唯一の被爆国の国民として、何とも言えない気持ちで見ました。
あんまり前情報知らんかったから、
久しぶりのノーランの映画やで！楽しみや！みたいな軽い気持ちで見たら本当頭ぶん殴られました。
この作品自体を俯瞰して考える事が出来るかと言うとそこまで大人でも、物分かりがいい方でもないのよ。
科学も政治も無知の私なので、その上時間軸の往来、登場人物の多さで難解過ぎた。
まあ、ノーランのっていつものことやけど。
オッペンハイマーは物理学者としての探究心は凄まじく、そして欠如している人間的心。その二つの要素の核兵器を作ってしまったのでは。。
見方を変えるとオッペンハイマーは博士として在るべき仕事を全うした。それまででもあるんよね。
政治家の会合で原爆をどこに落とすかの話のとこ。あの演出は凄いとは思うんやけど、日本人の心を逆撫でする表現で、はらわた煮えくり返った。
ロバート・ダウニー・Jr側のやんややんやはこっち（日本）としては知らんがな！て思うよな。お前の利権争いなんか知らんよ。
後半戦はほぼ戦争後の裁判での出来事やったから置いてけぼりになりそうになるんやけど、頑張ってみんな食らいついてほしい。ラミマレックが本当最高なのです。
色々思う事はあるけど、戦争をする決断をしたのも当時の日本。せめて母国の正しい歴史くらい分かっておきたいと思う。
この世から戦争が無くなりますように。
