Jun55さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

Jun55

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海は燃えている イタリア最南端の小さな島(2016年製作の映画)

3.8

イタリア、シシリー島の南にある小さな島が舞台。
アフリカ、中近東からの難民についてはドキュメンタリーとして荒々しく、一方、島民の生活は驚く程、平穏にモノトーンのように描く。
過酷な状況から脱するために
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.0

クリントイーストウッドの映画を観るとアメリカ人目線での英雄像を知ることができる。
スナイパーは、その意味で非アメリカ人としての嫌悪感のような後味の悪さを感じたが、この映画で英雄として描かれる機長は、よ
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ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years(2016年製作の映画)

4.5

リマスターした映像、音質共に素晴らしい。プロの執念すら感じさせる。古さを感じさせない。
ビートルズマニアを自称していたが、新鮮な発見も多かったし、ストーリーの仕立て方も良かった。さすが、アカデミー賞受
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サウスサイドであなたと(2016年製作の映画)

3.5

オバマ大統領とミシェル夫人がシカゴの法律事務所で知り合い、恋に落ちるデートの1日を描いたラブストーリー。
以前、オバマ大統領の自伝を読んでいたのでストーリーの展開は馴染みのあるものだった。
当時、ミシ
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アメリカから来たモーリス(2016年製作の映画)

3.7

主人公は、父親の関係でドイツに滞在、通学することになった黒人青年のモリス。
学校では唯一の黒人、そして言葉もままならないアメリカ人。
そして黒人に似つかわしくなく、スポーツ音痴。
背伸びをしたくなる年
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LO: インターネットの始まり(2016年製作の映画)

3.7

Internetの生い立ちから現在、そして将来に関してのドキュメンタリー。
Internetが、どのように社会に影響を与えてきたのか、影響を与えることになるのか、各専門家へのインタビューを通じて、その
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カンパイ!世界が恋する日本酒(2015年製作の映画)

4.4

日本食は世界遺産への登録が話題に上がる程、日本が誇る無形資産だと思うのだが、日本食における日本酒の立ち位置はとても重要且つユニーク。

主な登場人物3人の内、二人は外国人、舞台もニューヨーク、ロンドン
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ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ(2016年製作の映画)

4.2

ニューヨーク出身の政治家Anthony Weinerの2013年ニューヨーク市長選を舞台としたドキュメンタリー。
Weinerは下院議員を務め将来を嘱望されながらも自らの女性関係スキャンダルで一度は失
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ペット(2016年製作の映画)

4.4

ペットをモチーフにしたアニメなので軽い感じだと思って見たけれども意外にストーリーも確りしていて心を動かされる場面も多かった。
ペットの殺処分が社会問題になったりするけれども、そんな観点でペットのあり方
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リトル・メン(2016年製作の映画)

4.4

少年二人のストーリーなのだけれども、置かれたシチュエーションが映画としてはユニーク。新鮮さを感じた。
そして、ユニークなのだけれども、とても身近なモチーフでもある。そのバランスが絶妙なのかもしれない。
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ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

4.0

アニメーションの技術がまた数段アップしたような気がする。
無意識に見ているのだが、例えば、タコの動きはアニメ技術の進歩の証ではないか。

内容はピクサーらしく、家族愛、友人愛と心を温かくさせてくれる内
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ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル(2016年製作の映画)

4.5

酷い訛りのあるブリティシュ英語だと思っていたら、ニュージーランドの映画だった。
舞台設定も斬新で、満載のユーモアの中にも心を動かされる部分がある。
テーマとしては、便利になり過ぎた社会での希薄な人間関
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ジャングル・ブック(2015年製作の映画)

3.5

ディズニーの古典ともいえる「ジャングル・ブック」をCG化し、Realityを極限まで追求している。
3Dで観たこともあり、その迫力は「アニメ」という表現は、もはや適切ではないような気がする。
映像は素
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

4.3

50年代に活躍した白人ジャズトランペッターのChet Bakerの人生を描いた映画。
舞台設定は一線から一旦遠ざかったところから復活に向けての時期になるが、単純なハッピーエンドストーリーにはなっていな
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.7

アナ雪にしても、ベイマックスにしてもディズニーの映画は人として大切にすべきエッセンスを改めて認識する場を与えてくれる。
そのエッセンスとは子供の頃には誰しも持っていたのかもしれないし、それ故にこのよう
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彷徨える河(2015年製作の映画)

4.0

アマゾンの奥地で独り暮らすカラマカテと欧米人探検家の交流を描いた実話に基づく映画。監督はコロンビア人。アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。
アマゾンを舞台にしているが、中南米諸国の欧米化への批
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サウルの息子(2015年製作の映画)

4.2

ホロコーストは映画を観なくともその凄惨さを十分に理解しているつもりだし、敢えておぞましい映像を観て不快になる必要はないと思ってこの映画を避けてきた。
因みにシンドラーリストも見ていない。
一方で、この
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マイケル・ムーアの世界侵略のススメ(2015年製作の映画)

4.6

10年以上も前になるがロンドンに住み、ヨーロッパの国々を周った経験から、アメリカに住み始めて、幾つかのことに対して違和感をずっと抱いてきた。アメリカの特殊性を強く感じ、未だに理解ができないことがある。>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

4.0

イーロン・マスクは彼が生存中に人類が火星に到達することを予測しているし、人類が火星に生存することも夢物語ではなくなってきた。
イーロン・マスクの本を読んでいたこともあり、本作品を単なるSF映画ではなく
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ブルックリン(2015年製作の映画)

3.8

ロンドンにいる時からアイルランドが大好きで何度も訪れた。
ケルト伝説の幻想を感じさせる風景、濃緑に囲まれた豊かな自然、音楽とダンス、人懐っこい人々、そしてギネス。。。

NYとアイルランドの関係は切っ
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.5

アメリカに住んでいるとリーマンショックに形容される金融危機の傷跡が未だ癒えていないことに気づく。
例えば、今年の大統領選の民主党候補者Mr SandersがWall Streetを批判して人気を博して
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