いわな

オッペンハイマーのいわなのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.5
クリストファーノーラン監督は、独特な時間の流れで物語を語っていくのにも関わらず、しっかりと内容が観る側に伝わる。それが彼の魅力であり、才能だとつくづく感じる。
物理という世界と普段関わりのない我々にも美しく、そして時に残酷な物理の世界を視覚効果を用いて魅せているところが本作の中でも特に好きなところだ。

本筋とは関係ないかもしれないが、京都が候補地に上がらなかった理由に関して、「歴史的に重要」みたいな言われ方をしていたが、既に米国で公開されている資料や研究によって、京都は候補地としてある程度の段階まで残っており、「歴史」というポイントが重要視されて外されたのではないことはある程度広まっていることなのだが、監督がステレオタイプ的な表現をなぜ採用したのか気になった。
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