ミサホ

青春弑恋/テロライザーズのミサホのレビュー・感想・評価

青春弑恋/テロライザーズ(2021年製作の映画)
3.8
台湾🇹🇼の作品はやはり好きだ。
本作の上映情報を入手した時から、必ず観ようと決めていた作品。

『赦し』を観た後、10分挟んでの鑑賞。
『バニシングポイント』の上映が終了したので、“バニッシュ・ソーダ(生姜檸檬🍋だっけな?)”は残念ながら飲めなかった。

この作品は台湾で起きた“台北駅通り魔事件”がベースになってるらしい。とはいえ、その事件そのものを詳細に描くのではなくて、基本的には若者の恋愛とか生活なんかを描いている。

Z世代のユーファン、ミンリャン、モニカ、シャオジャン、キキの5人にスポットをあて、事件の経緯に迫る。

彼らの関係性は複雑だ。近いようで遠い。よく知っているようで実はそんなに知らない…みたいな感じ。現代ではそれが一般的になりつつある(のかぁ?)

そんな関係性を作るのがネット社会であることは明白だ。事件の犯人は虚構と現実の狭間で揺れ、虚構のために現実を生きているような青年だ。

そして女の子達の消えない動画。消せない動画。それを利用し、利用され、それぞれに悲劇が降り掛かる。

それらが事件とどう繋がったのか。
複雑なようで単純…けど、やっぱり複雑。

出演している女の子達が全員美しい。
ユーファンを演じたムーン・リーのほんわかとして、清潔さを凝縮したような美しさ。少年のようであり、少女のようだ。

そして、コスプレ好きの女の子キキを演じたヤオ・アイニンも別嬪さんだね。今後、彼女にも注目したい。

好きな作品だった。
エンドロールの曲がなんか良かった。
ミサホ

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