ぶみ

オペレーション・フォーチュンのぶみのレビュー・感想・評価

3.0
ターゲットは100億ドルの闇取引!

ガイ・リッチー監督、ジェイソン・ステイサム主演によるアクション。
英国諜報局MI6工作員がチームを組み、闇取引されているブツを回収しようとする姿を描く。
主人公となるチーム・フォーチュンのリーダー・オーソン・フォーチュンをステイサム、チームのメンバーをオーブリー・プラザ、ケイリー・エルウィス、バグジー・マローン、ジョシュ・ハートネット、武器商人・グレッグをヒュー・グラントが演じているほか、エディ・マーサン、マックス・ビーズリー等が登場。
物語は、100億ドルで闇取引さてれいるヤバいブツ「ハンドル」を追跡、回収する任務を与えられたフォーチュンが、即席チームを組んで巨大な陰謀に立ち向かっていく様が描かれるという、スパイものとして、どこかであったような既視感満載な設定。
フォーチュンを演じたステイサムの無双ぶりもいつものとおりであり、即席チームであるが故の凸凹さが本作品の特徴であるとともに、ハートネットが演じた強引にチームに引き込まれたハリウッドスターが、コメディリリーフ的なポジションとして良い味を出している。
ガイ・リッチー監督と言えば、情報量の多い会話劇や、軽妙なテンポとなる展開が魅力の一つであり、本作品もそれなりにはなっているが、全体的にはクセ弱めな印象で、監督らしさはそれほどでもなかったかな、というのが正直なところ。
決してつまらない話ではないのだが、前述のように既視感満載の設定に加え、監督らしさがあまり見受けられなかったことから、観ている間は、それなりに楽しかったものの、特筆すべきところもなく、多分一か月後には、その存在すら忘れてしまいそうな、ザ・ポップコーンムービーと言える一作。

これがベンだ。
ぶみ

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