漫画は昔ちょっと読んであんまりピンとこなかったけど実写にすると面白い。というか実写に落とし込むのがめっちゃうまい。ユーモアとシュールと違和感と不条理とグロテスクのバランス、塩梅がめっちゃうまい。CGの>>続きを読む
原作こんなノリだったっけ……そんな戯画的で記号的な演出でいいのか……って違和感がちょいちょい漂ってくる、ナンチャッテヌーベルバーグ的で相米かぶれ的なゼロ年代邦画臭の、ガラパゴス感とひと昔前のセンス感に>>続きを読む
最の高。
(何かテレビシリーズの怒涛のテンポとギャグは薄まってるしどことなく『YAIBA』みたいな世界観の話になってるような感じあるけど映画ならではの丁寧な作画と色彩でこのアニメが見れることに感謝。他>>続きを読む
ホラー映画の評判やレビューっていうのはけっこう当てにならなくて、例えば『クロユリ団地』とか、かなりの力作なのに散々な言われようで、何を作っても正当な評価がないならそらやる気もなくなるわみたいなとこもあ>>続きを読む
なんでも自由に作っていいと言われてこれ作るのがさすがキヨシというか、やっぱりキヨシというか、シンプルに狂ってる。勿論いい意味で。もしくは天然か。勿論いい意味で。
主人公以外のセカイが狂っててその理由>>続きを読む
マジで素晴らしい映画。
スラッシャー映画において被害者女性が受け身の撃退を超えて明確に反撃戦に転じる物語展開の嚆矢としてホラー映画史的またはフェミニズム文化史的に重要であるということらしいのだけども>>続きを読む
めちゃくちゃ名作やんけ……今まで見てなかったことを激しく後悔……。
都市伝説、モダンフォークロア。
人種への不安、格差への不安、治安や犯罪への不安、性差別や性暴力への不安。
住居という主題、壁の向こ>>続きを読む
フェイクドキュメンタリー系心霊ホラー映像の中で、『ほんとにあった呪いのビデオ』シリーズに多く見られるような、「何気ないホームビデオだけど後からよく見たら霊とかが映ってました」っていう系統のものは、怖が>>続きを読む
これは三部作中最も妖怪の出番が少なく、しかも前作までの有名妖怪総登場って感じでもなくなんかなんとなくの魑魅魍魎たちって程度で一体一体のキャラクター性とかスター性を押し出してない感じもあり、ストーリー的>>続きを読む
これは三部作の中でもキャストのレベルが最もB級的で、人間ドラマよりも着ぐるみ妖怪たちがほぼ主役で河童が実質主人公で日本の妖怪は前作から引き続いて油すましやろくろ首などスター妖怪たちなのだけど怖い役割は>>続きを読む
大映妖怪三部作1作目にして日本妖怪映画最高傑作。
悪徳商人みたいなのと悪代官みたいなのが組んで「お主もワルよのお」的に、長屋を取り壊すとか娘を差し出せとか罪なき邪魔者を殺害したりとかしてくるのを、実は>>続きを読む
ちょっと過去幻視とか時空越えとかやりすぎでもはやドラえもんみたいになってて怖さとかじゃなくなっててオカルトですらなくなってる感じがある。清水崇のお得意のネタではあるけど、ちょっと行きすぎ感。
でも三>>続きを読む
村三部作の中ではいちばんいいし、何なら最近見たJホラーの中でも上位にいい。
何より撮影と照明がすごくいい。
福本淳という人で篠田昇の弟子筋らしいけど、三部作通してこの人が撮影なんだけどこれがいちばん篠>>続きを読む
再見したけど、前に観た時よりは良く感じた。
これがJホラー再燃のきっかけになって、大ヒットして中高生がいっぱい見たというのなら、まあうまい塩梅なのかなあ、とも思う。
結局のところ「ご先祖様を大切にしま>>続きを読む
録画してたのやっと見た。
前作前前作に比べキャラデザとか頭身とかがリアル寄りになるほどより作者の陰キャ感というかリアルな台詞描くの下手すぎ感が目立ってくる……。あとギャグやユーモアのスベり散らかし具>>続きを読む
さすがに面白かった。
ていうか今まで見たフェイクドキュメンタリーでいちばん楽しめたまである。
ナレーションの口調だけじゃなくて声質も微妙に純に似てなくもないのが絶妙に笑える。
果敢なる挑戦の怪獣映画。
果敢なる失敗とも言える。
まず『シンゴジラ』のような「災害や戦争のメタファーやってます」とどう見てもわかるように作る系統の怪獣映画とは違うやつ。
また『日本沈没』『ゴジラ>>続きを読む
『スターウォーズ』のヒットに便乗した企画であるはずの東宝『惑星大戦争』東映『宇宙からのメッセージ』が、しかし『スターウォーズ』が、よく言う言い方で「大人の鑑賞に耐えうる」ものだとしてもあくまでも大人も>>続きを読む
ニューアカブームにおける中沢新一や網野善彦や梅原猛あたりの感じの文化人類学/民俗学方面の知的興味を引き入れた雰囲気。
そこと呼応する感じでサブカルチャーから諸星大二郎の影響(特に『海竜祭の夜』とか)(>>続きを読む
今さらながら見てきました……(満席だった……)。
面白かった。ぜんぜん悪くない。ぜんぜんいい。
何より、怪獣関係ないシーンも含めてひとつひとつのシーン、絵面を、何というか撮影する前に「こういう絵面が>>続きを読む
音楽をテーマにしてまで結局それを武器にバトるのかよ、っていう。しかもシンフォニーやハーモニー(劇中用語ではファーレ)に対するノイズ(名前は「ノイズ」だけど雑音という意味そのものではない悪い生命体の名称>>続きを読む
どこかで見たような話や展開の寄せ集めみたいな感じで、あまり目新しさがない。端的に薄味で魅力不足。
ドラえもん映画のバランスとして前半ワクワク夢いっぱいパート/後半シリアスパートという分け方で言うとこ>>続きを読む
この劇場版のほうの音声の「青い紅玉の巻」クライマックスで「グッドバイ・スウィートハート」が流れる瞬間が本当に本当に本当に本当に好き一番好き宇宙で一番好き。
もちろん「冒険のアリバイ」も、村松邦男のサ>>続きを読む
最後綺麗に『墓場鬼太郎』に繋げててそういう繋がる快感感動みたいなものもあるものの(泣いたが)、むしろ鬼太郎ファンや水木しげるファンが喜ぶものというより、平成育ちあたりの日本のオタクが好きなやつ見たかっ>>続きを読む
最高!最高!
顔とか表情とか等身の時点で既におもろかわいすぎるのがめっちゃすごい。特にピーチの絶妙に間抜けなビジュアル。永遠に見てたい。
コンプラ的なの含め全方位配慮完璧にマリカやドンキーまで詰め>>続きを読む
ホラーと笑いの融合というところではアボットとコステロの『凸凹フランケンシュタインの巻』(1948)が、「アルフレッド・ヒッチコック、ジェイムズ・ホエール、クエンティン・タランティーノといった映画監督ら>>続きを読む
これは超久々に見て、こんな最高に楽しい映画の良さに気づいてなかったかつての自分が阿保で間抜けで情けなくなった……。
アメリカ公開時のタイトルにも「ドラキュラ」と入ってるらしくて日本だけの看板に偽りあ>>続きを読む
操演によるコウモリ人形や、セットの背景に描かれた山や空の風景、ドラキュラが燃えるときのダミー人形に至るまで、いわゆる特撮的な部分が総じてめちゃくちゃチープ(戦前の映画よりも全然チープ)なのと、前半の主>>続きを読む
ここ数ヶ月ホラー映画を改めて体系的に見(直し)てるんだけど、その中でこれはもう3回くらい、折に触れてというか立ち戻るようにというか、何かを確かめるように見直してしまってる。
例えば澁澤龍彦、菊地秀行>>続きを読む
サイレント風のコンテのうまさは特筆ものだし特撮も良くて『帝都物語』を彷彿とさせる(原作当時のアナログ技術にこだわったらしいけどラストのとこだけ普通にモーフィングなのが残念)。今までの解釈と違うけど間違>>続きを読む
包丁片手に真顔で全力疾走するショットに感動してしまって泣いた。
イカレた人(々)への慈愛。
(DVD/Blu-rayの特典映像で言ってた話によるとハーシェルゴードンルイスの映画を編集してたのがゲイリ>>続きを読む
虚構対現実。怪奇対恐怖。ボリスカーロフ対銃乱射。
(否が応でも『サイコ』という映画の存在について考えてしまう。そしてまたこの数年後に、怪奇も恐怖も現実も虚構も境目をついに完全に失ったような『悪魔のいけ>>続きを読む
世界一面白い。
ディターレ!
ロートン!
モーリンオハラ!
アルフレッドニューマン!
最初から最後まで、何かジャンプとかの少年漫画の傑作の一番面白いとこ読んでるかのようなめくるめく感情と状況の嵐。ず>>続きを読む