岩嵜修平

デューン 砂の惑星PART2の岩嵜修平のレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
3.8
【DolbyCinema字幕】
改めて結論、#デューン はIMAXレーザーGT一択。海外ミュージシャンや海外カンパニーの公演で1万円くらいは掛かるので、池袋まで遠征の交通費を含めても安いくらいかも。フルIMAX前提で撮られてるのに、普通のスクリーンでちゃんと映されているのは凄いが。

流石のDolbyCinema、音の響きは実際に席に振動が伝わり迫力があったが、その感動は映像の凄まじさ(ドデカさ)も伴ってこそ。ところどころ、上下がカットされると(でも中心は捉えている撮影と編集は改めて凄い)、興醒めしてしまう。特に、サンドワームの圧倒的な存在感は、正方形のあの形ならでは。

【IMAXレーザーGT字幕版】IMAX先行公開
いやー、凄い。やっぱり映像体験として凄まじすぎる。この映像デザインをこの豪華キャストとスタッフで実現できたことが奇跡。PART1はあくまで序章で、アクションとしての面白さが堪能出来るシーンが断然多いので、1が合わなくても必見。

話自体は、予想通りに展開していく(原作もリンチ版もあるし)ので、そこの興奮は少ないけど、話を追わなくて済む分、画としての凄さを堪能し続けられる。やはり、池袋のほぼフルIMAXだからこそ、砂漠における壮大な乗り物や建造物や爆発や、何より砂虫たちの動きに鳥肌が立ちっ放し。他にはない体験。

ティモシー・シャラメの◯◯としての説得力は凄かったし、オースティン・バトラーも元が思い出せない怖さだったけど、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソンにフローレンス・ピュー、レア・セドゥ、アニャ・テイラー=ジョイと、「私が考える最強の女性たち」をキャスティングできたのは、本当に凄い。

とは言え、日本でヒットするかというと微妙で、この手のフルサイズIMAXならではの作品って『デューン』しかり『TENET』しかり『NOPE』しかり『アバター2』しかり、日本ではそんなにヒットしてないんだよな…。シャラメ人気もまだまだだし。IMAXでなくても楽しめる作品じゃないと、日本では難しい…。
岩嵜修平

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