ななこさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ななこ

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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.6

オールナイト1本目!
正直、ぜんっっぜん分かんなかったけど観て良かった!!

登場人物みんなぶっ飛んでるけど愛おしくて哀しくて憎めないね
分かんなかったっていうのはこう、あまりにも自分の感覚と登場人物
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すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

4.0

初めてこの映画のポスターを観た時、なんて大胆なタイトルだろうと思った。「すべてうまくいきますように」なんて、誰だって何にだって思うことだ。すべてうまくいってほしいに決まってる。
でもだからこそ、このタ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

私は音楽を好きで良かった、音楽をやっていてよかった、これからも音楽をやり続けたい!!!!
そのために努力したい。
勉強しなきゃ、作曲しなきゃ!!!!!!

音楽ってすごい。

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.5

映像と音と物語の中にじっっくりと深く深く沈みこんでいくような感覚があった。映画の中に包まれていくような…?
こんなに柔らかくてしっとり重たくて静かで深いSFがあるのね…

SFについて何も知らないけど
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.6

この映画を表す擬音なにかな〜ってずっと考えてる。
ほんわりしっとり?もうちょい良いのある気がする

静かでゆったりした映画だった。
ゆっくりゆっくり、交流を深めていく2人を丁寧に描いていて良い。
あの
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水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

4.2

ぐちゃぐちゃ!
ある側面があまりにも自分事すぎて、自分の身体のあらゆるコンプレックスと、友達との様々な会話と、たまに話題になる女性の身体にまつわる議論のことばかり考えながら観てた。
私がコンプレックス
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階段の先には踊り場がある(2022年製作の映画)

-

私には合わなかった!
私多分この監督と話が合わないんだと思う。
それか私がうまく哲学を読み取れなかったのかも。

踊り場で足踏みして次の段に進めない人達を、滑稽に、時に不毛に、でも愛おしく描きたいのだ
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沈黙(1962年製作の映画)

3.7

友達の誘いで、初めてのベイルマン!
難解だったしシーンが何を意味してるのか分からない部分は多かったけど、でも退屈せずに観れるくらい映像がほんっっっとに美しかった。
光と影と、あと鏡の使い方がものすごく
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アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

4.5

目黒シネマ2本目。すごく良かった。これが実話というのが本当に最高。

つい5日前にベケットの『いざ最悪の方へ』の演劇とそのトークイベントを見たので、個人的にもすごくタイムリーだった。
そのトークで劇場
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1640日の家族(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

目黒シネマ1本目。
ずっとアンナに感情移入して観てた気がする。

フランスの里親制度を知らなくてちょっとびっくりした。そっか「仕事」なんだね。
私だったら無理だなぁと思った。小さい頃から「家族」だった
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裸足で鳴らしてみせろ(2021年製作の映画)

4.3

苦しかった。エンドロール来たときなんかジンジンした。泣いたとか単なる感動とかじゃなくて、身体がジリジリする感覚があった。
電車遅延で冒頭観れなかったの悔しいなー

磁場を持つような2人が無理やり触れて
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.5

いやーーーーー、非常に良かった!!
とっても質の良い伝記だった。

彼の仕事がいかに凄いか思い知らされて、序盤ちょっと病みかけたけど、中盤からもう病むとかじゃなくなった。モリコーネに病めるレベルに達し
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偶然と想像(2021年製作の映画)

5.0

たまらんかった。いや、ほんっっっっっとにたまらんかった。
私とは分野が違うけど、自分の表現として、これが作れたらどれだけ良いだろうと思う。濱口竜介がライフワークにすると言っているのも分かる。
パンフレ
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走れ、絶望に追いつかれない速さで(2015年製作の映画)

3.8

ザラザラしてた。映像自体の質感もそうだけど、物語も、物語が描こうとしてる物事も、撮り方も、なんかザラザラしていて、それが荒っぽさもありつつ良かった。

遺された側はどうやったってもがくしか無く、もがい
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.8

ザラザラしていて、静かで深い。
力強い、とはちょっと違う気がする。
ずっしりとした映画だった。

音楽は1回しか鳴らず、会話劇でもない。本当に静かで研ぎ澄まされた映画。
ボクシングの足音、ミット音など
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そばかす(2022年製作の映画)

4.0

[追記]
はあ、映画の内容自体に触れるのに(咀嚼するのに)時間がかかるのどうにかしたい。文章にする練習が必要。

私は、アセクシャルの人が置かれている状況をそのまんま伝え、こういう人が存在するのだ、と
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

3.5

とりあえず、散らかった思考をそのまんま書く。

エグすぎる。めちゃくちゃ重い。重めの映画だということしか知らずに観たけど、想像の15倍重い。
しかもめちゃくちゃ複雑。よくもまあこんなにありとあらゆる出
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.0

水に、過去に、深く潜る。そこには記憶と生活が積み上がっている。

あったかい手触りの良い作品だった。
最初の釣りのシーンが好き。積み上げた家の中で、過去との入口となる場所から食べ物を得るのは、おじいさ
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チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ(2021年製作の映画)

3.2

イオマンテのめちゃくちゃ貴重な映像資料。
監督の主観はできるだけ入れず、その人物と儀式をシンプルに記録するためのものなのかなと思った。非常に興味深かったです。


ナレーションが、アイヌの神謡を参考に
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

ぶちあがった!!

スラムダンクのこと何も知らないのになんか突然観ることになって大丈夫だろうかと思っていたら、スラダンもバスケも何も知らなくてもめちゃくちゃ楽しめる設計だった!

脚本演出作画音響音楽
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.8

おもしろかったなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜

すーごい没入感で、正直音楽がどうだったとか全然覚えてない、でもその位の没入感を助長するめちゃくちゃいい音楽だったはず
脚本も演出もえっっっっぐいね、感想の第一声で
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.1

ほんとに美しかったな…
暴力と日常の隣接の仕方(させ方)が、スっと入ってくるんだけど咀嚼した時に息が詰まった。

映画や舞台だけカラーなのがものすごく印象的だった。
ママとパパのやりとりには、なんてい
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.2

【2回目】新文芸坐
前見たの完全版だったのにこっちに書いちゃってた

前とかなり印象が変わって面白かった!
完全版は人生と愛の話、これは友情のお話だった。
またアブラカタブラで泣いた。

音楽相変わら
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.5

【2022/11/19 2回目】
前回観た後、色んなことを考えて自分なりに整理していたから、今回は純粋に楽しめたし良い作品を浴びれた感覚!!
やっぱアニメーションは楽しいなぁ

前気づなかった事にも色
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.3

水墨画を最大限、美しく美しく描こうというこだわりが詰まってたと思う。
すごく綺麗だった。
映画を見てる間ずっと、私もなにか作りたくて仕方なかった


これから作る音楽の参考になると思って見に来たんだけ
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窓辺にて(2022年製作の映画)

4.1

良かったなあ。今泉監督は本当に人と、人の不器用さが好きなんだな。

環境音がほんっっとうに小さい。そして会話と、会話主の発する音だけ不自然なくらいハッキリ聞こえる。でも自然さを削ぎ落としてまで、会話と
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.0

昔観た映画は基本記録しないことにしてるんだけど、これだけさせて(あと5年くらいは見返さないと思うから)

ドビュッシーをこんな風に使っていいなんて知らなくて、内容も衝撃的すぎて、高校3年生の私はこれを
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未知との遭遇(1977年製作の映画)

3.9

観よう観よう思って逃していた

まず野外上映初めてだったんだけど良かったなぁ!
夜空と強烈な光のシーンが多い映画を、日比谷のど真ん中でビルに囲まれて、星が1つしか見えない夜空を背景に、冷たい空気を吸い
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.5

超良かった、目が離せなかった
いや映画観る時によそ見なんてしないんだけど、シイノに釘付けになった

シイノは本当に素敵な人。自分だってきっと色々苦しいのに、ちゃんと芯があって強い。小さい頃からああいう
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ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

5.0

書くの忘れてた!

まじ最高。みんなが家族みたいに特別に思い合ってるのがなんかほんとに嬉しい。
自分との境界線が無くなるくらいキャラクターと一心同体なのってほんとにすごい。

ハリポタもっかい見返さな
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

4.7

夏・秋の方は大好きで何回か観たにも関わらず、なんとなーーく後半は観ていなかった。
前作と合わせた感想を。

とっても良かった!!
生活を営むってこういうことなんだなぁって思わせてくれる。たっっっくさん
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

4.5

記録用
ずっと大好きな映画。少ーしだけ自分に余裕が出てきて、でも気持ちを高めたい時、QOL上げたい時に観る映画。
逆に沈みきってる時に観ると、自分の生活との落差にやられる。

橋本愛は声も顔も大好き

あのこは貴族(2021年製作の映画)

5.0

美しくて隙が無かった。上品に、でも確かに東京と人間たちの汚さと綺麗さが描かれていて、なんというかビックリした…
完璧ってこういうこと?

どのシーンのどの仕草もどのセリフも全てが必要で、あくまでさり気
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.5

えぐい。
けれど美しかった、というのを躊躇ってしまいそうになるけど、でも美しくもあった。


音の使い方があんなにグロテスクだったのを聴いたことがない。
フォーリー(かなぁ?その場で録ってる?)で後付
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カモン カモン(2021年製作の映画)

5.0

【2回目】2022/12/06
はぁーーーやっぱり、咀嚼し切れないけど、でも全部が好き。

平凡な日常を永遠にできる録音、私も好きだなぁ。
質問を投げかけて子供が答える、その作品性・物語性と真実味、ア
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