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「カッコーの巣の上で」
精神異常を装って刑務所での強制労働を逃れた男がやってきた精神病院での抑圧からの解放や患者同士の友情を描いた作品。第48回アカデミー賞にて作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞>>続きを読む
「許されざる者」
第65回アカデミー賞にて作品賞を受賞したクリント・イーストウッド監督・主演の西部劇。荒くれ者に顔を切り裂かれた娼婦の無念を晴らすために、伝説のアウトローが復讐にやってくるという物語>>続きを読む
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「シャドウ・イン・クラウド」
クロエちゃんVS日本軍VSグレムリン。第二次世界大戦期の戦闘機の中でグレムリンが出現するというトンデモ設定に「デメテル号最期の航海」の様な感じを求めて飛びついたのだが、>>続きを読む
「プラトーン」
第59回アカデミー賞作品賞受賞作品。チャーリー・シーンが演じるクリスは大学を中退し、自ら志願してベトナム戦争に参加する。なんとこのエピソードはイェール大学を中退して軍に入隊したオリバ>>続きを読む
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「ジーザス・クライスト=スーパースター」
このバージョンでのジーザスは聖人よりも人間としての印象の方が強い。ガタイも良く軍人や革命家の様な風貌だが、熱心党のシモンが民衆に戦うことを促すシーンでは、苦>>続きを読む
「奇跡の丘」
無心論者であるピエル・パオロ・パゾリーニが、ナザレのヨセフと聖母マリアの出会いと処女堕胎からキリストの栄華と磔刑、そして復活までを「マタイの福音書」に基づき映画化した作品。
モノクロ>>続きを読む
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「カインド・ハート」
貧しい音楽家と結婚したことで、貴族の家系であるバスコイン家を追放され、死後も家の墓に入れてもらえなかった母を持つ青年マッツィーニがバスコイン家の後継に復讐を果たす物語。
復讐>>続きを読む
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「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー(吹替版)」
ちょっとドジだけど、優しい心を持つ人間と妖艶な妖怪の恋愛を描いた作品。1960年にも同じ中国の古典小説を題材とした昨日が作られているらしい。
CG>>続きを読む
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「マリア・ブラウンの結婚」
冒頭、壁に描かれたヒトラーの絵が爆発するところから物語が始まる。爆撃の中、ウェディングドレスを着た花嫁と彼女と結婚を誓う男。序盤から飛ばし過ぎなんじゃないかと思う様なシー>>続きを読む
「マペット・ムービー/マペットの夢みるハリウッド(吹替版)」
オーディションを受けるためにマペットたちがハリウッドを目指して旅するロードムービー。キャラクター自体は知っていたけど、動いているところは>>続きを読む
「コーヒー&シガレッツ」
コーヒーとタバコを題材にしたショートフィルムの寄せ集め。全てのエピソードがモノクロかつ数分で描かれる。それぞれのエピソードに繋がりはなく、コーヒーとタバコを嗜みながら無駄話>>続きを読む
「ナイト・オン・ザ・プラネット」
ジム・ジャームッシュによるオムニバス映画。ロス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキを舞台にタクシードライバーと乗客の一期一会の出会いと掛け合いを描いた作品。>>続きを読む
「ミステリー・トレイン」
エルヴィス・プレスリーの出生地メンフィスのホテルを利用することになった3組の登場人物たち。それぞれの物語が大きく関わることはないが、同時に進行し、多少なりとも影響し合う。>>続きを読む
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「レント ライヴ・オン・ブロードウェイ」
大ヒットBWミュージカル「RENT」のファイナルパフォーマンスを収録した作品。以前Blu-rayを購入したものの、4年近く鑑賞していなかったので今更ながら鑑>>続きを読む
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「真昼の決闘」
ゲイリー・クーパー、グレイス・ケリー主演の西部劇。釈放された悪党が、報復のために街に戻ってくると耳にした保安官が色んな人に掛け合って迎え撃とうとするが、誰も協力してくれずという物語。>>続きを読む
「52ヘルツのクジラたち」
虐待、育児放棄、ヤングケアラー、DV、浮気、LGBTQなど様々な題材を取り込んだ作品。監督は「ソロモンの偽証」の成島出、主演は杉咲花。
あまりこういう類の映画は観ないの>>続きを読む
「アダマン号に乗って」
第73回ベルリン国際映画祭に金熊賞を受賞した作品。21,23,24とベルリン国際映画祭はドキュメンタリー作品が金熊賞を受賞しているのは非常に興味深い。本作はセーヌ川に浮かぶ船>>続きを読む
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「さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌」
昨日、まる子の声を担当していたTARAKOさんの訃報があった。放送時間が日曜の6時という一番微妙な時間帯のため、「ちびまる子ちゃん」自体>>続きを読む
「ゴースト・ドッグ」
武士道を極める殺し屋の物語。フォレスト・ウィテカーの巨体に刀だとか綺麗なスーツだとかが最高に似合っててクール。
殺し屋でありながら、本好きというインテリさも兼ね備え、忠義を尽>>続きを読む
「ダウン・バイ・ロー」
ラジオDJのザックとポン引きのジャックは、無実の罪で同室に投獄されることとなる。そこに殺人の罪で逮捕されたイタリア人のロベルトが混ざり3人は打ち解ける。そんなある日、彼らは脱>>続きを読む
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「ストレンジャー・ザン・パラダイス」
ニューヨーク在住のイカサマ師とその友達、ハンガリーから来た従兄弟の物語。これも一応、ロードムービーにジャンル分けされるのかな?自由を求める人間は幾つになっても非>>続きを読む
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「パーマネント・バケーション」
大学院の卒業作品として制作されたジム・ジャームッシュの長編デビュー作品。そろそろジム・ジャームッシュ作品もちゃんと観ておかないとなぁと思い立ち、デビュー作である本作か>>続きを読む
「ダム・マネー ウォール街を狙え!」
コロナ禍が始まってちょうど1年経った頃に起こった「ゲームストップ株騒動」について「クルエラ」のクレイグ・ギレスピーが扱った作品。
金融や株については全く知らな>>続きを読む
「フレーミングホット!チートス物語」
チートスを作った男…の物語ではなく、チートスにチリスパイスを加えることによりチリスナックという新たなジャンルを生み出した男の物語。
子供時代はブリトー、青年時>>続きを読む
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「ウディ・アレンの重罪と軽罪」
富も名声もあるが、愛人に翻弄され、殺し屋を雇ってしまう眼科医と、夫婦関係も仕事も上手くいかない売れないドキュメンタリー映画監督を描いたシニカルコメディ。
二人の人物>>続きを読む
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「霧の中の風景」
テオ・アンゲロプロスが父親を探して旅に出る姉と弟を描いたロードムービー。3時間弱が当たり前のアンゲロプロスの割に2時間程度なので非常に観やすい。
アンゲロプロスの特徴でもある固定>>続きを読む
「ペレ」
第61回アカデミー賞で外国語映画賞、第41回カンヌ国際映画祭にてパルム・ドールを受賞した作品。監督はベルイマンの脚本を映画化した「愛の風景」のビレ・アウグスト。
スウェーデンからデンマー>>続きを読む
「インスペクション ここで生きる」
同性愛者であることを理由に母親に距離を置かれていた青年が海軍に入り、厳しい訓練と差別を耐え抜きながらも、立派に兵士となり、再び母親と向き合う物語。
タイトルの「>>続きを読む
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「不安は魂を食いつくす」
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作品。清掃の仕事をする老女とモロッコからドイツに出稼ぎに来ている労働者の愛を描いた物語。
素晴らしい作品だった。物語はバーで2人が>>続きを読む
「真夜中のカーボーイ」
アメリカンニューシネマとは、1960年代後半から1970年代前半にかけて、ベトナム戦争の影響で社会が混沌とし、反戦運動やヒッピーに代表されるようなカウンターカルチャーが盛んに>>続きを読む
「スリーパー」
冷凍保存された男が200年後の世界で目を覚まし、総統によって統治された全体主義的アメリカから自由を取り戻す使命を託される物語。
バスター・キートンやチャップリンの様なドタバタコメデ>>続きを読む
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「たたえられよ、サラエヴォ」
見方によっては恐怖は神の娘。
「聖なる金曜日」に彼女(恐怖)は償還された。彼女は美しくなかった。皆から馬鹿にされ、呪われ、縁を切られた。
だが、彼女は全ての破壊的な>>続きを読む
「SISU/シス 不死身の男」
劇場で見逃したので今更ながら鑑賞。サミュエル・L・ジャクソン主演「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」のヤルマリ・ヘランダー監督作品。
フィンランド版「ランボー」で>>続きを読む
「クラークス」
「Mr.タスク」のケビン・スミス監督のデビュー作。Wikipediaによると映画学校を中退して浮いたお金と収集していたコミックを売ってできたお金を使って製作した作品らしい。
コンビ>>続きを読む
「ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争」
ゴダールの遺作。サンローランが立ち上げたサンローランプロダクションが、ペドロ・アルモドバル監督作「ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ」続いて製作した短>>続きを読む
「フレディ・マーキュリー The Show Must Go On」
Queenについてのドキュメンタリー映画は初めて観たのだが、彼らに関する殆どの映像は既出で、目新しい映像はなかったが、「ボヘミアン>>続きを読む