ヤフー映画難民

地球外少年少女 前編「地球外からの使者」のヤフー映画難民のレビュー・感想・評価

4.0
あくまで前編のみでの評価。

特に良かったのは、SFアイテムのデザイン。
ガチガチな硬派SF的デザインではなく、どこか親しみの持てるデザインになっていて、それらがそこらじゅうにあるので観ていて楽しい。
手自体をデバイスにするのも良い。
この辺はさすが『電脳コイル』の監督。

ただ、ユニクロロゴのパロディーみたいのは好きではない。
この作品内のオリジナル要素だけで満たして欲しかった。
ずっと服にパロディーロゴが付いてると、現実に戻されるというか、なんか冷めてしまう。

キャラクターデザインはリアルすぎず、萌え萌えもしていない、オシャレさを感じる絶妙なデザイン。
個人的には地味めで、例えば興行収入100億オーラみたいなものは正直感じないが、この作品には合っていると思う。

キャラデザについてもう一つ言うと、ビックリした時とかに目の下によく線を一本入れているが、これがしかめっ面というか、やさぐれているというか、そういう風に見えて個人的には好きになれない。
特に登矢にはほとんどこの線が入っていて、キャラの性格的には理解できるが、いまいち愛着が湧かない原因になっている気がした。

ストーリーについては後編の方で書くが、この前編ではまだストーリーが転がり出したくらいの感じで粗がまだよく見えていないので、期待が持てる状態ではあると思う。