人間としてのモーセを描く意欲的なドキュメンタリー。モーセのエジプトでのルーツや、怒りに身を任せる性格は初めて学んだ。この作品を見れば、モーセの預言者としての権威の秘密が明らかになる。それは現在のユダヤ>>続きを読む
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キャストのみ事前公開された話題作。最初は半沢直樹のような企業ものなのかと思いきや、段々と国家規模の諜報活動に軸足が移っていき、公然の秘密組織「別班」がテロ組織「テント」の謎を追う物語となる。毎週謎が謎>>続きを読む
近親相姦などで悪名高いカリギュラの物語。これまた悪名高いティベリウスの下で、意外にも初期のカリギュラは賢く振舞って生き残ったことが判明する。偉大で人気のある父の後光もあり、ティベリウスを暗殺することで>>続きを読む
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福山と大泉がバディになる刑事もの。これだけでも面白い設定だが、さらに福山は盲目というハンディを背負っている。もっとも、やはり福山が演じるだけあって、かなりスペシャルな人物であり、むしろ盲目になって際立>>続きを読む
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待望の戦争シリーズ続編。今度の舞台は旧態依然とした永田町で、永田町あるあるが展開しながら復讐を果たして行く。物語の多くの部分は、息子を突き落とした犯人と、それを隠蔽しようとする人間への復讐であるを犯人>>続きを読む
ローマ史の偉人カエサルをめぐる物語。史実に忠実という作品の方向性にもかかわらず、あらゆるドラマを凌駕するカタルシスがここにはある。没落した家系の出身であった一兵卒が、軍隊でのしあがり、若くして今でいう>>続きを読む
五賢帝時代がいかに終わったかを描く。なぜ哲人皇帝マルクス・アウレリウスは継承に失敗したのか? 単純な回答としては、情を挟んで無知な息子に世襲させたからである。ローマ皇帝は基本的に優秀な人物を養子にさせ>>続きを読む
エミリーを通じたアメリカとフランスの文化衝突の続編。相変わらずエミリーはプロテスタントの価値観を振りかざし、フランス的な恋愛観に慣れることができない。終盤にようやく素直になれそうになったが、元恋人と復>>続きを読む
イギリスを舞台にした高校生の赤裸々な性にまつわる物語。
若者のセックス、リベンジポルノ、LQBTQ、ドラッグなどが赤裸々に語られ、若者が自我に目覚めていく過程が描かれる。
一話完結型でありつつ、一部の>>続きを読む
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シーズン2は宮廷内の堕落とオラニエ公との領土闘争が中心となり、シーズン1よりも深みが増している。若き日の太陽王の人間的な苦悩に焦点を当てており、日本の大河ドラマよりも遥かにレベルが高い。
時代背景とし>>続きを読む
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ヴェルサイユでの愛憎渦巻く宮廷劇。フランス版大河ドラマといったところだが、エロティックな描写が多い。
アートの力を信じる王と、カリスマ性のあるオルレアン公という対比が面白い。民が慕うのは前線に出るオル>>続きを読む
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シカゴの若い女性がパリで仕事を始めるだけの話。展開はプラダを着た悪魔にやや似ている。
最初は言語や文化の壁がコメディタッチで描かれる。アメリカ人が脚本を書いているから、フランスを皮肉しているのだろうが>>続きを読む
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村西とおるという人物がつまらなくなるにつれて、作品のスケールも小さくなってしまった。
前作はエロスの解放という一点に集中していたが、村西は金儲けに目が眩んで、周りを悪い形で巻き込んでいく。
周りの意見>>続きを読む
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新時代の価値観に合う恋愛ドラマであった。
花枝は空手の才能がありながら、交通事故でトップ選手としての生命を絶たれる。それだけでなく、聴力を失いかねない状況に陥る。孤児院で育っており、経済的にも厳しい>>続きを読む
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この作品の主眼は、ミステリーではなく愛ということだろう。
主人公の夢のために罪を犯して離別するか、それとも挫折を共に耐え忍ぶか? これが問題だ。
しかし、弁護士の過去が最後まで語られなかったことにより>>続きを読む
人間の欲望を描けていたが、演出には疑問があった。
途中までは好みの展開だったが、最後の遺言書はご都合主義という感じがする。
宮沢りえの色気は物凄かった。