みかぽんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

みかぽん

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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.7

深窓の?箱入り息子をアダムDが好演。
Lガガも一目で成金と判る出立ちと立ち振る舞いを全身で演じてなかなかの熱演😁。
てかもう光モノを盛れば盛るだけチープで驚きの仕上がり🤣💦
別に旦那の不倫相手を味方す
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世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

3.5

あけましておめでとうございます。
今年もゆる〜い更新になると思いますが、良かったらお付き合い下さい😃。


指先、背中のアップ、引きの後ろ姿、と徐々に徐々に全体が映し出され、遂にはロード・オブ・ザ・リ
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.8

物語に登場する誰もが、自分が生きる生活の中で苦しみ、憤り、生きづらさなどの負の感情を抱えており、我々鑑賞者たちもそんな彼らの何処かに自分を見つけることが出来るので、物語にはすんなり入り込めるはず。>>続きを読む

離愁(1973年製作の映画)

4.6

ずっと鑑賞記録のままで寝かせていましたが、再構成して送信します(以前の記録にいいね!を下さった皆様、申し訳ありません💦)。

ときは第二次世界大戦下のフランス。国はすでにナチスに掌握されている。
で、
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リトル・ガール(2020年製作の映画)

3.9

サシャは7歳。
ジェンダーアイデンティティーと肉体に相違がある。
彼女はピンク色のワンピースが大好きで、女の子の友達とお人形遊びがしたい。当然、自分が女の子と言う自覚も物心がついた頃から全く揺らいでい
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.1

自身の人生設計を顧みる時に、90歳まで生きるとして単純に三分割で考えてみる。
0〜30歳までは人生の土台作り。30〜60歳までは培ったベースを更なる高みへ展開させる、人生に於ける主軸の時期。60〜9
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ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

3.8

小野田さんがルバング島から帰国した日のことを今でもよく覚えている。
小野田さんには浮かれる当時の日本人にはない凄みと共に、周りの温度を下げるような独特の殺気があって、子供ながらに怖かった。

アポロの
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.8

命を賭けた泥仕事をこなしても過小評価の人間、しかしその評価者(無能)に取り入り、関係する弱者からは搾取するなどして重宝がられながら泥仕事君(は命の恩人)を少しずつ裏切り、しれっとおいしいポジションを取>>続きを読む

キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.7

仕事で遅くなった帰り道、週末のテンション上がりも手伝って、おっまだ観れるじゃん❣️の流れからそのまま寄り道映画館、な作品がこちら😆。

劇場の暗がりの中、わらわら入場するのも男、男、男。(てか席を探
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

4.0

熱傷治療って、先ずは感染症対策が第一優先なんですよね。
思い浮かんだのは、京アニ放火事件。こちらも入院途中に亡くなった方々が思いの外、多かった。

医療先進国であるはずの日本でもそんな状況で、とにかく
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

-

映画の感想と離れた内容を先にお詫びします。
以下は私の個人的なグダグダです😞。

私の近代史への関心は、ユージン・スミスより少し年上の、ノルマンディー上陸作戦(血のオマハ)に丸腰同行し、プライベート・
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.9

「虎狼の血 Level 2」を先に観てから(あー成る程そうだったのか、、的な)逆回しのアマプラ鑑賞。
大学を卒業したてで経験値もない松坂桃李は、当然ながら?青くて弱々。でも臆病ではない真っ直ぐさという
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オールド(2021年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ミステリーとホラー要素が混ざり込み、テンポも良く、最後はそこかー💦 と、観てすぐは面白かったものの、物語を振り返れば振り返るだけモヤモヤが膨らみ、それが止まらない映画ってのも珍しいと言うか(てか、そう>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.9

主人公は泥酔(のふり)で下心ありあり男たちを明りに群がる蛾のように誘き寄せ、日々、鉄槌を下しては戒めているのだが、そもそも彼等に心からの反省など期待出来るかは疑問。
せいぜい〝ネジが外れた女に絡まれた
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.9

ワシントンハイツってどの辺りだっけ(?-?)。と先ずはアタマを巡らせた。
以前、NY郊外のウェストチェスター郡に所用があって、グランド・セントラル駅からの郊外列車(「恋に落ちて」の二人が出会う列車ね🙂
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シンプルな情熱(2020年製作の映画)

3.7

好きな相手に引きずられた経験のある人間なら、そのときの自分を彼女の中に見るんだろうなぁ。
てことで、物語は題名の通りシンプルな情熱。
恋をし、それにアタマの先まで浸かった人間のありのままが描かれている
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.8

孔子曰く。義を見てせざるは勇無きなり(=人として当然行うべき正義と知りながら実行しないのは、勇気がないからである)。
は洋の東西を問わず、なのね…😅。
長年にわたりオーラを消して生きて来たせいか、内実
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ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから(2019年製作の映画)

3.7

雨の続く梅雨初めには珍しい晴天の週末に一人、街の喧騒から離れた小さな館で、未見の映画を観ながら過ごす脱日常。こうした時間がどれだけ自分に大切かを改めて実感し、しみじみ…🥲。

本作はラブストーリーとい
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

この作品を観てあれこれ考え、どうレビューに纏めようかと考えたが、このアンソニー・ホプキンスの含蓄あり過ぎな記事を読んでしまったら、もう何も書けなくなってしまった。  

https://share.s
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.9

アメリカは移民の国。移民の多くは背水の陣で祖国を離れ、当地に降り立った人々だ。なので、自国でのほほんと生きる私に、彼らの本当の気持ちを理解するのは難しい事のようにも思う。

物語の移民一家は、恐らく朝
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

例えばアメリカなどは、結婚に関して家と家が全面に出て来るなんてことはなさそうで、せいぜい息子とその彼女の決断として納得して貰えるように思う。一方、日本は裕福であろうが無かろうが、ほぼ100%、少なくと>>続きを読む

キル・チーム(2019年製作の映画)

3.8

愛国心から入隊を決めると、父親からはその決断を讃えられ、空港ではすれ違う見知らぬ人にまで敬礼を受ける。
彼の心は高揚し、改めて国のために尽くそうと気を引き締める。

ボーイスカウトの延長みたいな占領地
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

最初は俯瞰で、ただ淡々と服役満了の主人公を目で追うだけ。しかし気がつけばこの三上さんを結構な熱量で見つめている自分にびっくり。
この不実な世の中への居場所作りに、私は日々、気持ちを押し殺してみたり、と
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

作品を観るうちに、今から20年以上も前の記憶が蘇ってこの物語と重なり、少し切なくなった😢。
(すみません、ちょっと長いです…)

その日は同僚から評判のメンチカツを売る精肉店の話を聞き、早速、仕事帰り
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シャドー・ディール 武器ビジネスの闇(2016年製作の映画)

3.8

これと言った資源のないイギリスやスイスが、国体を維持する位に稼ぐにはそれなりの方法がなくてはならない。なんてのは、少し考えてみれば自明だが、問題はその方法😑😑⤵︎⤵︎。

戦争は思想の相違などではなく
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.7

アーウィン・ショーのお洒落な短編みたい。で、NYに行きたいなぁ、、とジワる作品。


ところで😞。緊急事態宣言が出てからと言うもの、すっかり映画館、Filmarksから足が遠のいている。
気分的に足
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

昔は写真でなく、肖像画がお見合い写真の代わりになっていたのね😲。で、画家(のマリアンヌ)はブルターニュの孤島に住む貴婦人から、結婚を拒む娘のエロイーズのそれを完成させるべく、表向きには彼女のお散歩係>>続きを読む

この世界に残されて(2019年製作の映画)

4.2

第二次世界大戦下のハンガリーは、ナチスの枢軸国として本国のユダヤ人(=本作の主人公たち)を収容所に送り、ソ連に対し宣戦布告を行っているので、隣国のポーランドやチェコとはそもそもの立ち位置が違うと言うか>>続きを読む

アーニャは、きっと来る(2020年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます


それぞれのエピソードはどれも中途半端というか、浅掘りなのでストーリーの補強になってなく、故に全く心に響かなく。
まるで学芸会レベルの演出、なんて言ったらあまりに失礼ですかね…。
これは善良な羊飼い少
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ヒトラーに盗られたうさぎ(2019年製作の映画)

3.7

人は生まれる場所、時代を選べる訳ではないので、困難な時代を引いてしまった人々は本当に気の毒だ。
とはいえ全てのユダヤ人が収容所に送られた訳ではなく、アンナの両親のように危機を早めに察知し、国を離れた家
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.8

普段アニメは殆ど観ないんですが、他に観たい作品があまりにないので😞ふぅ〜ん、そんなに面白いの?な目線で(失礼をお詫びします🙏💦)鑑賞して参りました。
結果、煉獄さんの非の打ち所のない格好良さ。女子もで
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.8

皆さんの好レビューで以前から興味はあり、しかしもう語り尽くされている作品なので今更私が何かなんて…。でしたケド、、。
鑑賞後がまさかこんなに切なく、しみじみするものとは思っていなかったので、思わずその
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.2

芝居かかった台詞回し(まぁ芝居なんですが…😅)たたみ掛けるような蒼井優の大袈裟な演技。スカした高橋一生のいちいちのメンチ切り(失礼💧)に全く感情が動かず、驚くくらい入り込めませんでした。

空襲の火の
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.9

物語の概略はあらすじを確認頂きたいが、個人的にはこうした裁判があったことを知らなく、たまたま時間が合い、評判も良いみたいなので鑑賞…のやる気の無さですみません💦

そして作中の主人公〝トム・ヘイデン〟
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異端の鳥(2019年製作の映画)

4.1

凄いものを見せられて放心、がまさに直後の感想。そしてここへレビューを書く理由に関係なく、直後から翌日に至ってもこの物語について考え続け、単純に「あぁ面白かった」の感想の先に記憶から消える作品とは全く違>>続きを読む

ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

3.8

主人公(=画家)の義父が、実は叔母殺しの決定を下したナチの高官、という数奇な巡り合わせ。その義父は戦後もその罪を隠し、そして彼にとっての幸運を得たことで、その後も医者としての地位と名誉を保ち続けている>>続きを読む