第1次大戦の末期、西部戦線だった北フランスのとある街を舞台に、(子供たちが眠っている夜中におもちゃたちが大騒ぎする「トイストーリー」のように)たった一日の間だけ繰り広げられたまぼろしのような大騒動。>>続きを読む
ホロコーストの映画はたくさんある。
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(1)強制収容所の現実を描くことがストーリーの軸になっているもの
「シンドラーのリスト(1994)」「ライフ・イズ・ビューティフル(1999>>続きを読む
あほらし。くだらねぇ。この2語は決して口に出さぬように、と観る前に密かに決意してこの作品にのぞんだ私であったが・・・
北関東3県の目くそ鼻くその争いを描いた「お前はまだグンマを知らない」は結構笑った>>続きを読む
嫌~なシーンが続いて息苦しい雰囲気だったが、最後に心からの感動が待っていた!! そこに至るストーリー展開にもグイグイ惹き込まれて、邦題はそういうことだったか!としっかり腑に落ちた実話ベースの名作。(ち>>続きを読む
オール沖縄のエネルギーの始まりは、辺野古基地問題でもなく、オスプレイの墜落(不時着?)事故(2016)でもなく、米海兵隊員による女子高生ひき逃げ事件(1998)でもなく(私が知っていたのはこのあたりま>>続きを読む
冷戦時代が始まって間もなくの1949年に東側のポーランドでつくられた民族舞踊団。その音楽リーダー兼ピアニストのヴィクトルと、歌手で踊り子のズーラとの、亡命によって東西の壁に隔てられた10数年に及ぶ悲恋>>続きを読む
これはスノーボードやスキーのハーフパイプが好きな人にはとても興味深いドキュメンタリー。
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スノーボードがオリンピック競技となったのはなんと長野大会(1998年、知らんかった)。日>>続きを読む
格差社会を描いたコメディという事前情報をインプットしただけで、久々に映画館に行ってきました。
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半地下の住まいで暮らす貧しい一家の浪人生の息子が友人の伝手で、大金持ち一家の娘の英>>続きを読む
9.11の同時多発テロに反応して、アメリカが始めた対テロ作戦。首謀者オサマ・ビン・ラディンが潜伏していたと見られるアフガニスタン北部の山岳地帯が作戦の舞台となった。この作品は、その最初の作戦を実行した>>続きを読む
想像してたのよりず~っと面白かった、最高じゃん。てっきりハイスクールと思っていたのに、小学校だったとは!
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ロックへの熱い思いはだれにも負けないけれど、鳴かず飛ばずのうだつの上>>続きを読む
車椅子の障害者とその介助者の心暖まるお話を期待してたら、のっけからあれっ?となる。主人公鹿野(=大泉洋)の車椅子の障害者がわがままで嫌~な感じなのだ。多くのボランティアが代わる代わる介護にやって来るの>>続きを読む
これはとても興味深いアメリカ政治の裏話、(息子)ブッシュ大統領時代の副大統領チェイニーの半生を描いた作品。(本人はご存命ですが、この作品をどう思っているのでしょう? よく許したものです)
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「ペンタゴン・ペーパーズ」や「大統領の陰謀」と同じテーマ、政治と報道の関係、報道の自由について考えさせられる作品。二つとも権力者の不正や隠蔽を新聞社の記者たちが暴きだすという実話から、民主主義社会で報>>続きを読む
何年か前に流行ってたけどスルーしてしまったので、2が出たこの機に遅ればせながら(167440番目のレビュー、遅!)。「ありの、ままの~」ってのはアナではなく、魔法の力を持つ姉のエルサが自分自身を励ます>>続きを読む
今どきの女子高生はコンビニやファミレスでバイトするのも普通のことだから、バイト先の店長との人間関係で「問題」が生じることも普通の事なのかもしれない。
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店長が子持ち(小学低学年)>>続きを読む
この作品は1977年制作だが、1953年のフランス映画のリメイクということなので、時代設定は1950年代だろう(トラックや飛行機のポンコツぶりもそれなら納得)。アウトローの男たちのアクション冒険映画。>>続きを読む
あかん、これは「コーラスライン」に感動した人が、もう一回感動するためにみるやつだ。「コーラスライン」をまだ見ていない私は、絶対見るべきではないやつだ!
タイトル見たらそれくらい想像しておくべきだった・>>続きを読む
重~いテーマは苦手だから見ないという人には、そのことを伏せてこの作品をおススメしましょう(笑)。こういうアプローチもあるんだ!と感心した良作。
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主人公が、眉毛がすぐに八の字にな>>続きを読む
邦題タイトルに主演俳優の名前をつける必要はないです。もっと言えば原題の「We are Marshall」のままで良かったと思う。スポーツ映画だけれど、母校に対する誇りとその地元愛が強く感じられる内容だ>>続きを読む
素晴らしい!! こんな作品があったとは! それを今ごろ知るという情けなさ!(加賀恭一郎シリーズ最終話(10話)だそうで)。
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見ながら感じたことは、松本清張の名作「砂の器」に雰囲>>続きを読む
うーむ、これはなんだ? 地味なテイストの問題作。
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主人公のいわゆる都合のいい女(テルちゃん=岸井ゆきの)と、彼女を都合よく扱うクズ男(マモちゃん=成田凌)の関係を丁寧に描いたお>>続きを読む
ゾンビ映画は「カメラを止めるな」以来。その前は「ショーン・オブ・ザ・デッド」、その前は・・・記憶なし。つまりゾンビ映画はほとんど見たことなく、見た作品はホラーと言うよりコメディ。やはりゾンビらしいゾン>>続きを読む
この映画は(ミュージカル特有の不自然さは仕方ないとしても)歌は良かったし、伝えたいメッセージには共感できて、なかなかの好印象をもちました。ひょっとして、この主人公は実在の人物? Wikipediaで調>>続きを読む
イギリスで実際にあった冤罪事件を扱った作品。
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1974年当時、北アイルランド独立のために武装闘争を続けていたIRA(Irish Republican Army 直訳すればアイラ>>続きを読む
自分の分身(アバター)がゲームの世界に住んで、そこでは何でも自由にでき(冒険、戦い、仲間つくり、恋愛、投資、起業…)、そこで稼いだお金はリアルの世界でも通用する。ゲームの世界とリアルの世界が混然一体と>>続きを読む
現役のNBA名選手と元NBAのスター選手(と女子選手)を俳優として登場させるために考えられたストーリーの、マンガのようなスポーツ映画だった。
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すっかり爺さんになってしまったかつ>>続きを読む
私の名はデビッド・キム、韓国系アメリカ人、妻も同じく韓国系アメリカ人。私たち夫婦は一人娘のマーゴットをとても可愛がって育ててきたが、妻は病気で早く死んでしまった。それからは父一人娘一人の生活になって、>>続きを読む
前知識なしで見始めたものだから、なかなかストーリーが動かないなと感じると同時に、ムムこれはひょっとしてLGBTのGの映画? と気づいてやや動揺。動揺してしまう私の頭の中にはまだまだ偏見が残っているのだ>>続きを読む
「ピーターパン」「パイレーツ・オブ・カリビアン」などのせいで、私の海賊のイメージには恐ろしさがあまりないのだが、ちょっと想像すればわかる通り本物の海賊はとても恐ろしい。ソマリアに出没する現代の本物の海>>続きを読む
久々の小津作品、多分これで6作目。見終わって一番感じたことはタイトルで内容が思い出せる!ということ。私の中で、小津作品の一番の問題は、タイトルと内容が結びつかないことだったが、この作品は違う。絶対「お>>続きを読む
途中突っ込みを入れたくなるようなシーンも結構あるが許す。(銃撃戦の前、ウイス―キーをラッパ飲みしてへべれけになってプリクラ撮るシーンとか、大の男がありゃないぜ。でもこのギャップがいいのか? その写真の>>続きを読む
1986年、崩壊5年前のソ連でつくられたSF映画。何それ!
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これはSFというよりちょっと大がかりでシュールなコントのよう、笑える。街で困っていた宇宙人と名のる男が持っていた小さ>>続きを読む
問題です。次の映画に共通のこととは何でしょう?
「サイコ PSYCHO」1960
「真実の行方」1996
「ファイトクラブ」1999
「アイデンティティ」2003
「シャッター・アイランド」2010>>続きを読む
しっかりしたサイエンスのベース、そこから大胆な発想で予測した未来の世界観。
これが1995年の作品とは恐れ入る。(1995といえばWindows95の年、PCが個人に普及し始めインターネットが知られる>>続きを読む
アメリカ軍には、陸・海・空軍と海兵隊(と沿岸警備隊)がある。一方で米軍にはこれらを一体とし、別の観点から再編成した統合軍というものもある。世界を地域別にカバーした6つの統合軍と、機能別に分けた5つの統>>続きを読む
こんな映画があったのか! これは60年近くも前の日韓問題を扱っている。しかも加害と被害の関係が逆だ。1952年、韓国の李承晩大統領は勝手に境界線を海洋にひき(李承晩ライン)、その中では韓国が漁業管轄権>>続きを読む