Iwarenkonさんの映画レビュー・感想・評価

Iwarenkon

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天気の子(2019年製作の映画)

3.8

災害トリロジーをコンプリートすべく鑑賞。脚本は新海監督の才能が爆発していて芸術作品の域を感じる。降り続く雨と恋愛など思いつく所が凄い。そして、観る人の感性によって、ラストを含む作品の色が変わるような気>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

3.8

壮大過ぎるファンタジーラブストーリー、新海監督の想像力とそれをものにする実行力に脱帽だ。ただ、一部それはどうかなぁ?と思う展開がないことはない。

フォロウィング(1998年製作の映画)

4.0

ノーラン監督の長編デビュー作、まぁ出来過ぎな脚本で無理はあるものの、余計な味付けなく70分に纏められた秀作だった。
時系列は前後するが後半の伏線回収も分かりやすい。後半は、ひとつのセリフを見逃せばスト
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

自らも被災した少女が、災いが出てくる扉を閉める『閉じ師』と出会い、様々な事を経験していいくロードムービー。新海監督の創造力は凄いものがあると感じる。

ただ、いくつかのキャラクター達がなんとなく、アレ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.2

アメリカにおける黒人たるやをコメディ要素とドラマ要素を上手く混ぜながら観せてくれる。
エンディングで想定外のニヤリがあり個人的には好み。
JAZZを聴く方ならエンディングの『Autumn Leaves
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.4

アカデミー賞で7部門受賞も納得の作品であり、ノーランの映像と音響の静と動を堪能した。出来る事ならIMAXでの鑑賞をお勧めしたい。
加えてキャストの演技が極上であって、キリアン・マーフィーと後半にかけて
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アルピニスト(2021年製作の映画)

3.6

自分はハイキング程度だけど登山系が好き。
本作のマークはロッククライミングだけでなく、難攻不落の岩・氷・雪の複合登攀をする凄い人。
作中には世界を代表するような登山家、アルピニストが出演しマークの偉業
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雪山の絆(2023年製作の映画)

4.2

有名な航空機事故、様々な葛藤と極限のサバイバル劇を描く。墜落の描写はリアルで飛行機怖くなる。そしてアンデスの雪山は大迫力で怖く美しい。
エンディングはもう少しシンプルな構成でも良かったか?関係者へのオ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.8

自身がJazzファンという事もあり、本編の演奏が素晴らしい事に驚いた。それぞれの演奏は上原ひろみをはじめ一流のプレイヤーであり、作品メッセージの通り熱い演奏だった。

ちなみに原作の石塚真一さんの『岳
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彼方に(2023年製作の映画)

2.8

短編とはいえ、物語の繋がりを感じなかったし、引き込まれるような感情移入にも至らなかった。少しでも伏線があると分かりやすいが、ラストシーンも唐突かな…

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.6

幾つかの意味が掛けてある『落下_Fall』であって、夫婦・親子・メディア・その他、現代人のすぐそばにある人間関係・人とは?を感じさせられる。
濃い裁判モノだが、サスペンス色はほぼ感じないし、なんならモ
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.0

ガイ・リッチーにして洒落た感じはなく、王道の近代戦争モノ。こういう感じで撮れちゃうのね。
ギレンホールの射撃の腕が良すぎたり、そりゃないでしょ…の脚本は気にはなるけど、ミリタリー系が大好物なので個人的
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.6

言わずと知れた名作。相当久しぶりに鑑賞したが、やはり素晴らしい映画だった。
若き日のデ・ニーロの演技力、そして年若き娼婦を演じるのはジョディ・フォスターで当時驚きの13歳だそうだ。
物語的にはベトナム
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カンダハル 突破せよ(2023年製作の映画)

4.2

個人的にCIAネタ&脱出ネタが好きだからなのか、かなり好みだった。ただ後半の安っぽい決闘シーンは不要かも。シビアな内容に徹した方が良かった気がするが…
そして、エンディングにかけての『アメリカ強い国』
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今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

4.0

記憶失う系で若干のファンタジー色もある作品。
エンディングは好みが分かれると思う。あのオチがあるからこそ涙を誘うのだが、少し展開急ぎすぎな気がしないでもない…
後半にかけての古川琴音さんの存在感と演技
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.0

後半のお涙ちょうだいにおおいにハマり号泣出来た。釣られ泣きなので、スコア的には中加算だろうか。作品的にはキャストは素晴らしく、その対価であるギャラに予算の大半が割かれたであろう事が容易に想像出来る。>>続きを読む

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

4.0

涙腺最弱の私、本作のお涙頂戴にまんまとハマる…恋人、そして個人的ピークの『夫婦』と『姉妹』の話から、最後は物語の芯である親子で締める。よく出来た脚本ではないだろうか。
【泣ける】加点でスコアも上がり気
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

罪を犯した者、その社会復帰の苦労を非常に上手く描いている作品。キャストも役所広司を筆頭に実力ある渋いメンバーだった。
エンディングにかけて想定した内容ではあったけど泣けた…

余命10年(2022年製作の映画)

4.0

スポーツジムのバイクマシンに乗りながら鑑賞。題名からして結末まで想像出来ていたのに…泣いた。コロナ対策名残りのパーテーションがなかったらヤバかったな。

きみがぼくを見つけた日(2009年製作の映画)

3.8

タイムトラベル系の恋愛と家族愛。色々思うところはあれど、何とか破綻せずに描ききった感がある。
レイチェル・マクアダムスはこれ系にハマる女優さんだ。個人的にバナはコルト727が一番似合うと思う…

手紙(2006年製作の映画)

4.0

若干の中弛みはあるものの、好物のお涙ちょうだい演出にまんまとはまって泣いた…

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

4.2

乾いた砂漠に降り立った一人の女性。徐々に受け入れられ、『Calling you』の絶妙なトーンも効果的に周りの人々をそして自らを潤していく。
人生における大切なものを語りかけられているような感覚で素晴
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ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)

3.4

カースト呪縛から抜けようとする男、結果は好みながら『そりゃないよね…』と言う展開。
私個人の政治・信条は語らずも、本当にこう言う事が起こっている国なら、好きになれないな。

フロッグ(2019年製作の映画)

3.8

凄く良い脚本だったと思うけど、なんだか惜しい。後半〜エンディングの伏線回収が雑かったのかな?
また邦題のフロッグは如何なものか?『I SEE YOU』で良かったのでは?

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.8

サイコ+脱出系のコンボで面白かった。
気付いた伏線回収もあったが、エンディングは凝りすぎた感がするがしないでもない。それがあるが故のサイコぶりに物足りなさが残るかも。

ハート・オブ・ストーン(2023年製作の映画)

3.6

ツッコミどころは満載だけど、女性諜報部員ものとして今後も期待したい作品だった。
ストーリー的にもM:Iと比較されるだろうけど、正面から対抗せず、次作からもガル姐さんの強さと優しさで頑張って欲しいところ
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幸せのレシピ(2007年製作の映画)

4.6

読める展開ながら、エンディングに掛けて『そんな訳ないやん』と思いつつも好物のニヤリが止まらない。大変好みでした。

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.2

史実に沿っているように見せつつ、タラ的な予想外ストーリーでもあり、バイオレンスもある。けど、何故かハマらなかったな…どうしてかな?
本作の柱でもある助演のランスの結末が全然しっくりこなかったからかも?
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.4

皮肉屋の早口コメディアンが彼女と紆余曲折あるお話。そして当時にして、革新的な撮影技法を取り入れるなどウッディ・アレンにしてウッディ・アレンたる作品なんだろう。
ただ、個人的に面白いかと聞かれるとそこま
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.4

多くのミュージシャンが利権の犠牲になったが、エルビスもその最たる一人なんだろうな。自身、リアルタイムにエルビスを知らないだけに、ゴスペルとR&Bの融合に大きな足跡を残したミュージシャンの伝記としても意>>続きを読む

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.0

年齢を逆行していく人生を描く良作だった。キャストもブラピにケイト・ブランシェットにティルダ・ウィンストンと非常に豪華だ。
しかし、フィンチャー監督ってこんな作品も撮れちゃうのね…

ミュンヘン(2005年製作の映画)

4.4

祖国の存続など、多くの人には思いもよらない事態であり、複数の国レベルの思想や思惑が交錯する凄まじい話だった。多分、どちらが悪いのか?などは個人レベルでは語れないし、実話として、当時巻き込まれていった若>>続きを読む

グッド・ナース(2022年製作の映画)

4.2

主演のジェシカ・チャステインのダークな演技が見事だし、レッドメインの光と闇の演じ分けも相まって素晴らしい作品だった。
劇的な展開も派手なアクションもないけれど、演技で魅せる極上のヒューマンドラマとして
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タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

4.2

相変わらずストーリーの細部はツッコミどころ満載だし、タイラーの接近戦が強すぎる感はあるものの、アクション特化型のアーミー作としては最高だ!ゴルシフテ・ファラハニも今作では更に大活躍、傭兵としても相当強>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.8

なんとも感想が難しい…本作のテーマは深くも重くも無いように感じるが、国柄、民族、環境などにより大人も子供も難しい。悲しい中にもハートフルな脚本。ただ映画アルアルな、わがままな子供の描写は好きではない。>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.4

ん〜なんだろうな…3時間に迫る上映時間なんだけど、中弛み感が半端ない。もちろんアクション自体にスピード感はあるし、スクリーンの音響効果もあるので迫力もあるし、トム・クルーズも頑張ってる。ただ、せっかく>>続きを読む

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