単独作を持ち、たまの客演もあるものの知名度の低さはダントツのバラン。
作品もこざっぱりした内容。前半のこの地域には生息しないはずの蝶が、、等々の作品のディティールを増す展開は好印象。
宇宙戦争をミステリアンに置きかえました。固そうなのに柔らかそうな材質モゲラ、さすが宇宙技術。
前半部分の炭鉱でメガヌロンに襲われるシーンは今見ても抜群に怖い。後半はラドンに焦点を当てる二段構えのストーリー。火口に消えていく2羽のラドンは哀愁感漂う。
大阪城を挟んだアンギラスとの決闘は、その後の怪獣プロレスとは一線を介する生々しい。フィルム送りのスピードのミスのために生まれたシーンはケガの功名。
ワンカットムービーを目指した意欲作。当時のフィルム撮影だと10分か15分に一回はフィルムを交換する必要があるため、その度にカメラは花瓶やタンスの後ろを通る。ただ面白いかというと、正直イマイチ。