未知の惑星やら架空の王朝やら、とにかくドデカイものを緻密に描くことで自分の心を鷲掴みにしたpart1だったが、
part2は緻密さそのままに描いているのがアラブ的小数民族文化なせいでどうしてもこじんまりとした印象が強くなってしまっている。
そこに爆音控えめな劇伴や砂よりも水や緑のほうに向いてしまう監督のセンスが相まって全編通して緊張感の全くないゆるゆる活劇となってしまったのがなんとも残念。
まあその緩さが一周回って90年代の大作的な実に心地よいものだったし、各役者の大奮闘でボーダーは十分に越してる。part3もこの調子でないことをただ祈るばかり。ってかあるよな?