ニタ

デリシュ!のニタのレビュー・感想・評価

デリシュ!(2021年製作の映画)
3.8
マヨネーズってフランス語なんですね!!

タイトルはおいしいという意味のフランス語だそうで、公爵付きの料理人マンスロンが、解雇された(ジャガイモおいしいのに💦)後に世界で初めてのレストランを開くまでのお話。
フランス革命直前のこの頃は、食を嗜むのはお金持ちの特権だった模様。

失意を経て、しばらくは元職に戻る画策も。
しかしルイーズが現れてから少しずつ状況が変わっていく。ルイーズの素性は後にわかるのですが、これ当初からLOVEな関係になると誰でもわかる💕

目を瞑ってマンスロンに食材を口にスプーンで運んでもらうシーンは、もう『ナインハーフ』しか思い出せず、危うくエロに舵を切るのかと‼️😆😆(←違います)
ルイーズが決して若くないこと、男尊女卑の時代であろう中での奮闘は観ているおばちゃんを元気にさせました(笑)

その(大)昔TVで『大草原の小さな家』を観ていた際、女性はずるずるしたスカートで畑耕すんだなぁとその時世を思ったものでしたが、今回も然り。あの格好での家事は能率も悪かろうと思いつつ、でも中年女性もお胸は寄せてあげて強調してもいいんだぁ~みたいな(下半身は長めに覆ってもデコルテ全開)。私もやりたい(笑)

マンスロンがレストランを開くまでの紆余曲折と共に、季節の移り変わりのわかる風景も丁寧に映し出されていく。時間をかけたであろう作りが厚みを感じさせる。

公爵が一般ピープルに囲まれ、視線が刺さる中で退散を余儀なくされるところは小気味よかった!執事?がカツラを外すことも含めて、革命の一描写なんだろう。誇りを取り戻したマンスロンが頼もしく見えた✴️

不慮の死が過ぎるジェイコブ、金属音を響かせてガン見するシスター、いつの間にかバイトに入ってる泥棒娘たち(改心のタイミングは不明w)など、隠し味もなかなか印象的でした。
ラストの空撮、ずーっと見てられる~⤴️
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