと同
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