この映画「ビバリーヒルズ・コップ」は、笑い転げて、グサリと胸を刺される映画で、とても面白かったですね。
第一のポイントは、主人公を演じているエディ・マーフィのうまさ。
「48時間」「大逆転」で、大変>>続きを読む
この映画「ボディ・ダブル」は、アルフレッド・ヒッチコック監督の「めまい」「裏窓」にオマージュを捧げた、ブライアン・デ・パルマ監督ワールド全開のサスペンス・スリラーの傑作だ。
この映画の題名の「ボディ>>続きを読む
007シリーズの中で評判も悪く、興行収入もパッとしなかったこの「消されたライセンス」。
評判が悪かった理由は、ボンドが親友の復讐のため007を辞するので、任務ではなくなり、必殺仕事人と化すため、ボン>>続きを読む
「猿の惑星・征服」は、1990年のアメリカが舞台。
人間たちが猿を奴隷のように扱い、成人し改名したシーザーが、反乱を起こすというもの。
1965年に実際に起きた黒人暴動を、猿に置き換えて描いている。>>続きを読む
「新・猿の惑星」は、海上に不時着した宇宙船から、3人の飛行士が降りてくるところから始まる。
そして、マスクをとったら"猿"だったというサプライズな演出。
「猿の惑星」に登場していた、コーネリアス(ロ>>続きを読む
この映画「ショコラ」は、ラッセ・ハルストレム監督が描いた、美しく夢のような不思議なおとぎ話の世界ですね。
悠々と広がる、のどかな田園風景と小川のせせらぎに囲まれた丘の上にたたずむ小さな村。
カメラが>>続きを読む
この「クルージング」は、「フレンチ・コネクション」、「エクソシスト」など、1970年代の前半に絶頂期を迎えた、ウィリアム・フリードキン監督が、主演にアル・パチーノを迎えて撮った問題作だ。
アル・パチ>>続きを読む
この映画「激流」は、ほぼ全編が本物の川でロケーション撮影されたということだ。
本当にどうやって撮影したんだろうと思ってしまうような迫力あるシーンの連続。
荒々しい水しぶき。全てを飲み込むかのように襲>>続きを読む
ロサンゼルスのビジネスセンターに落成した巨大なビルが、テロリストに乗っ取られた。
彼らが狙うのは、6億ドルの巨額の債権。
外部と完全に遮断された、このビルの一室に、刑事が一人残っていた。
彼は、ロサ>>続きを読む
ジョン・ランディス監督の「アニマル・ハウス」は、素材そのものが、ダイレクトな笑いの発火点となって、我々観る者を直撃する。
時は1962年。アメリカ北東部の名門大学。
そのキャンパスの一隅にあるのが、>>続きを読む
「暁の7人」の主演俳優ティモシー・ボトムズは、「ジョニーは戦場へ行った」「ラスト・ショー」「ペーパー・チェイス」等での印象的な演技で、私のお気に入りの俳優のひとりになりました。
「暁の7人」の彼は、>>続きを読む
この映画「華麗なるヒコーキ野郎」は、ジョージ・ロイ・ヒル監督、ウィリアム・ゴールドマン脚本、ロバート・レッドフォード主演という「明日に向って撃て!」の黄金コンビによる、ノスタルジーに溢れた、ごきげんな>>続きを読む
この映画「吶喊」は、動乱の幕末を死と背中合わせの若者の心情を刻みながら、痛快に生きた姿をユーモラスに描き、戦争の愚劣さを風刺した、岡本喜八監督・脚本の才気あふれる青春時代劇の隠れた傑作だと思います。>>続きを読む
この映画「反逆のメロディー」は、原田芳雄が体現した1970年代の無頼派の鮮烈な青春像を描いた作品だと思います。
この映画は、日活ニューアクション映画の決定打とも言うべき傑作中の傑作で、澤田幸弘監督の>>続きを読む
我らがジャッキー・チェンとジェット・リーの2大カンフー・アクション・スターが、まさかの競演を果たしたという、それがロブ・ミンコフ監督の「ドラゴン・キングダム」だ。
この2人の競演を可能にしたのが、ハリ>>続きを読む
この映画は、ジャック・レモンとトニー・カーティスの最強コンビで、ブレイク・エドワーズ監督が描いた、抱腹絶倒のアクション・コメディの傑作だと思います。
この映画「グレートレース」は、「ピンク・パンサー>>続きを読む
アメリカのハードボイルド小説が生んだ3大私立探偵といえば、ダシール・ハメットのサム・スペード、ロス・マクドナルドのリュー・アーチャー、そしてレイモンド・チャンドラーが創造したフィリップ・マーロウだ。>>続きを読む
この映画史に残る名作「第三の男」は、スパイ小説の大家グレアム・グリーンが、映画のために書き下ろした作品を、名匠キャロル・リード監督が、見事な映像美でサスペンスを盛り上げた作品だ。
ジョセフ・コットン>>続きを読む
名誉勲章の候補に、湾岸戦争で殉職した救出ヘリの女性パイロットがあがり、デンゼル・ワシントン扮するサーリング大佐が調査を命じられる。
彼は、生前の彼女と行動を共にした兵士たちを訪ね、証言を求めるのだが>>続きを読む
この映画「ブラックホーク・ダウン」は、1993年のソマリア紛争にアメリカが介入した際、いつまでも事態の解決を見ない内戦に業を煮やしたアメリカ軍が、内戦の当事者の一人であるアイディド将軍を捕らえるべく計>>続きを読む
携帯電話は今や毎日の生活に欠かせないツールとなっていますね。
この映画「セルラー」は、その携帯電話で偶然、見知らぬ人から助けを求められ、ロサンゼルスを走り回ることになる男の活躍を描く痛快なサスペンス映>>続きを読む
いかにもアメリカ的な映画「カリフォルニア・スイート」は、「グッバイ・ガール」のニール・サイモンの脚本、ハーバート・ロスの監督作品。
男と女の、そして人間の感情の揺れ動きを、まるで洪水のようなセリフの>>続きを読む
この映画「逃走迷路」は、アルフレッド・ヒッチコック監督の名人芸が堪能出来る、追われ型の逃亡サスペンスの傑作ですね。
この映画「逃走迷路」は、サスペンス・スリラーの神様アルフレッド・ヒッチコック監督が>>続きを読む
主演のアラン・ドロン。個人的には世界一美しい俳優だと思っています。
その翳りを帯びた暗い表情の中に見せる、刹那的な狂気と死の匂い、そして冷酷さとニヒリズム。
彼の素晴らしさは例えようもありません。俳優>>続きを読む
かつて黒澤明監督が、映画化に執念を燃やしていた作品が、この「暴走機関車」ですね。
本格的な日米合作の超大作になるかと期待されていたのだが、様々な事情があって実現に至らなかった。
その黒澤明の脚本を土>>続きを読む
この映画「ブラックブック」は、ポール・バーホーベン監督が、彼の故国オランダで撮った、戦争と人間ドラマの傑作だと思います。
全篇を貫くバーホーベン節が物語に絶妙の深みを与え、戦争の真実を描き、面白いの>>続きを読む
この映画「フラッシュダンス」は、ダンスの中に青春のきらめく歓びと哀しみを綴った、青春映画の傑作だと思います。
「フラッシュダンス」という題名からは想像しにくいけれども、この映画は胸の奥にぐんと響き、>>続きを読む
このガイ・リッチー監督の映画「スナッチ」は、スタイリッシュで遊び心満載の映像で、我々の脳を刺激してやまない、ガイ・リッチー監督のごきげんな群像劇だ。
この映画は、デビュー作「ロック、ストック&トゥー>>続きを読む
ポーランド出身のロマン・ポランスキー監督が、シェークスピアの名作「マクベス」に挑戦し、イギリスで撮った作品が、この「マクベス」だ。
「水の中のナイフ」「反撥」「袋小路」「ローズマリーの赤ちゃん」「チ>>続きを読む
J・R・R・トールキンによる冒険ファンタジーの古典「指輪物語」を完全映画化した全三部作の第二部の「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」は、三つに分かれた旅の仲間たちを待ち受ける、新たな出会いと壮絶な戦>>続きを読む
時代は1962年、アメリカが最も輝いて美しかった頃のカリフォルニアの小さな町の一夜の若者たちの姿を、41のヒット曲にのせて描いた映画が、ジョージ・ルーカス監督の 「アメリカン・グラフィティ」ですね。>>続きを読む
この映画「インサイダー」は、自分を信じ自分を貫こうとする男の美学をクールに熱く語る、マイケル・マン監督の社会派ドラマの傑作だと思います。
「ヒート」、「コラテラル」のマイケル・マン監督が放つ、男同士>>続きを読む
クエンティン・タランティーノ監督が敬愛、偏愛する香港のカンフー映画や日本のチャンバラ映画、任侠映画に限りなきオマージュを捧げた映画が「キル・ビル Vo.1」だ。
この映画「キル・ビル Vo.1」は、>>続きを読む
この映画「アリスのレストラン」は、アメリカのフォーク・シンガーの元祖であるウディ・ガスリーの息子で、現代の吟遊詩人と言われたアーロ・ガスリーが、実名で登場し、自身の同名のヒット曲とともに、自らの青春と>>続きを読む
この映画「ストレイト・ストーリー」は、旅を続ける事で自分の人生に決着をつけようとするひとりの老人の姿を通して、人間の生きる意味を淡々と問いかける珠玉の名作だと思います。
この映画は、実話をもとに「ワ>>続きを読む
イタリア製西部劇、つまりマカロニ・ウエスタンの面白さは、本場の西部劇にあった、開拓精神や、土地への愛着といったことには一切目を向けずに、もうひたすらガン・プレイの面白さ、復讐の執念といったものを描こと>>続きを読む