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初めて白石和彌監督のオリジナル作品を鑑賞。絶望的に怖いが、面白い突っ込みどころもある。「パールエンタープライズ」って。
これまで鑑賞した同監督の作品には原作があった。本作は白石監督の個性がより強まっ>>続きを読む
「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」「彼女がその名を知らない鳥たち」の次に鑑賞したためか、自分的にはいちばん見やすい作品だった。重厚な2時間テレビドラマ(松本清張ものとか)を見たくらいの健全さを感じた。>>続きを読む
ビリー・ワイルダー作品鑑賞9作目。第18回アカデミー賞では作品・監督・脚色・主演男優賞の4部門受賞。第1回カンヌ国際映画祭で最高賞を受賞した貴重な作品。
小説家として世に認められたいという思いを持ち>>続きを読む
平均スコアが高いので、『下妻物語』に迫る仕上がりを期待して鑑賞。中島哲也監督や『キック・アス』のマシュー・ヴォーン監督と比較したらシンプルだけど、おもしろ! 前述の2作が好きな人にはおすすめです。>>続きを読む
恋愛なり結婚なり仕事なり、たいていの人間関係においては、相手に期待する「役割」があるはず。それが全くなく、「ただそこにいてくれればいい」となれば、それはもう愛と呼んでいいと思う。
そういう意味で愛を>>続きを読む
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懲役9年の実刑判決を受け、2011年に出所。その後、破茶滅茶な警察官として26年勤めた自身の半生を綴った本を出版。今は八百屋と実の息子さんと運営している探偵業で生活している稲葉圭昭さんをモデルにした物>>続きを読む
中島哲也監督作品が昔から好みのため、得点高め。「渇き。」は叫びすぎのため苦手だったが、本作はサプライズ要素、ヒーローもののようなエンタメ要素もあり、ホラー系が苦手な自分でも最後まで見られた。
原作小説>>続きを読む
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日本リメイク版を観てから視聴。レビューを読むと、どちらが好みか、あるいは両方好きか意見が分かれていて興味深い。自分は日本版のほうが面白かった。
韓国版も「セブン」を想起させる犯罪への憎しみと怒りが充>>続きを読む
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フジテレビドラマ「眠れる森」を知っている世代なので、途中から「これは……」と察してしまったが、最後の最後の展開もあって面白かった。キャラクター設定に厚みがある。
日本版リメイクながら阪神大震災のエピ>>続きを読む
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filmarks評価低いな〜と思いながら鑑賞。突っ込みながら観た方がよい作品で、本腰入れないほうがよいと思う。
鉄の扉の先の部屋が妙にデザイン性高くて「CURE」を思い出させるが、この部屋をわざわざ>>続きを読む
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密室に閉じ込められ、理不尽に死んでいく状況下で起こる人間ドラマ、なのだが、予想を上回るチープさだった。①キャラ設定が浅くて意外性が全然ない、②最後にわかるキーパーソンの設定がない(わざとミステリアスに>>続きを読む
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今ドキの子ども2人とシングルマザー、そしてサイコな老夫婦の物語。
今まで観たシャマラン監督作品の中で一番怖く、困った。自分があの姉弟で、あんなの夜に見たら、自分なら火曜には近くの家に避難している。>>続きを読む
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「こないだ会ったときはこーんなに小さかったのにね!」って、子どもの頃、何年かぶりに会う親戚に度々言われてたけど、まさかそれが発想のきっかけじゃないよねと、ラストシーンを観て思う。
原作はフランスのグ>>続きを読む
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冒頭のキムタクタンゴ、からのさんまさんの看板が大きく映し出された時、テンションが下がった。「とんねるずのみなさまのおかげでした。」の内輪ノリを見ているようなフジテレビ感。
「有頂天ホテル」で重要な役>>続きを読む
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ダー子とリチャードじゃん、と思った人は「コンフェデンスマン」好きだと思うが、もっと古いドラマまでわかる人は終盤で「HERO」「ラブジェネレーション」コンビの熱演が観られてニヤニヤする、そんな作品。>>続きを読む
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約3時間の村上春樹原作作品。歌のないチルハウス(ミュージック)のように起伏のない物語が淡々と続く。いかにも日本映画、いかにもカンヌ、受賞納得という内容。美しい瀬戸内の空気感とともに進行するこの物語を心>>続きを読む
三谷幸喜作品が好きで福田雄一氏のドラマ作品も観て笑ってるタイプだけど、これは違う。自分的には映画じゃない。三國志ショートコントをいっぱいつなげただけの、ショートコント集という印象。
「翔んで埼玉」を>>続きを読む
映画館で観て以来、2度目の鑑賞。
初見の当時は、佐藤浩一さんがこんなに三谷幸喜コメディにハマると思ってなかった驚きと、三谷氏の趣味と映画愛全開の味付けがやや濃いなあという印象があった。当時隣で見てい>>続きを読む
年末なので。3度目の鑑賞。
オールスターキャストによる三谷幸喜氏らしさ全開の作品。とにかく華やか、かつ賑やかなので、一人で観てても明るくなる。てゆうか画面内の人口密度すごい。
舞台は大晦日のグラン>>続きを読む
原作既読。初めから映画化狙い、大泉洋氏で当て書き、本人をカバー&扉の撮影に起用するほどの意欲作だったのに、こんな全く違う話になっちゃうんだから世の中わからない。
國村隼の二階堂先生、面白す。たしかに>>続きを読む
ビートたけし氏へのリスペクトとたけし軍団への配慮に溢れた作品。
故・ナンシー関さんが残した「お涙頂戴は、創造力の貧困と逃げ場である」(※)という言葉に共感する自分は、あけすけな悲哀モノを大方観ない。>>続きを読む
劇団ひとり氏が好きで、原作は発売直後に読んだけど、映画は初鑑賞。
病んでいる人が「親の影響だ」と言うことはよくある。本当に毒親かもしれないけど、そうじゃない(認知の歪み)かもしれないと思わせてくれる>>続きを読む
愉快なドラキュラ仲間と、人間のほのぼの共同生活(出血多め)。タイカ・ワイティティさんて、既存の物語をパロディにするのが得意なんでしょうかね。
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のオマージュと思わ>>続きを読む
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1、2のレビューと同文
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警察v.s.マフィアのスパイ対決。各組織に属する有能な人物が相手側の一味となり、信頼を勝ち得るほど上手く活動する。そこで「善」と「悪」の入れ替えが発生。
スパイも>>続きを読む
1のレビューと同文
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警察v.s.マフィアのスパイ対決。各組織に属する有能な人物が相手側の一味となり、信頼を得るほど上手く活動する。そこで「善」と「悪」の入れ替えが発生。
スパイもののハラ>>続きを読む
5〜6年おきに見返しては「やはりいい」と再確認する作品。本作の鑑賞は3回目で、今回は3部作を通しで鑑賞した。
警察v.s.マフィアのスパイ対決。各組織に属する有能な人物が相手側の一味となり、信頼を勝>>続きを読む
23歳の時に「ローマの休日」を演じたオードリー・ヘプバーンが、38歳の時に演じた本作。当時の夫だったメル・ファーラーが製作している。
ほぼ密室劇、展開がわからないサスペンスと、好きな要素しかない作品>>続きを読む
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児童保護施設、片親、夫婦の不仲、親子コミュニケーション、躾と虐待、トラウマ、モンスターペアレンツ、といった家族問題をきっちり詰め込み、不幸のオンパレード→幸福の絶頂→具合悪くなるくらいの鬱展開で「幸せ>>続きを読む
頑張って『SAW』を観た記念として、遠い昔に超頑張って映画館で観た映画をアップ。リメイク作品も公開されたし。
「ソリッドシチュエーションスリラーの先駆け」っていうやつ。怪物ではない無機質な何かに殺さ>>続きを読む
時々見たくなるのが、B級感ある邦画と、目黒雅叙園的な様式美の映画。どっちも見た後で軽く後悔するのだが、本作はそこまで後悔しなかった。さすが楳図かずお。
ホラーが苦手なので原作は未読だが、wikiで9>>続きを読む
ホラー苦手な自分が、17年かけてやっと観ることができた作品。2004年公開以降、9作品も出てるなんてすごい。ジャンプの連載並み。
確かに面白く、目が離せない要素がいっぱいあった。新アイテムが出てくる>>続きを読む
同じ建物で暮らす男女の、大人の恋愛を描いた作品。どうしてこの作品は飽きないのだろう。
色鮮やかなモダンチャイナドレスに象徴される視覚的な美しさとともに、物語全編に流れる「伴侶の心が離れていく悲しみ」>>続きを読む
昔に観た映画を再鑑賞。
海賊として世界を魅了する前、ジョニー・デップがジプシーをやってた時代の話……ではなく、厳しい戒律を住民に強いる村へやってきた、美しいチョコレート売りの母娘の物語。
衣装と美術>>続きを読む
学生時代に観た時は怖かった。 B級映画って言っていいと思う。ジョン・ラッツの『同居人求む』が原作。
「世にも奇妙な物語」の「墓友」に似ているなー、と思ったり。でも、本作が先。
久しぶりに再鑑賞。ポルノ業界の興盛と凋落を軸に、高校生から大人までそれぞれが、悩みを抱えながら業界と関わり生き抜いていく群像劇となっている。実在したポルノ男優のジョン・ホームズと、ジョン・ホームズが実>>続きを読む
舞台はマレーシアのランカウイ島。年老いた大富豪が亡くなり、3人の子どもたちは遺産を気にするのだが、遺言書で指名されたのは「4番目のミシェル」だった……というお話。
面白いし、みんな好演しているのだが>>続きを読む