rumblefishさんの映画レビュー・感想・評価

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ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

4.0

“神よ、これ以上何が欲しい。ここまで来たんだ、自分たちの力で。助けてくれとは言わん。だが邪魔をするな。ほっといてくれ。もっと生贄が欲しいのか。あと何人だ。ベルを奪い、エイカーズも。リンダまで。まだ足り>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

3.4

人生の最晩年になってようやく家族の大切さに思い至るアール。だが、麻薬の運び屋をちょっと寄り道はしつつも真面目にこなし大金を手にしていた訳で、説得力に欠ける気が…。

妻の病床に駆け付けるアールだが、麻
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(1963年製作の映画)

3.6

結局、鳥たちが、しかも、種類を問わずなぜ人を襲うのか明らかにならない。
あの終わり方は、皆さん、映画館の帰り道お気をつけ下さい、あたなも鳥たちに…、ってことなんだろうけど。
今見るとヒッチコックの巨大
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めまい(1958年製作の映画)

4.2

これは結構好き。ミステリとしてよく出来てると思う。
オープニングのアートワークがカッコいい。高所恐怖症を表現する、めまいのうにょーと伸びるショットも好き。

後半のスコッティはやばいが、高所恐怖症をな
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東京島(2010年製作の映画)

2.8

原作未読。

ゆるーい。この設定ならもっとシリアスにして欲しかった。しかし、原作に案外忠実との書き込みもあり、そうだとしたら仕方ないのか。

そうであっても、原作を確認しようとまでは思わない。
どこま
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.1

こういう表現の方法もあるのか。
アンソニー・ホプキンスが素晴らしい。

知らない人が家にいるとか、以前聞いた話と今の話がつながらないとか、まさしく疑似体験。しかも、その症状が少しずつ進行していくのが何
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チップス先生さようなら(1969年製作の映画)

4.0

良く言えば実直、悪く言えば堅物のチップス先生。冒頭、生徒を思う気持ちを上手く示すことが出来ず、テニスの決勝戦を控えたサタウィックに杓子定規に補修への参加を強要してしまう。

そんな面白みにかけるチップ
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.8

世界は美しい物語と不思議な出来事であふれている、きみのお父さんのお話を信じることができればね。

コルドラへの道(1959年製作の映画)

3.5

第一次世界大戦へ参戦する直前のアメリカ、戦意高揚のためにメキシコ遠征中の騎兵隊から「生きた英雄」として叙勲者を選出し、コルドラ基地へ連れて帰ることになったソーン少佐の物語。

戦場で勇敢に戦った者が、
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新源氏物語(1961年製作の映画)

3.8

川口松太郎著の「新源氏物語」を映画化したものとのこと。急ぎ足なのは仕方ない。そもそも映画に収まる長さではないし。それでも源氏物語のエッセンスがうまくまとまっている。

市川雷蔵の光源氏はハマっていたと
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.0

刑務所を出所するジェイク。弟エルウッドと訪れた古巣の孤児院は廃止の危機に。固定資産税5000ドル納付の為に、かつて結成していたバンド、ブルース・ブラザーズを再結成して金を稼ごうとするが…。

なつかし
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Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

3.6

久々に鑑賞。ブラピとアンジーが若い。

お互いの所属が外国の組織ではなく、アメリカ国内のライバル会社ってだけなのに殺し合うというのが、どうなんって思った。襲ってくるSWATみたいな組織の兵士をめちゃめ
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キネマの天地(1986年製作の映画)

4.2

初めて見たけど、今で良かったのかもしれない。昔だったら小津安二郎も田中絹代も分からなかった。役者さんはみんな若いし、次々に出てくる人を誰やっけと思い出すのも楽しい。出川哲朗が序盤に、“江戸”はるみ、分>>続きを読む

地球の静止する日(1951年製作の映画)

4.2

原子力とロケットの技術は兵器につながり、他の惑星の平和を脅かすとしてクラトゥは地球にやって来る。

暴力的な地球人に状況を分からせるために取った手段が、30分間全世界の電気を止める、であった。ただ、病
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明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

3.6

ブッチとサンダンスを首魁とする強盗団は列車強盗を繰り返すが、保安官ブレッドソー達にしつこく追跡される。二人は女教師エッタを伴ってボリビアに逃げ、銀行強盗を繰り返すが…という話

泳げないサンダンスと、
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レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い(1994年製作の映画)

3.4

“落ち葉の月”に生まれた、ブラッド・ピット演じる次男のトリスタンは、幼い頃からネイティブ・アメリカンの文化に関心を寄せ、ワンスタブから戦士としてメンタリティーを学んで成長していく。モンタナで家族と共に>>続きを読む

快盗ルビイ(1988年製作の映画)

3.5

可愛らしい映画。
快盗ルビイとドジな相棒真田広之、二人の泥棒も宝石詐欺も銀行強盗も、そしてその結果も、みんな可愛い。

真田広之、ファンファンのマンションで泡風呂に入るのはどうなん?深夜なんやし、ぜっ
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許されざる者(1959年製作の映画)

3.2

カイオワ族からの要求をベンが拒んだのはレイチェルを愛するが故だった。
だが、そのレイチェルは赤ん坊の時にカイオワ族から連れ去られた訳で、会うことさえも拒絶するのは正当性がない。最後は家族が団結してカイ
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.5

こっちの終わり方のほうが好きやな。

画質もいい。バッティの最後が美しい。

ユニコーンの夢とガフの折り紙の組み合わせも、思わせ振りでいい。ここまで見せられてもデッカードがレプリカントか否か、明確でな
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オズランド 笑顔の魔法おしえます。(2018年製作の映画)

3.3

西島さんの “俺マニアか”、“俺マニアだろ” が面白かった

園長 “笑った顔を思い浮かべてみろ。誰の顔が出てきた?その顔をどうやったら作れるか、考えてみろ”

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.6

確かに映画としては物足りないかも
それでもシリーズの中の一遍と考えれば、決して悪くはない
まぁ、要するに、岸辺露伴の世界が好きなんやわ

“人間の手に負える美術館じゃあない…。そんな気がするね”

パリで一緒に(1963年製作の映画)

3.8

パリに逗留中の売れない脚本家ベンソンの元に、タイピストのガブリエル・シンプソンがやって来る。
二人は脚本のアイディアを練って、空想の世界で大泥棒や警察のスパイになって大冒険を繰り広げる。

オードリー
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嵐ケ丘/嵐が丘(1939年製作の映画)

3.8

キャシーのころころ変わる発言も、孤児でアーンショウ家に拾ってもらったのに偉そうな態度のヒースクリフも、どうなんって思った。
でも、80年以上前の制作で、かつ、超有名な古典を原作とする映画に、何を言えよ
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惡の華(2019年製作の映画)

3.3

変態の話ではなかった

十代の焦燥感が伝わってくる
仲村さんが生きていて良かった

アンネの日記(1959年製作の映画)

4.5

紛うことなき傑作。
結末は分かっているので、覚悟しながら見ることになる。
昔の作品なので目を背けるシーンは出てこないが、それでも十分置かれた状況の厳しさ、異常さは伝わる。アンネの言動や、ペーターの飼い
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遠い夜明け(1987年製作の映画)

4.2

車での脱出シーンはなんとなく覚えていたが、再鑑賞。
アカデミー賞でのロバート・ダウニー・Jrの件があったので、完全に黒人の側に立って見ていた。

あと、今回気付いたのはピーター・ガブリエルの「ビコ」の
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ケイン号の叛乱(1954年製作の映画)

3.4

掃海駆逐艦USSケインの指揮権を巡る法廷劇。
ハンフリー・ボガード、こういう役もやるのかと思ったら、いくつかあるみたい。

キース少尉とメイのやり取りは果たして必要だったのか。息子べったりのおかんとか
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武器よさらば(1957年製作の映画)

3.0

前半は負傷兵の愛欲の日々、後半は脱走兵の優雅な日常、そして悲劇。
残念ながら低評価がうなずける。
ビットリオ・デ・シーカが見れたのは良かった。だが、リナルディ軍医少佐の処刑はあんまりやわ。

キャサリ
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.0

4時間、体感せよ。
見る者は、60年代の台北にて事件の目撃者になる。

物語がテンポよく進むことは早々に諦めた。学校や家族に起こる様々な出来事に付き合っていくしかない。暗闇と影が昼間とのコントラストで
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HK 変態仮面(2013年製作の映画)

3.0

鈴木亮平もすごいけど、それ以上に安田顕が体張ってる。
エンターテイナーやわ。

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.8

「狼と七匹の子羊」か~。
大昔、読んだような。おなかに石をつめて縫うとこは覚えてる。

アキが喜多嶋先生だったところは、おぉ!ってなった。ググらずに見てよかった。しかし、誰が声優かぐらいは確認しておけ
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

人の死しか心の拠り所にできないシリアルキラーの悲しい人生。

吉高由里子の演技を堪能。

千絵の境遇は洋介に殺人鬼の血を宿命付ける為だと思うが、ちょっと可哀想すぎ。

あと、殺人衝動があることと、殺人
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長い灰色の線(1954年製作の映画)

3.8

前半はコメディ、後半は愛すべき教官、マーティ・マーの生涯。

アメリカのこういうところが憎めない。

志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

後半の志乃ちゃんの苛立ちは何なんだろうと思ったけど、ああ、そうだったんやね。
南沙良、熱演。
蒔田彩珠の最後のステージでの表情、全部分かってるって。

ラスト、クラスメイトの子が志乃ちゃんにお茶をくれ
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騎兵隊(1959年製作の映画)

3.5

マーロー大佐 “拒絶されても恨みはしない。握手しよう” “じゃあな、ヤブ医者”

ケンドール少佐 “元気で、保線係”

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