はろ

オッペンハイマーのはろのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
1.9
エミリー・ブラント以外観るところなし!
爆睡でした 笑
ビール&ポップコーンホルダーをひっくり返すという始末

4つぐらいの時間軸=ノーラン節で原爆の父オッペンハイマーを描く
時間キャプションを多少入れて欲しいもんです
とにかくオッピーは頭よく仕事できるが薄っぺらい人
(このあだ名もある種の軽蔑を含んでいる感がある)
だいたいやってしまった後から悩む!
悩みながらも、ノせられ、流され続ける
悩みのシーンが正面ドアップでかなり単調
だが仕事も女性関係も来るモノ拒まず!
おいおい部下嫁も食べてたのかよ
行き着く先は、戦争の英雄>赤狩り>名誉回復とまあ歴史通り

爆縮を映像化せず、
何万人もを生贄にした業火の実験場面も迫力にかけてイマイチ
ゴジラ-1.0の熱線放射の方が見応えあり、オスカーになるのもうなづける

原爆開発の裏側でライアン二等兵が戦っていたとは思えないような、
ゆるゆるなおっさん登場人物達の中で、
エミリー=ブラントの毅然としたワサビのような演技しかいいところがない
イヤな検察のおっさんを論破し、
オッピーの胸ぐら掴み励まし、
乗馬シーンまでこなす流石の男前女優
(オスカーとれないってのはこれまた時代なのか?)

アインシュタインとのラストの会話
ア「こんな国捨ててしまえ」
オ「いやいやいい感じで流されたい」
ア「あっそ、ゆっくり流されてね」
は天才と秀才の生き方が違うメタファーとして、ノーランが愛なくオッピーを叩き落としていると観たのは、
ひねくれているのでしょうか?

家族、挫折、栄光の歴史が綴られてはいるので
アカデミーはよいとして、どこが面白いのか全くわからぬ
日本ではアンビバレンツな原爆の父として結構有名(昔マンガで読んだ)だが、
アメリカでは忘れられた人で、
バカ映画に飽きた、50代オーバーなWASPが栄光のアメリカを思い出しながら、自分の現状と照らして共感でヒットしたということか?

単なる会話劇&原爆話ならシンゴシラのほうがスキ
配信で十分かな
はろ

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