なださんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

3.5

スタンリー・トゥッチとコリン・ファースの息のあった演技が胸に迫る。

お互いを想うあまり独り善がりな考えになってしまう。そんな切ない思いやりも存在するのかと感じました。

老いてもラブラブなのが正直羨
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ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

5.0

1年前にレンタルして、再びレンタル。色あせずホントに何度みても面白い。劇場で観てないのが悔やまれる。

ストーリーの完成度が高く、登場人物が全員魅力的。メタルも何言ってるか全然わからないけど兎に角カッ
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

冒頭の日常シーンから笑える。
変わり映えのしない日常と家族からの疎外感。

ダメ親父だと思っていた男が痛快に反撃に転じるストーリー運びはなんとなく『ジョン・ウィック』を思い出す。脚本家が同じだから雰囲
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イーグル・ジャンプ(2016年製作の映画)

3.3

「コロナなんだからオリンピックなんて無理にやらなくてもいいじゃん」なんて思ってたけど、こんなにオリンピックに憧れて努力を惜しまなかった人がいる事を知り少し考えを改めました。

『ロケットマン』と同じく
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ストップ・メイキング・センス(1984年製作の映画)

4.0

『アメリカン・ユートピア』を観てからU-NEXTで発見。
映画館上映を見逃してしまったので、家人が寝静まってからヘッドホンで鑑賞。

映像内の観客と一緒にリズムを刻むの楽しかったわ〜。
やっぱりデビッ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

5.0

戦争映画だけど笑いというフィルターを通してずっと反戦を訴えている。

父親不在の中、ジョジョの脳内ヒトラーが父親代わり。母の愛情と家に匿われたユダヤ人の少女ヘの淡い恋心が少年を少しづつ成長させる表現は
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日本独立(2020年製作の映画)

3.5

戦後アメリカ(GHQ)が成立にあたり関与した日本国憲法制定をめぐり吉田茂と白洲次郎が精神的独立の道筋を残したと言う意味のタイトル『日本独立』
全体の印象含めて日本まだ独立してないんじゃね?

私の歴女
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

5.0

『ツイン・ピークス』ファンからのデビット・リンチ監督の映画も観てみようと日本上映権の切れるギリギリの年に劇場で鑑賞。いやもう最高です。

ストーリーは難解だがカルトの帝王と呼ばれるだけあって次に何が起
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さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち(1978年製作の映画)

5.0

小学5年の公開時に新宿ミラノ座(だと思う)で父に連れられ鑑賞。

大スクリーンいっぱいに映し出される白色彗星と重低音のパイプオルガンの音は今も忘れられない。

小学生の心に、オーケストラの演奏って良い
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

4.5

タイカ・ワイティティ監督
MCUの中では少し異色な雰囲気を持つ。使い所の良い音楽とコメディセンスの良さ。

アスガルドの王なのに地球人のお爺ちゃんの服装で散ってゆくアンソニー・ホプキンスの物悲しい演技
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アイアン・シーク(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

WWF(WWE)はハルク・ホーガン後のアルティメット・ウォリアーやロードウォリアーズあたりからのファンなので、アイアン・シークはヒール(悪役)の人だなーと思う程度。
サブゥーのおじさんのザ・シークと混
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.8

途中で話しの内容が「え?レオ様ミイラ取りがミイラ?」と脳内混乱。いや違うちがう。どんどん予想外の展開に…

多分何回観ても楽しいやつだ
また観よう

ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

4.3

ムーンドッグの生き方が仙人みたいで、霞を食べる代わりに酒とドラッグと女で生きてる。

ちぃせえ事で悩んでいる自分がバカみたいに思える最高にポジティブになれる映画

結構酷い目に合ってるのに全く悲壮感が
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MUD -マッド-(2012年製作の映画)

3.3

河の氾濫で木の上に乗り上げたボートを14才の少年達が隠れ家にしようと見に行くが、既に誰かが住んでいる…それは一人の犯罪者だった。

恐れを知らず人を簡単に信用する。純愛に憧れ思い通りにいかず打ちのめさ
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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

5.0

ラウル・ジュリアのゴメズが観たくなり続けて鑑賞。
アンジェリカ・ヒューストンのモーティシアと最強の組合せ♡素敵過ぎる!
家を追い出されてやさぐれてスナック菓子とテレビ三昧のダメ親父姿も良い。

何もか
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アダムス・ファミリー(2019年製作の映画)

2.8

パグズリーの声はフィン・ウルフハード君(ストレンジャー・シングスのマイク)があてていたので観ました。イメージ合ってて良かった。

ストーリーもパグズリーが活躍するので実写版とは違う良さもあり。単純に楽
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.0

政治的にバクラウ村が消される話ではなかったが、ほぼ隔絶された陸の孤島でのミステリーに近い。前半は状況理解に時間がかかってウトついたけど^^;

村落共同体の結束が恐ろしくもあり核家族化した私には田舎暮
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ニューヨーク 親切なロシア料理店(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

キープレイスがロシア料理店なのでこの邦題かしら?原題の方がグッと来る。
劇中の数々の思いやりに自分にも親切にされているようで何度も涙が出た。

ジェフの仕事が今ひとつ上手くいかないのも何らかの障がいが
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

2.9

『クワイエット・プレイス破られた沈黙』の前作なので鑑賞。

音を出せない縛りをどうするかと思えば家族間のコミュニケーションは殆ど手話。
長女ちゃんが補聴器つけてるからスキルは備わっていたのか。
でもこ
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.3

「なんとなく良さそう」と言うカンで鑑賞。音楽系は詳しくないけれど大当りでした。

デヴィッド・バーンさんを無知識で初見で(You Tubeくらいはチラ見したけど)なんか魅力的な白髪の年配者が出てきた、
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トム・オブ・フィンランド(2017年製作の映画)

4.0

2020年秋の渋谷PARCOトム・オブ・フィンランド展と共にホワイトシネクイントにて鑑賞。

差別や偏見に対して本当に頑張っているので何度見ても泣ける。
『ボヘミアン・ラプソディ』を観た後だからまた観
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ボヘミアン・ラプソディ ライブ・エイド完全版(2018年製作の映画)

4.5

BS日テレで録画してあったのを確認したら、ライブ・エイド完全版でした。この無意識なポチリは神の采配かっ?と思った。

金ロー版のライブ・エイドはホントに上手いことカットしてたのね。
公開中1度観ている
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クルエラ(2021年製作の映画)

4.0

近年の実写ディズニーの中ではダントツトップ
ストーリー、音楽、そして衣装が素晴らしかった。
エマ・ストーンと執事役のマーク・ストロングさん出演で嬉しい。
惜しいのは時間の都合で吹替版にした事。柴咲コウ
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HOKUSAI(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

予告の田中泯さんの眼力に惹かれて鑑賞。柳楽優弥さんも良かったし二人のスイッチに違和感なし。ストーリー的に子どもが産まれてすぐ晩年期の田中さんになるのはちょっと急ハンドルな展開だった。

人や役者、自然
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.9

見る度に大きくなるラッセル・クロウはもう最大級なのでは?

冒頭の雨は『ヒッチャー』を思い出してパプロフの犬のようにワクワク。
ラッセル・クロウの暴走に何度となく驚愕させられドキドキしまくりでした。
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サーファーのプライド(2008年製作の映画)

3.0

マシュー・マコノヒーとウディ・ハレルソンにつられて鑑賞。夏の暑いときに観ると良いかな。
伝説のサーファー、海パンいっちょで暮らせるのかと思ったらちょっと羨ましい。

夜の車/トゥー・カーズ、ワン・ナイト(2004年製作の映画)

3.5

タイカ・ワイティティ監督のショートフィルム。
You Tubeで観られました。

セリフが殆どわからないにもかかわらず、内容は理解しやすかった。モノクロの視覚効果が素敵でした。

ホドロフスキーの虹泥棒(1990年製作の映画)

3.0

タイトルに『ホドロフスキーの』があるので観てしまった。色々ホドロフスキー流のおかしな所はあるが、ストーリーは追いやすかった。

画面の構図はどこも美しいので下水道シーンも嫌ではない。
ラストシーンはう
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

Disny+に入ってやりたかったアベンジャーズシリーズを時系列で観る。
アイアンマン1やハルク、スパイダーマンシリーズは観られないが、おざなりにし続けたキャプテン・アメリカとマイティソーを再鑑賞
短期
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ウエストワールド(1973年製作の映画)

3.0

ドラマ版の世界観の画き込みが凄いのでシーズン2まで見たけれど全容が掴めず挫折していたところ映画版を観る。

すごく解りやすい。
基本はこうなのね。
ユル・ブリンナーのロボット感が怖気持ち悪いサスペンス
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アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

4.0

これは映画館でアレサ・フランクリンの声に包まれるのが良い。
私は教徒では無いけれど神に捧げているの歌なので背筋を正そうという気持ちになる。字幕で意味を理解出来るのも良い。
「アメージング・グレイス」も
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.0

話題になっていたのでアマプラレンタルで視聴。3回繰返して観てなんとな〜くわかる。

青い皮膚に赤い瞳の巨人。理解に苦しむ生態系、人は虫けら以下でペットとして飼える。

うなされそうなおとぎ話だが、絵の
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東京物語(1953年製作の映画)

3.8

笠智衆さんの飄々とした声色、演技が魅力的でした。70年前の日本の文化や言葉遣い、時間の流れ方にひきこまれて観てしまいました。

竹中直人のCD「かわったかたちのいし」に入っているショートドラマのセリフ
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デリカテッセン(1991年製作の映画)

3.5

30年前の公開当初に劇場で鑑賞したが、ウトついて内容が入らずノコギリ楽器の音だけが記憶に残っていた。
U-NEXTに来たので再鑑賞。

核戦争後の荒廃した世界に職を求めて元ピエロが曰くのある肉屋にやっ
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エイブのキッチンストーリー(2019年製作の映画)

3.1

ノア・シュナップがひたすら可愛らしい。料理人としての衛生管理とか宗教への曲げられない思いや衝突など日本人には理解しづらい点も多かったが料理は美味しそうでした。
『同じ釜の飯を食う』って大事だな。

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.8

初見
金ロー待ちきれずにみてしまった。評判通り良い♡金ローさん観るきっかけを作ってくれてありがとうございます。