ろさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ろ

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ミザリー(1990年製作の映画)

5.0


「時間をかけて分かってもらうわ。ここから逃げられないことをね」

大人気シリーズ「ミザリー」の作者ポールは、最新作を出版社に届ける道中、雪山で事故に遭う。
瀕死の彼を救ったのは、「ミザリー」シリーズ
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

5.0


「わめいたり興奮するから2、3発は必要だ。それで死なないなら生きたまま皮をはぐ」
「人間って残酷ね」

屠殺を待つ牛たちの小屋。
その隣を走り抜ける、ミントグリーンのワゴン車。
5人の若者は道中ガソ
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ロブスター(2015年製作の映画)

5.0


大雨の中、草を食む二頭のうち一頭が射殺される。
車のワイパーは規則正しく雨粒を拭う。

「彼は泣かなかった。愛されていないと悟った直後に涙は出ない」

12年の結婚生活に終止符を打ったデヴィッドは、
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4匹の蝿(1971年製作の映画)

5.0


この夏、第七藝術劇場やアップリンク京都で上映されていたホラー映画の特集上映「夏のホラー秘宝」。
今回の目玉はルチオフルチやマリオバーヴァなど、’ジャッロ(ジャーロ)’と呼ばれるイタリアの映画たち。
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断崖(1941年製作の映画)

5.0


「僕が殺人犯に見えますか?」

箱入り娘のリナとプレイボーイのジョニー。
結婚した二人は華やかな生活を始めるが、徐々に夫の浪費癖が明らかになる。
千ポンドの督促状、競馬で大損、義父からの贈り物は質屋
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

5.0


「悪魔はウソつきだ。我々を混乱させ、そのウソに真実を混ぜて我々を攻めるのだ。それは心理的で非常に強力だ。だから聞くな。耳を傾けてはならない」

噛み合う二匹の犬、不気味に光る真っ赤な太陽。
イラク北
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暗くなるまで待って(1967年製作の映画)

5.0


「時々怖くなるの。私は何もできない。暗闇の世界に慣れていないの」

ひょんなことから麻薬を巡る事件に巻き込まれてしまったカメラマンの妻・スージー。しかも彼女は目が不自由で・・・。

同じアパートに住
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

5.0


「つらい決断に迫られる、それが人生よ。過去に引きずられても、未来が呼んでくれる」

「ハッピーデスデイ」につづいて、続編の2U!
おもしろかった~!前作よりコメディ要素も多いしSF色も強めで、なんだ
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

5.0


「当たり前に来ると思っていた明日は来ない」

誕生日を迎えた女子大生ツリーは、いつもと変わらぬ一日を過ごす。
朝帰りした女子寮、教授との不倫。ルームメイトにお節介を焼かれ、ストーカー男に付きまとわれ
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バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

5.0


「クリスマスは毎年寂しく過ごした。薄暗い下水道で」

クリスマスツリーがきらめくゴッサムシティに突如姿を現したペンギン男(オズワルド)。
「地下暮らしはもう飽きた。日の当たる場所で暮らしたい」
「自
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シャイニング 北米公開版(1980年製作の映画)

5.0


「私たちと遊びましょうダニー、永遠に」
「本の中の絵と同じだ。これは現実じゃない」

ジャックが悪夢にうなされている。
駆け付けたウェンディに「君たちをバラバラに切り刻んでしまう夢を見た。あんなに怖
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バットマン(1989年製作の映画)

5.0


「あなたは普通じゃないわ」
「それは世の中もだよ」

5年前に観て以来すっかりご無沙汰だった「バットマン」。
BSプレミアムで放映されていたので久しぶりに観てみました。

なんか前より面白くなってる
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リトル・ジョー(2019年製作の映画)

5.0


「新しい時代の幕開けです。気分を高め、うつを防ぐ“幸せの植物”。今の時代にぴったりだ」

人々をハッピーにするために生み出された植物“リトルジョー”。
しかし研究者アリスの周りではおかしなことが起
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ハッピーボイス・キラー(2014年製作の映画)

5.0


「自分でやったことだけど、そうじゃない気がするんだ」
「人間の頭の中は複雑だな」

私の頭の中がそっくりそのまま映像になったんじゃないかと思うぐらい、侵入思考のメカニズム(勝手に浮かんできてしまう考
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

5.0


「振り返って考えると、全部納得がいく。こうなる以外ないみたいに。こんなのどう見ても不条理だ。それでいて完璧なんだ」

娘は自身がレズビアンであることを、そして妻は不倫を告白する、第1章‘言いたいこと
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ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

5.0


ゾウやキリン、アヒル、白くま、ダチョウ・・・
動物たちと暮らすドリトル先生は、愛する人を亡くした悲しみを胸に、何年も家の外へ出られずにいた。
そんなある日、二人の若者が助けを求めてやって来る。

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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

5.0


ずいぶん前に観たと思っていた「ラストムービー」は、去年観たばかりだった。
久しぶりな気がしていたデニスホッパーは、GWに観た「ジャイアンツ」以来だった。
「テルマ&ルイーズ」みたいなロードムービーか
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ガスパール/君と過ごした季節(とき)(1990年製作の映画)

5.0


「朝日が好き?それとも夕陽?」
「朝日だ。光が優しいから」
「僕も夜明けが好きだ。ママが去ったのが夕暮れ時だったから。カバンを持って何度も振り返り、男に促されて僕に手を振った。僕にとって夕暮れは別れ
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ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

5.0


あの鐘を鳴らすのは怪物か、それとも人か・・・

ノートルダム寺院の屋根裏部屋でひっそりと暮らす青年がいた。
彼の名はカジモド。最高裁判事フロローに厳しく育てられてきた彼は、寺院の外に出ることを許され
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ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)

5.0


「大人になるのが怖かった。こどもの頃の宝物を失ってしまう気がして・・・」

満席のシアターを窮屈に感じながら、それでも観て良かったと思えた作品と4年越しに再会した。
当時、大学を辞めるか続けるか毎日
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

5.0


「彼はこんな性格ブス、眼中にないわよ」
パチン!
「私の親友に何てこと言うの。今度自分を卑下したらボコボコにするからね!」

高校卒業を目前に控えたモリーとエイミー。
誰よりも努力してきたはずなの
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

5.0


夏の日差し、秋のそよ風。
王国にそよそよと舞い散る。
赤い楓の葉を捕まえたオラフは、季節の移ろいを感じる。
秋の匂いに包まれながら、変わらないものってあるのかなと呟く。

「今の僕には怖いものがあり
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ジャイアンツ(1956年製作の映画)

5.0


ジェットは金持ちになりたかった。
ジョーダンは一家の繁栄を守りたかった。
二人の夢はそれぞれ叶うが、ともに人生はままならない。
何もかも手に入れたはずのジェットはさらに孤独を深める。
大きくなった子
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

5.0


東京発ひかり109号に爆弾が仕掛けられた。
タイムリミットは博多に着くまでの10時間。
警察、国鉄、そして犯人グループそれぞれの運命がいま動き出す・・・

「ひかり109号に爆弾を仕掛けた・・・?」
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ハーヴェイ(1950年製作の映画)

5.0


「僕はまだ自分がどこにいたいのか分からないんです。でも僕は誰とどこにいようと、いつもとても楽しいんですよ」

名刺を渡しながら自己紹介をしたあと、決まってご飯に誘う。
馴染みのバーに顔を出すのが日課
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リバティ・バランスを射った男(1962年製作の映画)

5.0


上院議員のランスは妻ハリーとともに、とある町に降り立つ。
ホコリを被った駅馬車、朽ちた家に佇むカクタスローズ。
話を聞きたがる地元の記者たちに、ランスは静かに語り始める。それはまだ鉄道が走っていなか
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我が家の楽園(1938年製作の映画)

5.0


「後戻りなんてしない。私はユリの花なのだ」

大企業カービー社はライバルを出し抜くため、ある土地を買収しようとしていた。ところが、一軒だけ立ち退きに応じない家があり・・・

くるくると踊りながらダイ
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48時間(1982年製作の映画)

5.0


脱獄した強盗ギャンズに同僚を殺された刑事ジャック。
足取りをつかむため、かつてギャンズの仲間だった服役中のレジ―に協力を求める。
仮釈放のタイムリミットは48時間。
はたして二人はギャンズを見つけら
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バックマン家の人々(1989年製作の映画)

5.0


「生きてる限り、親としての心配は尽きない。エンドゾーンはなく、かっこいいタッチダウンでゴールを決めることはないのだ」

少年野球のコーチをつとめる子煩悩な父親ギル。
ある日学校の先生から、特別支援学
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

5.0


1年間待ちに待った午前十時の映画祭11、ついに始まりましたね~!
今年は90年代の作品がメインかな?ターミネーターにファイトクラブ、ノッティングヒル、デカプさんのロミジュリまで!
中でもイージーライ
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三人の名付親(1948年製作の映画)

5.0


ボブ、ピート、キッドは銀行強盗をしようとアリゾナにやってきた。
金を奪い砂漠を抜け、やっとの思いで貯水槽に辿り着いた三人。
しかしそこには保安官が待ち伏せていた。

水は尽き、馬も逃げ出し、負傷した
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踊る大紐育(ニューヨーク)(1949年製作の映画)

5.0


ニューヨーク!ニューヨーク!
ニューヨークは心おどる大都会!

ブルックリン橋に自由の女神!ニューヨーク美人ともデートがしたい!
だけど俺たちには一日しかない・・・!
憧れのニューヨークに降り立った
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

5.0


「僕はモノに支配されそうだった。部屋はモノだらけだが、心はカラッポだった。なぜ不幸なのかを考える場所が必要だった」

ヘルシンキに住む26歳のペトリは、幸せを見つけるためにある実験を始める。
それは
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ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

5.0


絵本の読み聞かせもハグも、自分だけのものだった7歳のティム。
そんな平和な日常は突如現れた弟にあっさり壊されてしまう。
昼夜問わず泣いてわめいてパパとママを振り回す、まるで’ボス’のような弟。
寂し
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サムサッカー(2005年製作の映画)

5.0


「誰もがなにかに依存して生きてる。自己愛とか理想の生活とか、いろんな考え、妄想、成功と失敗とか。’家族を持てば寂しくない’も妄想かもね」

17歳のジャスティンは学校でも夢の中でも指しゃぶりをやめら
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ラースと、その彼女(2007年製作の映画)

5.0


「車椅子の中から彼女はみんなの心を動かしました。誰も想像もしなかった方法で。彼女は師でした。我々の勇気を試す存在でした。彼女は我々を愛しました。特にラースを」

内気なラースに彼女ができた。
喜ぶ兄
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