GoodsunMOVIEさんの映画レビュー・感想・評価

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関心領域(2023年製作の映画)

3.9

なんて洒脱な表現をするんだ。
人間のある側面に関する社会コメディ。
いくつものシナリオが同時並行で進み、水面にかわるがわる現れて何重奏にもなる。
サム•エスメイル監督の『終わらない週末』を思い出しまし
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ほかげ(2023年製作の映画)

3.9

見事に息がつまる。
タブーと言ってもいい、戦争の、目に見えない影の部分。終わらない、戦争の悲惨さを語る。

スティング(1973年製作の映画)

4.1

ダマサレタ!!!

冒頭も軽やか、
軽やかな音楽、
終始、軽やか。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「自分で考察するのが面白い」と
「映画が面白い」は、別であると考えます。

観終わったあと、「面白かったー!」となったかどうか。ジワジワとでも。
素直に。頭ではなく心で。

その時の自分を以て考察する
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.2

ワンカット撮影がとても多くて、見入ってしまいその場の緊張感に没入していってしまう。
丘と下、川が隔てる
天国と地獄のメタファーも多くあったように感じました。
最後の山崎努、物凄い。

生きる(1952年製作の映画)

4.5

1950年代にも、こんな思想や、こんな表現があったという事が、絶望でもあり、救いでもある。
まるで今の社会をあるがままに風刺しているようでもあり、今も当時も等しく、あるがままの人が描かれている。
言葉
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市民ケーン(1941年製作の映画)

3.9

ワンピース、シン・ゴジラ...
フラッシュバック
構成手法のパレード

レインマン(1988年製作の映画)

4.0

ロードムービー
過去の出来事を、レインマンとレインマンの歌でつなぐ。

「処方薬をのんでるかい?」
「フーが一塁手?」

メインマン(親友)とレインマン。

野良犬(1949年製作の映画)

4.1

ピアノ
ちょうちょう
...

シーンと真逆の音楽と歌に、
さらにシーンの向こう側まで連れていかれる。

ラストの待合室は名シーン!

生きものの記録(1955年製作の映画)

4.1

背中
沈黙
ジュース
ゆうれい

ジュースで泣いたのは生まれてはじめてかもしれない

椿三十郎(1962年製作の映画)

4.2

喋らせない。

だから伝わる。
だから喋った事もより伝わる。

冒頭で、三十郎のまえに、一人ずつ座っていくシーン。
から始まり、最後もスッと全員座る。
何も言わない。

笑いあり熱量あり仕掛けあり。
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

「主人公」という磁石をつかわずに、
シナリオが観る人をひきつける。


多くの脚本では、「主人公」は内面本心や過去などをふまえて、読者に共感や羨望を与えて巻き込んでいくが、本作にはそれが無い。というか
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.2

【Doll Test】
近年のアカデミー賞は、あのような要素が不可欠で、近年の映画のテーマそのような要素だらけである。露骨な違和感があると思ってしまうものまで評価されていく。

この映画がアカデミー賞
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

4.1

伏線と回収という言葉が、昨今の日本では、派手さや巧妙さを帯びて使われ、流行ってきているものの。

喜び、悲しみ、笑い...
言葉にできないものを乗せて届ける役割なんだなと、これでもかと楽しませてくれる
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

こころの映像。

映像美やアクションでもないのにIMAXで観る意味は何なのかと。

IMAXは「より臨場感がある」という事なのだが、それの力は、
「観終わった後」に思い知らされる。

思い返した時、観
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.8

「スカッとしたい」日本人の期待にこれでもかと組み立て組み立て応える。
「スカッとしたい」期待があるから、途中の苦難も観ていられるのであろう。


期待に応えない脚本は、たくさんは売れないのだろう。