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ジギー・スターダスト 2002年サウンドリミックス・デジタルレストア版のwisteriaのレビュー・感想・評価

4.6
デヴィッド・ボウイが1973年にイギリス🇬🇧で行ったジギー・スターダスト・ツアーのライヴ・ドキュメンタリー映画。今年2022年がボウイ生誕75年でかつアルバム『ジギー・スターダスト』発表50年記念ということでリバイバル上映されており、岡山シネマクレールで観てきました!

本作では、楽屋での衣装早着替えシーンなんかも見られるが、基本貴重なライヴ映像をしっかり見せてくれるいたってシンプルな構成。ちなみにかなり癖の強いこの素敵なステージ衣装は若き日の山本寛斎が手掛けている。

私にとってミュージシャンとしてのボウイの大好きな作品は"Low""Heroes""Lodger"のいわゆる「ベルリン三部作」で、それ以外はそれなりに聴いたことはあるくらい。なのでグラムロック期のこのツアーを劇場のスクリーンと音響でたっぷり浴びることができたのは新鮮で楽しかった!観客席も時々うつるのだけど、客層が若い女性客が多くこの頃はアイドル的な人気者でもあったんだなと。初期の代表曲'Changes'とか'Space Oddity'はやっぱり最高にアガりますね〜。そういえばオープニングとエンディングにウェンディ・カルロス演奏によるベートーヴェンの第九がかかっていたけど、これは『時計仕掛けのオレンジ』リスペクトですかね。

ちなみに役者としてのボウイについては、もちろん『戦場のメリークリスマス』は大好きですが、ジュリアン・シュナーベル監督『バスキア』でのアンディ・ウォーホール役なんかも印象に残っています。
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