さじかげんさんの映画レビュー・感想・評価

さじかげん

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インセプション(2010年製作の映画)

3.9

勝手にノーラン特集。
過去の罪悪感とそれの葛藤、後悔などから克服へという道筋!まだ他インターステラーしか観てないけどノーランはこういうの大好きなんだね、オッペンハイマーもなんとなく想像がつきます。
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

1.3

昨年末話題になったゴジラが早速アマプラにきたので観…

観なければよかった‪🫠‬
邦画特有のお寒い演技が苦手な方は今すぐ逃げてください。
戦後間も無くが舞台のゴジラとだけ聞いたらどんなシリアスなストー
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

ギットギトなまでにベタでアツいストーリー。
なんだけど、プレイヤーの演奏が煌めく瞬間楽器が謎の光を帯びたり、どんどん魅了されて吸い込まれそうなときってほんとにそんな感じなんだよなぁというちょっとサイケ
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天気の子(2019年製作の映画)

2.8

相変わらずの写実的アニメーションは好みがあえばGOOD
安い挿入歌
安いテーマ
安い感動の煽り

ノットフォーミーだったかなぁ。
ふつうの万人受けにより近付けてる熱意は感じたけどスベってるように思えた
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.3

絶望から希望のどんでん返しがよかった。いい映画です。
設定凝ってるんだけど、そのへんのボリューム少し削ぎ落としてスリムな時間で観れたら個人的にはもっとよかった。

ほかは言うことない!

愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

3.8

なんとか3部作から逃げるように(時間的な側面から)こちらを拝見…。

徹底した登場人物の冴えなさっぷりに圧巻。映画のお約束みたいなのが特になく自由に描写されていく。そのへんのちょっとしたところにユーモ
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紅の豚(1992年製作の映画)

4.4

昔から好きではあった作品なんだけど(Blu-ray買ってるくらいには)、庵野秀明が昔なんかのインタビューで「宮さんパンツ脱ぐまで見せてもらいたかったなあ」みたいなこと言ってたのがすんごいわかる作品で、>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

オアシスのコピーバンドをやってたことがなんか伏線になるのかなと思ってたけど全然そんなことなかった。というかそういうの気にしながら見る作品じゃないね!
コメディだけどちょっとしたファンタジー要素も強いか
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.1

別ジャンルなのにどうしてもベイビードライバーと比べながら観てしまう自分が居るけど、最後まで観るとなかなかどうしてそんな自分さえも丸め込んでしまうくらいパワーのある名作でした。

最後のスカッとして晴れ
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LIFE!(2013年製作の映画)

3.7

デビッドボウイのスペースオディティって応援歌だったの?!となるシーン最高でした。

元々"次の展開は毎度想像がつかず息つく間もなくあさっての方向へ展開していく"ようなタイプのストーリーでは全くなく、大
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

4.7

ブラックユーモア作品というのでしょうか、あらすじにもあるような内容が意外とというか、割とびっくりする速度で展開していって、腹を抱えて笑うみたいなことはないんですけど、全体の構図が滑稽で楽しめました。>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

4.5

こういうちょっと不思議でコミカルなんだけどシリアスな背景がある映画ツボです。
最近サブスクで漁った中では1番好き、今アマプラに入ってる人は観て損ないかと。

ヒューマンドラマタイプでは頭からっぽにして
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

4.7

なかなか演技ヨシ脚本ヨシカットヨシの邦画に出会えなくて、20年前くらいに見切りをつけてしまい、アニメーション以外で邦画を観ることはなかったのだけど、そんなあなたにもオススメできるのがコレといった感じで>>続きを読む

女っ気なし(2011年製作の映画)

4.6

ものすごく、ものすごーく個人的な表現ですが、この作品より少し前くらいにフジテレビでやっていた、ダウンタウン松本人志の企画の番組「働くおっさん劇場」に似た哀愁や可愛さとせつなさを感じました…。もうちょい>>続きを読む

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.7

観なければ観なければと早何十年単位で放置してしまっていた作品。
史実的な部分や様々な歴史的解釈のある程度の予備知識は必要。最初の方はみんな流暢な英語をしゃべることに違和感を覚えてしまったが、次第に気に
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.6

なんだかんだで今から4年以上前の作品で、元の小説が2011年というのを知って観てそれだけでもこれくらいのスコアの見応えはありました。
スピルバーグらしさ爆発の、大量のモロパロディからひっそりパロディま
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

2.8

なんか勝手に楽しみにしてただけに少し味気なかった。
裁判からが見せ場っぽいことはあらすじでも把握してたけど、そこまでがあれほど長尺である理由もよくわからない。
ノンフィクションベースであることを考える
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.6

これはなんだ?!なんだかわからないがとにかくいい!
独特のカメラワークと、間のもたせかた、監督、主演、音楽などの主要部分はヴィンセントギャロが担当していたのは観る前から知っていたが、今軽く漁るに自伝的
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怒り(2016年製作の映画)

4.1

かなり骨太サスペンス。邦画ほとんど見ないけど最後までよくできてる。
当然ネタバレ見ずにあらすじだけしっかり追ってから見るのがオススメ!
胸糞系とか人の本質考え直させられますねみたいなの苦手な人には非推
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.9

おれは何年かかろうが庵野が選ぶ答えが見れればそれでよかった。
予告編をネットで見た。
さようなら、全てのエヴァンゲリオン。
その時点で泣いた。
20年以上追いかけていて本当によかった。
いろんなサブカ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

まっすぐな映画でとても観やすくて、観終えるとまっすぐな気持ちになる、そんな映画かなと。

ストーリーで言うと大きくわけて家族と同業の漁仕事がどうなってくか問題と、家族全体とはやや分離して主人公の将来が
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.0

恋愛モノ、ラブロマンスモノが好きな人には是非観てほしい!とにかく観てほしい!としか言いようがないので、結構ネタバレなしでレビューしづらかったりするのだけど。
友人の勧めで観ましたが、記憶消去ができる世
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

4.3

意外と100分いかない作品なんですね、初回かじりついて観るとすごく長く感じた。
しかしその長さも映像美カメラワーク演者の呼吸で、なぜか息を呑んで観てしまう作品。

1番のスポットライトは主人公の中年男
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王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987年製作の映画)

2.7

自分がアホなのか未だにどういう作品なのかわかりません!
庵野秀明、ガイナ周辺が好きなので観ましたが、映像美やカット割りだけで勝負しているところがあります。しかしそれでも観れてしまうという事実。それはそ
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ナショナル・トレジャー(2004年製作の映画)

3.9

探検モノ冒険モノお宝探しモノを、少ない手がかりから人に信用してもらって投資してもらうという、リアルな時代(と言っても発表から月日が経って少し前になりますが)設定がとてもおもしろくて、主人公は父を除いて>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.1

アニメーションとしてはものすごく評価したい、いちいち圧巻だし音響もものすごい。
だけど肝心なストーリーが終盤どうもこう説明しすぎというか、そこまで言わなくてもわかるよー?人間の可能性の話でしょー?って
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

見終わったら自然とKFCが食べたくなる最高にハッピーな映画です。いつ観ても最高ですけどクリスマスに大事な人と観るともっとステキかもしれませんね、観てみたい。

未だに根強く残り、なんだったら進化して逆
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

4.0

処女作にしてこれほどの賛否両論作品を世に放てるものなのだろうか。既に大物感があるソフィアコッポラ。
somewhereが30〜40代で見ておきたい作品と仮定すると、こちらは間違いなく10〜20代前半に
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冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた Fine(フィーネ)(2019年製作の映画)

4.1

生粋のラブコメと圧倒的ギャグセンスのこのシリーズですが、本当の肝はキャラクターそれぞれのプロデューサーディレクタークリエイターとしての成長や葛藤がうまく描けてるところ。
それをいろんなキャラクター視点
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.3

すべてのクソッタレよ、さようなら!というしがらみや煩わしいものから解き放たれたいときに観る映画。
洋楽好きには特にたまらないかと。そのアーティストのこの曲ここで使う?!みたいな嬉しいオンパレード。名D
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.1

洋楽で例えるならピンクフロイドの名盤wish you were hereがぴったりすぎる不思議な作品。ブルージーで土臭くてクレイジーダイアモンドを探しに旅に出る。長尺なところもまさにプログレ。
幸い好
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ザ・ビートルズ:Get Back(2021年製作の映画)

2.5

まず、冷静に長尺を観た達成感や、かのビートルズ4人のうち2人生前の高画質動画を観れた喜びは、ドキュメンタリー映画の評価に直結してはならないと思って低めの評価という前置きを。
序盤のBGMとして使われて
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

1.0

残念ながら今も昔も何故こんなに支持されるのかさっぱりわからないジブリ強いては、宮崎駿作品の一つです…導入が長すぎたり、そこの描写本当に要る?と思っていたらウトウトしてきて、「バルス」言ってエンディング>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.5

最初の出会いはYoutubeのCMで、あ、これはおもしろいけど絶対鑑賞一回で充分のやつだ、と直感的に思った作品。

そして月日は経ち、サブスクで観られるということで鑑賞。…率直に言うとCMでの感触は間
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ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

4.2

すごい素人質問だけどフィルムの質感まで当時の雰囲気を再現するのってどれくらい大変なんすかね…。
当時の情勢とかは色々あっても、本当のド悪人が存在しないハートフルな映画だと思った。ここに不純物が混ざって
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.5

高校、大学生のリアルタイムぶりに見た。

東京の街並みがあっという間に変わって当時の気持ちがより湧き上がるのは、間違いなくただの思い出補正だが、中年の虚無感となんとなく寝付きづらい世界観、世界をハチャ
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