うさぎイヌさんの映画レビュー・感想・評価

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ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版(1975年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

岩山でのピクニックまでは完璧な絵画のような、夢の中みたいに美しいシーンが続いていたのに徐々に不穏に…。謎は謎のまま。
3人の少女と先生は、洋服やコルセットのように自分を締め付ける「何か」から逃れたかっ
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クー!キン・ザ・ザ(2013年製作の映画)

3.5

実写の方の、お金と検閲の制約の中で作られたあの手作り感とカオス感の方が好きだったかな!でも両方見たのでストーリーが補完された感じ。
地球人もパッツ人もチャトル人も嘘つきで卑劣なのは一緒だけど、地球人に
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

誰一人いい人がいないのに決して憎めない…。最後ちょっと泣きそうになったよ、なんでかな…🥺
感想は草を生やすだけでもいいかもしれないが、なんか、すきだ。
じわじわくる。じわじわと。

〈2024.6.7
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デリシュ!(2021年製作の映画)

2.0

えっ、失業した偏屈おじさんが、
お金もらって女性(美人)と一緒に住んでもらって稼ぐ方法のアイデアもらって自分をクビにした元上司を見返して愛と尊厳まで手に入れましたとさ、ということ?

いやいやいやいや
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.0

少女フュリオサ役のアリーラちゃんとアニャがどこで変わったのか、、、?と思ってたら、移行にAI使ってたのか!
フュリオサの目がどんどん怒りでギンギンになっていくところが最高。フュリオサ母もカッコ良すぎて
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ソフィーの選択(1982年製作の映画)

-

ちょっと言葉にならない。心が引き裂かれる思いがした。痛みが残る。
ソフィーを演じたメリル・ストリープがすごい。演技も、覚悟も。

『グラン・トリノ』級の深傷を負いました。

コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.0

「自助」だの「自己責任」だの辟易としていた矢先に見つけた「共助」に救いを求めて観てみると、ヒョンビンがひたすらにカッコいいだけだった。車からヌゥーンと出てくるだけでカッコいい。

ヒョンビンがひたすら
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わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

4.0

ただ苦しい生活を抜け出したくて、ただ夢を叶えたくて、ただ生きている人間が、突然国家の思惑の「駒」にされるなんて、想像できないけど、実際に若い女性2人が巻き込まれた。こっわ。
こんな訳の分からない〈ゲー
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関心領域(2023年製作の映画)

4.0

わたしと、あの妻は、何が違うのか。
家にいて、銃声が聞こえて、叫び声が聞こえて、黒い煙が見えて、なんで普通…?なんで旅行の話できる…?
それが全部ブーメランで自分に返ってくるのが、怖い。

『シンドラ
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.0

ちょっと「白人の救世主」みを感じないでもないが、
それでも、ユダヤの聖書の「1つの生命を救う者が 世界を救える」如く、シンドラーの行動が将来6000人以上の命を救うことにつながったことは事実で、「努力
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.5

およそ10年ぶり?の再鑑賞。やっぱおもしろい!桐島くんが部活辞めて、カオスがあの祭へ🤣そして祭の後の余韻。
当時はスクールカースト的なあの感じに目がいって自分の高校時代に重ねて感じ入ってた気がする。
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アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.5

コメディーかと思って観始めると、とてもロマンチック。
ジンの三千年の物語が、昔、読み聞かせをしてもらったときの「続きが聞きたい」感じがして懐かしい気持ちになった。

アリシアの家のインテリアがすてき!
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PS-1 黄金の河(2022年製作の映画)

3.5

予習して行ったつもりがすぐ迷子に!

名前がわからない。
顔がわからない。
関係性がわからない。

——目の休憩を挟む。

国がわからない。
いまどこにいるかわからない。

——目の休憩を挟む。

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タイガー 裏切りのスパイ(2023年製作の映画)

4.5

やっぱりあの人が来てくれた!
いつのまにかYRFスパイユニバースというものに絡め取られていた…楽しい!

もう最高だ。アクションがカッコいい!よい!
3部作すべて監督は違うが、外してはいけないところは
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タイガー 甦る伝説のスパイ(2017年製作の映画)

4.0

えっ!
よい…!
ストーリーもアクションも火力もだいぶよくなった!
サルマンの体に説得力を感じます!
世界平和を願う!!

タイガー 伝説のスパイ(2012年製作の映画)

3.0

ベタのベタを思いっきりやり切ってくれるから清々しい。後半はちゃんとハラハラさせてくれるし世界平和を切に願う!

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.0

ラスト…っ!ボールもらったのに投げ返す相手いないみたいな…!

ラストに繋がりそうな伏線は会話だったり差し込まれる映像だったり、こうなのかなと考察できそうなことはあるけども、でも、そ、そうなるの…衝撃
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プリシラ(2023年製作の映画)

3.5

憧れのスーパースター・エルヴィスに見初められたプリシラは、シンデレラになれるのか。
14歳の少女なら、信じてしまうよな…。広い屋敷で、多忙なエルヴィスしか拠り所がないプリシラが心細くて…😢

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.5

永遠に続くかのような2分のタイムループ。見てるこっちもすごい疲れてくる!
コメディ、ミステリー、サスペンス、ロマンス、青春、SF、全部載せ。
全員ダッシュはズルい。涙出る。

異人たち(2023年製作の映画)

3.5

なんとも奇妙な話。
「人は簡単に自暴自棄になる」し、孤独はその背中を軽く押す。アダムのお父さんができなかったことを、アダムは果たすのだが、それも…。このラストは辛い。
人と人のつながりはバカにできない
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

12歳で祖国を捨て、名前を捨て、母語を捨て、大人にならざるを得なかったナヨン/ノラが、ヘソンと再会することでかつての自分「クライ・ベイビー」と再会する流れ…!いや、ヘソンの元に置いてきたはずなのに、彼>>続きを読む

シャークネード(2013年製作の映画)

1.5

ちょっ…笑かさんといて!!(そんなに笑ってない)

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

話は難解。予習と複数回鑑賞が必須かも。

被爆地の描写がなかったのは、オッピー目線で描かれているから、かなぁ。彼は被害写真にも目を向けられなかった。

人間は優秀だから、なんでも作れてしまう。恐ろしい
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リトル・エッラ(2022年製作の映画)

3.5

宿敵スティーブがドえらい目に。笑
可哀想すぎるけど許す以外の選択肢がない!かわいいから!
おじさんの同僚マイサンが最高。仕事に忙殺されながらもエッラちゃん優先。他人の子ども相手にあんなんできないよ。お
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

4.0

あれほど凄惨なラストを待ってきて「THE END」で終わらせる潔さ。
鑑賞後しばらくはボニーとクライドのことが頭から離れなくなる。

英国式庭園殺人事件(1982年製作の映画)

3.5

自分の物を取り返そうとする女性と、奪ってより富を得んとする男性。
なんかすごい、動物的だったな。

道化(真っ裸)の彼だけ、ずっと自由。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

IMAXの迫力すご…。4DXかと思った!
予言、家、血に翻弄され救世主にまつりあげられるシャラメポール。あの顔ではしょうがない。顔がカリスマすぎる。画面に映る顔面偏差値がどんどん上がっていくのだが。
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ビニールハウス(2022年製作の映画)

4.0

なんと嫌〜な映画。負のスパイラルに絡め取られていく女性とその周りの人たちをずっと見る。救いはない。最悪だ。
決定的なところが映らないから想像するのだが、「それ」以外の結果を考えられない。

匂いとか濡
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コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

3.5

ディーン役のコリー・マイケル・スミスがめっちゃかわいい…!おかっぱレトロきのこ最高や。

「中絶するより死ね」と満場一致で言われる時代、違法でも高額でも危険でも、なんとか差し伸べられた手を掴んでやっと
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アシスタント(2019年製作の映画)

3.5

「未来」を人質に、会社の末端で働く新人女性アシスタントに全てのストレスを押し付けるのがずっとしんどい。かつてそのしんどさを引き受けていたはずの先輩女性が味方してくれないことも。口では調子よく誉めるが、>>続きを読む

ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

5.0

主人公のユダヤ人青年ジルは、殺戮を免れるために「自分はペルシャ人だ」と嘘をつき、その嘘を貫き通すために次々と“偽のペルシャ語”を創作していく。———

いつこの嘘がバレてしまうのか、ずっと緊張と不安で
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天使の復讐(1981年製作の映画)

4.5

ただ歩いてるだけで
“俺が気に入ったから”
勝手に話しかけられて勝手に触られて
勝手に性欲のはけ口にされて「よし」とされる。
サナ(ターナ)のメイク、ファッションが復讐と共に過激になり、修道女の格好で
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

5.0

早く野球の試合を見にいきたいから“有罪”
証言があるから“有罪”
連中はそういうヤツだから“有罪”
俺がそう思うから“有罪”
疑問が残るから“無罪”——

偏見を捨て、疑問を持つこと、判断に責任を持つ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

非黒人が求める「生」で「リアル」はフィクションの中にあって、目の前の黒人のリアルにはまったく関心を持っていないことを皮肉に感じた。モンクが海辺の別荘で恋人や家族との関係に悩むその姿は、流行りの「黒人エ>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

2.5

楽しかったけど、
ブライス・ダラス・ハワードはダイナミックでよかったけど、
サム・ロックウェルはくたびれセクシーさがよかったけど、
なんかハマらんかったな。「ここ力入れてるから見てくれよな!」以外のと
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