K800さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.8

タイムループ×ラブコメ

結婚式の日をループしてしまうサラとナイルズの話(結婚するのはサラの妹)。

序盤からいろんな伏線が散りばめられているが、上手いことそこに疑問を抱かせずにストーリーが進むので、
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アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

3.7

自由な鳥を金の鳥かごにいれたいの?

メロドラマはあまり観たことないが、シアーシャ・ローナンが出演していたので普段見ないジャンルにチャレンジ。

古生物学者である主人公メアリーは、かつて発掘した化石に
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.6

チャドウィック・ボーズマン最後の主演

クライム・アクション映画はあまり頻繁には観ないのだが、「ブラックパンサー」でお馴染みチャドウィック・ボーズマンが手術や化学療法を受けながらも撮影した本作を観ない
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.8

ブラムハウスの安定感

「ハッピーデスデイ」の監督が手がける新作ホラー。
連続殺人鬼とさえない女子高生が呪われた短剣によって入れ替わってしまうという話。
映画冒頭の「13日の金曜日」オマージュから始ま
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

3.3

子宝に恵まれない夫婦とその子供

まぁとにかく観てみなよ。って感じの作品。言葉で説明するより観た方が早い。
アリス(1998)の監督の作品という事で、本作も淡々と進んでいくストーリーと不気味なストップ
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.5

もっと早く観ていればよかった

なぜかは分からないが、マフィア映画は難しいもので自分にはまだ早いと思い込みなかなか観ずにいた本作。
いざ観てみると、完成度の高さにびっくりした。これまで観なかった理由の
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ブラック・ボックス(2020年製作の映画)

3.4

welcome to the bramhouse 2本目

事故により記憶を失った主人公の男が、ブラックボックスという治療を受けて記憶を回復させようという話。
後半である事実が発覚するのだが、それによ
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グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

3.5

子供の時ならではの懐かしさがある作品

自分たちは中学生だからもう子供じゃないと言い張る姿や、車で行けばすぐの距離でも大冒険のように感じるあの感覚が見ていて懐かしく感じた。

いつも一緒にいる仲良し3
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私はゴースト(2012年製作の映画)

3.1

幽霊目線で描かれる斬新な作品

去年くらいに話題になっていたので鑑賞。
幽霊を主人公として描く珍しい作品なので、結構好き嫌いが分かれそうだなと思った。個人的には前半がなかなか退屈だった。ただ、映像の撮
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ドリームランド(2019年製作の映画)

3.5

ドリームランドを目指した者の末路とは

オンライン試写会にて鑑賞。
劇場公開より一足先に鑑賞する機会を与えてくださったFilmarks様には感謝しております。

本作は主人公ユージンの妹が、兄の姿を回
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召使(1963年製作の映画)

4.0

共依存と主従関係

主人公は召使を生業とする男バレット。アフリカから帰国したばかりの貴族階級の男トニーは新たな家に引っ越すにあたって、バレットを召使いとして雇うことに。身の回りの世話をそつなくこなすバ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

この生き方が好きなのは最後の”さよなら”がないからだ。


車上生活をしながらあちこち転々としている、現代の遊牧民ことノマド達の生き様を垣間見ることができる作品。
主演はフランシス・マクドーマンド。ス
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.8

ナイル殺事件へ向けての予習

と思いきや「ナイル殺人事件」来年の2月11日に延期されたことが本日発覚。観たい映画がほとんど延期されて映画ファンには辛い時期だ…

アガサクリスティの代表作の映画化。
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

3.7

なんと滑稽なことか

カララ社社員のジュリアンは社長夫人と不倫関係にあった。2人の関係において邪魔になる社長を殺す計画を立てていたが、物語は思わぬ方向へ…

本来であれば社長殺害で終わるハズの話が、各
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複製された男(2013年製作の映画)

3.3

んー。ちょっと難解ですわ。

大学講師をしている男がある日映画を見ていると、自分と瓜二つの俳優発見!どうなってんだ⁉︎ってとこまでは面白かったが、あとはだんだんと難しくなっていく。なんとなく言いたいこ
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.4

散りばめられた伏線

低予算映画ではあるが、意外性のあるストーリーで面白かった。1度目の鑑賞ではあまり気づかなかったが、あらゆる会話の中に伏線が散りばめられていて驚いた。みれば観るほど味が出るスルメの
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エスケーピング・マッドハウス(2019年製作の映画)

3.3

精神病院の実態

1887年NY、舞台はブラックウェルズ島(現在はルーズベルト島)の精神病院。そこに収容された主人公が唯一覚えているのは自分の名前だけ。しかし、彼女はただの患者ではなかった。その正体と
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ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ(2005年製作の映画)

3.3

そうだよねー。デ・ニーロだもんねー。

心理学者のデイヴィッドは妻を自殺により失い、娘はその現場を目撃してしまった。環境を変えてやり直すためにNY郊外へと引っ越すが、自分たち以外誰もいないはずの家の中
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地球最後の男(1964年製作の映画)

3.3

「周囲に感染者が出た場合、外出を控え"密"にならない様に」

疫病の流行により人ではない何かになってしまった人間たち(多分吸血鬼)。そんな中、1人だけ生き伸びている地球最後の男のお話。

アイ・アム・
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.0

「気は確かです。正気です。神にかけて誓います…私の赤ん坊が狙われているの。」

これぞホラー。作品に終始漂う不気味な空気。最近はCGや脅かし演出に頼っていて、こういった気持ちの悪さが滲み出た映画は少な
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.7

大統領候補と無職の恋物語

頭空っぽにしても観れる面白い作品だった。度々下ネタが出てくるが、コメディ作品にはつきものなので仕方なし。

ジャーナリストである主人公は、自身の勤める会社がメディア王ウェン
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.0

ロロ・トマシ

時は50年代、誰でも成功することができる夢のある街L.A.。しかしそのイメージとは裏腹にマフィアが台頭していた。その対策として警察はマフィアのボスを逮捕したが、それを機に起こる暗黒街で
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.6

ジュディ・ガーランドという被害者

ジュディ・ガーランドといえば「オズの魔法使い」を思い出す人が多いだろう。自分もそのうちの1人だ。ただ、彼女がどの様な人物で、他にどんな作品に出たり、どんな活動をして
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グリンゴ 最強の悪運男(2018年製作の映画)

3.5

世の中は逆さまだ。善人が損をする。

会社と妻に裏切られた真面目な男が、誘拐事件を自作自演して会社から身代金を騙し取ろうとする話。
登場人物達の全ての行動が悪い偶然を起こし、とんでもない事になっていた
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.7

吉岡里帆の演技が凄い

韓国映画「ブラインド」の日本リメイク。
事故の目撃者である主人公が盲目という設定が秀逸。さすが、オリジナルが韓国サスペンスといった感じ。
盲目の主人公を演じた吉岡里帆には脱帽。
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ヒッチャー(1986年製作の映画)

3.7

動機不明

タイトルとポスターのビジュアルで分かる様に、ヒッチハイカーを車に乗せたらそいつがヤバいやつだったと言う話。

ヒッチハイカー役はルドガー・ハウアー、ブレード・ランナーでレプリカントを演じて
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オペラの怪人(1943年製作の映画)

3.5

可哀想な人

オペラ座の怪人やらオペラの怪人やらと色々ありますが、どれを観ればいいのやら…これより古いもの、新しいもの、観た人はどんな感じか是非教えて欲しいです。

ファントム・オブ・パラダイスって思
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.3

俺はコンスタンティン…ジョン・コンスタンティンだ…馬鹿野郎‼︎

キアヌが悪魔祓いをする映画。
儀式ぽい事をするのかと思ったら、メリケンサックでぶん殴ったり、特殊な銃でぶっ放したりと案外笑えた。
ただ
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ザ・ファン(1996年製作の映画)

3.4

デニーロの怪演再び

今作でもデニーロはサイコパスを演じている。一体彼は何回サイコパス役を演じたのだろう。

野球=人生と考えるほどの野球ファンである主人公。ある選手を応援するあまり、とんでもない行動
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デッドゾーン(1983年製作の映画)

3.6

その力は神からの贈り物なのか

婚約者とのデートを終えた帰り道に事故に遭ってしまう主人公。5年の昏睡状態から目覚めた彼は、触れた人のビジョンを見る能力を手にしていた。はたしてその力は彼にとって良いもの
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クロノス(1992年製作の映画)

3.3

デル・トロ監督の長編デビュー作

1537年、錬金術師の男によって作られたクロノス。クロノスとは永遠の命への鍵と言われており、昆虫の様な形をしている機械仕掛けのモノ。400年以上が経ち、ヘススという爺
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冷凍人間甦える(1940年製作の映画)

3.6

最先端の医療と小さな犠牲

先日、新星堂でDVDを観ていると本作に目が止まった。どうやらレンタルも無さそうなので買って観ることに。

患者を冷凍保存させることにより、病気の抑制と延命が可能だという”冷
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ローズ・イン・タイドランド(2005年製作の映画)

2.5

ギリアム版アリス

かなり好き嫌いが分かれる作品だと思う。
ちなみに自分は全く好きではなかった。単純に話が面白くないと感じてしまった。BGMもほとんどなく、延々と変な映像を観せられている感覚。でも好き
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

美しい

映画冒頭から映像や音楽が素晴らしく一気に引き込まれた。ストーリーも単純なので、余計なことを色々考えずに作品に没入できた。
口を聞けない主人公と、魚人による言葉を使わないコミュニケーションは心
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ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

3.6

「私の歌を歌うな。歌えるのはフェニックスだけだ。フェニックス以外の者がその歌を歌えば必ず死ぬ。」

映画冒頭にも紹介されるが、この映画は新しい音を探し求める物語である。その曲を書いた男、それを歌った女
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メトロポリス(1927年製作の映画)

4.0

脳と手の媒介者は心でなければならない

富裕層たちが豊かな生活をおくる未来都市メトロポリス。地下では労働者たちが過酷な労働を強いられていた。ある日、メトロポリスの支配者フリーダーセンの息子フレーダーは
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