半変人のお調子者さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

シリアル・ママ(1994年製作の映画)

4.2

車の割込、頭出しせずにレンタルのVHSを返却する、シートベルトしない、など"ルール"を犯す奴等を血祭りにあげる困った主婦の話。

計画性無しで突発的に殺していき、近所や警察にバレても悪びれる事無く、一
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ピンク・フラミンゴ(1972年製作の映画)

3.6

世界で最も下劣な人間は自分だ!
下劣一家と下劣夫妻の下劣極まりない戦いが始まる…

『世界で最も下品』という呼び声に恥じない下劣さの作品(下品というより下劣笑)。
えっ何してんの!?とか何じゃこりゃ!
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前二作とは違い、原作を読破してから鑑賞。
故に結構気になる点が見つかってしまった。
元々原作がめちゃくちゃ長いし、ドラマ版の続編でもあるから大幅な省略・変更は仕方ないとはいえ、それでいいのかなと思う所
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム THE MORE FUN STUFF VERSION(2022年製作の映画)

4.4

個人的に不満だったベティの扱いが改善されていて良かった。というかめちゃくちゃ出てきてびっくりする笑
特にエンドクレジットのベティの映像はホーム3部作の締めくくりとしてめちゃくちゃ最高だし、重要なものだ
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アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

3.5

「この作品は3Dで観ないと意味が無い」と思い、これまで避けてきたアバター。
新作公開に合わせて3Dリマスター版が公開するという事で、ようやく初鑑賞。

惑星パンドラの映像は確かに心を奪われる程美しかっ
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真夏の方程式(2013年製作の映画)

4.1

子供嫌い×子供のコンビはやっぱり鉄板だなぁなんて思って観てたら、本軸の話にそんな絡み方をするとは…

幸せに暮らしていく為の秘密だったのに、それが人生を狂わせる事態を招くとはなんと皮肉な事か。

なん
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.0

容疑者Xの献身…これ以上無いタイトルだわ。まさしく献身。中盤、えっ…と思ったらそこまで含めて献身だとは…

ちゃんと冴えない男にしか見えない堤真一の演技力が凄い。ここまで華がなくなるかね。(褒めてます
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.4

宗教間の衝突が絶えない1969年の北アイルランド・ベルファストに暮らす少年とその家族の話。

冒頭数分で事態の深刻さを手際良く説明する演出が素晴らしい。事前に予備知識を入れずに観ても物語にスッと入れる
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KAPPEI カッペイ(2022年製作の映画)

3.7

映画館で予告を観て以来、どんな惨状になっているのかが気になり、観に行こうと思っていたのに結局観に行けなかった本作。レンタル開始されたという事で遂に初鑑賞。

ところがこれが意外と拾い物で全然惨状にはな
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ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.4

面白かったけど、観る前の期待がデカ過ぎた。終盤に行けば行くほどアクションシーンが不思議と盛り下がっていった印象。
序盤の手が麻痺して動かないハンデを抱えての3バカとのバトルが一番良かったし、楽しかった
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

3.5

性差別に日本軍の襲撃にグレムリンに箱の秘密と大分とゴチャついた印象を受ける映画。

女強し!をやりたいのは分かるけど、あまりにも男達が無能過ぎるのも気になった。

でも中盤まで密室劇で、そこから出た後
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激怒(2022年製作の映画)

4.4

待ちに待った高橋ヨシキさん初監督作!
9月17日、名古屋での公開初日に舞台挨拶&サイン会付きの回をシネマスコーレで鑑賞。

めちゃくちゃ面白かった!!

町のあらゆる所に貼られた「みんなが見てるよ!」
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.4

静岡県を完全に過ぎて、終点の京都に近づいている辺りで突如富士山が現れるなどなど、完全に異世界な日本描写が楽しい。静かにしなきゃいけない新幹線ってなんだ笑
結構緻密に作られている脚本も実に楽しい。終盤の
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.9

好きな物をひたすら追いかけ続ける事、一切変わらずにい続ける事、
人生の何処かで忘れてしまった、もしくは諦めてしまった情熱を思い出させてくれる映画だった。
学生時代は大爆笑必至だったミー坊の世間とのズレ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

最高に面白かった!!
まさかUFO自体が生き物だとは…この展開は全く読めなかった…というか読むの不可能すぎるでしょ笑
UFO=宇宙人の乗り物という固定観念を利用した、あっと驚く設定に終盤はずっと口あん
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ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV(2021年製作の映画)

4.4

面白いけど、前半話をすっ飛ばしまくって後半MVのようになっていたオリジナル版とは違って、前半新規映像を使ってかなり丁寧な滑り出しになっていた。まぁ後半はMVっぽいけど笑

…でも結局は、映画館でロッキ
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バイオレンスアクション(2022年製作の映画)

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JK殺し屋といえば昨年、ベイビーわるきゅーれという傑作が生まれたのに、同じような内容で勝負して大丈夫かなぁと思ってたけど、想像の何百倍もずっと酷かった。

以下酷かったポイント
①リアリティ皆無&バイ
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炎の少女チャーリー(1984年製作の映画)

4.0

パイロキネシスを使える少女チャーリー。彼女を利用しようとする組織から父と共に逃げるが…

チャーリーが文字通り、怒りの炎を解き放つ終盤が凄い。
やっぱり実際に炎が燃え上がってる映像はCGとは迫力が桁違
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モエカレはオレンジ色(2022年製作の映画)

2.6

・男型の初登場シーンはスローモーション&眩しいくらいの後光
・片方が風邪を引き、もう片方が看病する
・第二の男現る
・片方にはとても辛い過去or現実が…
・最後はキスで締め

などなど恋愛映画のお約束
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ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

4.2

ミニオンズの安定感は抜群。
やってる事は支離滅裂でハチャメチャなんだけど、安心して観ていられる。

『怪盗グルー』シリーズのプリクエルとしても良い出来。
ちゃんとグルーとミニオンズの絆が構築されていく
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黒い罠(1958年製作の映画)

3.8

この映画といえば何と言っても冒頭のカメラワーク。
上からオープンカーをずーっと追っていって、そのままカメラが下がっていき、主人公夫婦の所へとたどり着く。これ本当にどうやって撮ったの!?と馬鹿な自分でも
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チャイナ・シンドローム(1979年製作の映画)

4.2

原発の取材で事故の危機を目撃したニュースクルーとその原発で働く技師が原発の危険性や点検の不正を暴こうとするが…

数々の原発事故よりも前にこれを作った製作陣の先見の明が凄いけど、この映画で言われている
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GHOSTBOOK おばけずかん(2022年製作の映画)

2.9

うわぁ台詞感凄…と思うほど不自然な台詞に辟易とさせられたり、ガキにとにかくムカついたり、ラスボスを待たせてメソメソ長話始めたり、序盤にめっちゃ不自然な伏線を入れて、しかもそれが無意味だったりしたけど、>>続きを読む

壁の中に誰かがいる(1991年製作の映画)

3.3

忍び込んだ家でとんでもない目に遭うというドントブリーズ的映画。

まぁ面白いけど、尺を短くすればもっと良かったかなと思う。

特に一回家を脱出してもう一回戻ってくる展開は必要だったかな…
ラストでやっ
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回転(1961年製作の映画)

4.1

1961年の映画だけど、恐ろしさが全く古びていない。
何が起きているのか分からないまま次々不穏な事態が起きていき、この話一体どこに進んでいくの?と物凄く不安で心細い気持ちにさせる。
中盤以降、一応主人
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食人族(1981年製作の映画)

4.4

食人族がいるとされる未開の土地"グリーン・インフェルノ"で消息を絶った若者四人の行方を追う為、捜索隊が結成されるが…

食人族がいかに野蛮かという映画かと思いきや、文明人の方がもっと卑劣で野蛮で残酷だ
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悪の法則(2013年製作の映画)

4.1

本当に救いようが無い。あそこでこうすれば…とかが一切無い。もう裏社会に手を出した時点でこの結末は決まっていたという…
一度した選択はもう取り消せない。あとはただその選択によって自らが引き寄せた運命を受
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XYZマーダーズ(1985年製作の映画)

3.9

こりゃ凄い。死霊のはらわた以上に振り切ったコメディ演出に序盤は乗り切れなかったけど、慣れるとだいぶ楽しい。

ホラーにコメディにアクションにミュージカルに恋愛まで、様々な要素を詰め込みに詰め込んでいる
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ダークマン(1990年製作の映画)

3.9

サム・ライミ監督はやはり期待を裏切らない。
序盤の襲撃から終盤の復讐劇まで、とにかくテンポが早くて、めちゃくちゃ見やすい。

あらゆる感覚が無いというのは良いとして、99分間だけ誰にでもなれる、という
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

4.2

第三帝国に近づく崩壊の時。
ベルリンを去ろうとしない総統、彼に付き添う愛人、最後まで総統に尽くそうとする秘書、総統に従う配下とその妻、もう既に諦めて飲んだくれる兵士、親衛隊の一員として戦う子供…

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沈黙の戦艦(1992年製作の映画)

3.6

日本が勝手に作った「沈黙シリーズ」の第1作。

とにかくセガールが強い。
もはやハラハラもしないレベル笑
敵役もトミー・リー・ジョーンズにゲイリー・ビジーと豪華なんだけど、最後の方まで生きてるというだ
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.1

妄想強めヨシカさんが脳内二股恋愛に苦しむ姿が痛いし、中盤イチに近づく為に無理しまくる所は痛すぎて観てられない笑
でもその甲斐あって…と思ってたら一気に孤独のドン底に突き落とすミュージカル展開。

感情
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プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

3.9

良い意味で大真面目に作ったなぁと思った。
プレデターというと2とかザプレみたいな、面白いけど午後ロークオリティな作品が多かったけど、今作は主人公の成長譚を本軸に据えた事で、おふざけ無しの狩猟物になって
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

3.9

言わずと知れたミュージカル映画の傑作。
『ドレミの歌』と『エーデルワイス』が流れるのは知ってたけど、
『そうだ、京都に行こう。』のあの音楽の元ネタがこれだとは知らなかった。

自由を愛するがあまり、は
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.9

いやー辛い、辛いよ。

佐々木がやってる事は馬鹿以外の何物でも無いけど、彼にとってその馬鹿騒ぎがどういう意味合いを持つのかが分かるともう辛いし、友人達がとある事情から佐々木に気を遣って馬鹿騒ぎさせない
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

4.0

松田優作の目力と高倉健の渋さがとにかく良い。

松田優作の目を見開いたあの顔、一度見たら忘れられなくなる。本当に怖い…

終盤、佐藤を殺すか悩む描写をほぼカットして、即警察署に連行する所も良かった。ニ
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