なんて洒脱な表現をするんだ。
人間のある側面に関する社会コメディ。
いくつものシナリオが同時並行で進み、水面にかわるがわる現れて何重奏にもなる。
サム•エスメイル監督の『終わらない週末』を思い出しまし>>続きを読む
見事に息がつまる。
タブーと言ってもいい、戦争の、目に見えない影の部分。終わらない、戦争の悲惨さを語る。
このレビューはネタバレを含みます
「自分で考察するのが面白い」と
「映画が面白い」は、別であると考えます。
観終わったあと、「面白かったー!」となったかどうか。ジワジワとでも。
素直に。頭ではなく心で。
その時の自分を以て考察する>>続きを読む
ワンカット撮影がとても多くて、見入ってしまいその場の緊張感に没入していってしまう。
丘と下、川が隔てる
天国と地獄のメタファーも多くあったように感じました。
最後の山崎努、物凄い。
1950年代にも、こんな思想や、こんな表現があったという事が、絶望でもあり、救いでもある。
まるで今の社会をあるがままに風刺しているようでもあり、今も当時も等しく、あるがままの人が描かれている。
言葉>>続きを読む
ロードムービー
過去の出来事を、レインマンとレインマンの歌でつなぐ。
「処方薬をのんでるかい?」
「フーが一塁手?」
メインマン(親友)とレインマン。
ピアノ
ちょうちょう
...
シーンと真逆の音楽と歌に、
さらにシーンの向こう側まで連れていかれる。
ラストの待合室は名シーン!
喋らせない。
だから伝わる。
だから喋った事もより伝わる。
冒頭で、三十郎のまえに、一人ずつ座っていくシーン。
から始まり、最後もスッと全員座る。
何も言わない。
笑いあり熱量あり仕掛けあり。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「主人公」という磁石をつかわずに、
シナリオが観る人をひきつける。
多くの脚本では、「主人公」は内面本心や過去などをふまえて、読者に共感や羨望を与えて巻き込んでいくが、本作にはそれが無い。というか>>続きを読む
【Doll Test】
近年のアカデミー賞は、あのような要素が不可欠で、近年の映画のテーマそのような要素だらけである。露骨な違和感があると思ってしまうものまで評価されていく。
この映画がアカデミー賞>>続きを読む
伏線と回収という言葉が、昨今の日本では、派手さや巧妙さを帯びて使われ、流行ってきているものの。
喜び、悲しみ、笑い...
言葉にできないものを乗せて届ける役割なんだなと、これでもかと楽しませてくれる>>続きを読む
こころの映像。
映像美やアクションでもないのにIMAXで観る意味は何なのかと。
IMAXは「より臨場感がある」という事なのだが、それの力は、
「観終わった後」に思い知らされる。
思い返した時、観>>続きを読む
「スカッとしたい」日本人の期待にこれでもかと組み立て組み立て応える。
「スカッとしたい」期待があるから、途中の苦難も観ていられるのであろう。
期待に応えない脚本は、たくさんは売れないのだろう。