ブレードランナーみたい。AIと触れ合うことで、自分の人間性とは何かと主人公が悩み、ゆれる点で。表皮の下を覗きたい願望。そんな葛藤をよそに、したたかな一面を見せるAVA。急転直下の展開に。これノワールじ>>続きを読む
終始、胸くそ悪い映画です。ハリウッドの裏側の話なんですが、出てくる登場人物たちの悪意に、やられます。
ある日、街に1人の少女がやってきます。
彼女は、ハリウッドで何とか仕事を得たいのです。そこで有名女>>続きを読む
ルノワールの早すぎた傑作。初上映時では理解されず終わった呪われた映画。ルノワール本人が狂言回しとして出てくる。スラップスティックコメディの体で話は進むが、ラストは相当な悲劇。うさぎ狩りのシーンで、銃声>>続きを読む
人間の執着心とは、こういうものだ。
ダーク・ボガードは、若く美しいジャクリーヌ・ササーヌに対して、欲望を抱きながらも、煮え切らない態度で接することしかできない。しかし、同僚のスタンリー・ベイカーはすで>>続きを読む
時代・時空を超えて地獄巡りをする話。この当時のこってり演出だけど、なぞの陽気さと抜け感があって最高でしたね。
カメラワーク、照明ともに素晴らしい。話はマンネリを超え、様式美の世界へ。つまり、ストーリー云々を語る映画ではない。同性愛の殺し屋たちの悲しみもあった。
強引な刑事がふとした事件で殺人を犯して、隠蔽しようとするが……
男の葛藤の話なんですが、良い意味でダナ・アンドリュース演じる主人公が棒立ち棒読みなので、カウリスマキ映画のように、ちょっと独特のオフビー>>続きを読む
色々とツッコミどころはあるが、香川照之の存在感で、最後まで突っ走る。西島さんもやばい。人の心持ち合わせてない。
ジュラシック・パークを一般の旅行客が利用できるようにしたら起きた大惨事。興行収入の上位に食い込んだ、超ビッグバジェット映画。1のオマージュがあるところはファンにはうれしいでしょう。インドと中国出資して>>続きを読む
入れ替わり出てくる登場人物の多さ、主人公の常軌を逸した暴力。探偵マイク・ハマーとしてのモラルからもはみ出す。強権的なハマーにアメリカの不遜さを感じたりとか、深読みするより、絵的な面白さを堪能できる。で>>続きを読む
スタンリー・ベイカー主演。エヴァの匂いとは打って変わって、男としてかっこいい。イギリス版トラック野郎。砂利運搬の回数を日々競う物語。男気と友情。若き日のショーン・コネリーも出てます(浮薄な若者役)
富裕層はなぜか家から出られない。召使いやコックはその前日に逃げるように屋敷を出て行く。外に出るという概念が突然なくなった世界。定期的に羊や熊があらわれるのも微笑ましい(結局のところ食料になってしまうけ>>続きを読む
全てが過剰。カゴの中の淑女は、閉じ込められ、侵入者たちに為すすべがない。その絶望感にクラクラする。置き手紙から、彼女自身が息子のことを溺愛し、自分の価値観に囚われていることを示唆している。
第二の侵入>>続きを読む
テンポ良くて、そこは見やすいけど、宇宙人のサナギがさや豆みたいで、マグロ並みのでかさがあるものを手で運搬するとこで興ざめしてしまった。少しでも眠りに落ちたら入れ替わるっていってるくせに、あのサナギは一>>続きを読む
前半は内輪もめ感で、ウトウトしたが、後半の上がり方は半端じゃないです。ただ、クルーが唐突に仲良くなっちゃったりしてそこが消化不良でした。ドニーとチアンのブロマンスは良かったです。そして最低でもエピソー>>続きを読む
久しぶりに再見した。やっぱり、狂ってる世界だと分かりながらも何回もあの部屋に行ってしまう心理は、何となくわかる。デニス・ホッパーの落ち着きのない情緒不安定なマザコンキャラも、イザベラ・ロッセリーニの全>>続きを読む
夢が具現化した話だから面白いのだ。後半のやさぐれた現実のナオミ・ワッツもそれはそれでいい。
だれにでも勧められる西部劇。ひとつの銃を巡って次々に場面が展開する。ダン・デュリエ演じるウェイコが現代的な軽さがあって良かった。若き日のロック・ハドソンがインディアン酋長役で出てた。
ヴェネチアが舞台。ある映画祭に呼ばれた原作者の作家の話。ファム・ファタルもの。
とにかく、主人公は自分の権威がハリボテであるため、常に不安を内在させてる。そこに侵入してきた、男を本質的に愛せない女にズ>>続きを読む
テンポがいい。逃走とプールに逃げ込む以外は、ほとんどアパートの一室で話が展開する。ニート男が、愛してくれないからとかいう甘えから、罪を犯し、人間不信で破滅する。自らが作り上げた見えない敵の強大さは計り>>続きを読む
戦場で死ぬこともできず、守るべき家族も失った男の再生の話。町民にリンチされそうになり、臆病者と罵られながらも、再び戦いに赴く主人公のメンタルすごい。戦争での仲間の無駄死に感と、指導者の無能感が強い。男>>続きを読む
サークの描く世界は、虚構であることを意識させながら、マジで残酷です。あの娘、息子の態度は身勝手過ぎるし、街のコミュニティもキャリーにとっては牢獄みたいなものです。だから、庭師のロンは自由の象徴として出>>続きを読む