すごくオメなダッさん

オッペンハイマーのすごくオメなダッさんのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

ほとんどなんか諮問会で答弁みたいのが続くんやけど、そこでオッペンハイマーその他関係者の答弁と一緒に過去を振り返っていきつつ、諮問会も進めていくみたいな。言われてたけどやっぱ広島に落としたあとのシーンが一番グッとくる。まあでもほんとはドイツに落とそうとしてたけど、降伏しちゃってでも開発止めてソ連だけ核もつのは嫌だし、じゃあ開発して日本に落としちゃえっていうの描写はアメリカでどう受け止められているのか気になる。オッペンハイマーだけ被爆した人の事を考えるようになっていた。でも周囲が彼を褒め称えるから気にもない、ドイツにも落としたかったなんて言うのか。原爆は終戦早めたっていうのも一つの意見やけど、その前にもう負けは見えてるって言っちゃってんだよね。
「慧眼にして盲目」多分見た人のほとんどに染み付いてるんじゃないかって言うくらいいい言葉。オッペンハイマーだけじゃなく、他の科学者にも当てはまってるのでは。いやこれはオッペンハイマーというかこの時代あたりの背景とかを知っておかないと何がなんやらって感じでしょうので見るときは少しでも良いから勉強したほうがいい。
ノーランっぽいかと言われるとそうではないかも。話の構成とか言われてみればそうかも?