このレビューはネタバレを含みます
「私は努力した…こうならぬようにと。だが不可能だ。この世界では」
ドンになったマイケルが老いて病を患い、一家を犯罪ビジネスから解放し、適切な継承者を見つけることを望む話。
PART Ⅲが個人的に一番キツかったな…。散々違法ビジネスや争いを避けるための努力をし、教会で30年ぶりの懺悔まで行ったのに、今までの行いのせいで最愛の娘が殺されてしまうというバッドエンド…。
劇場の階段シーンでのアル・パチーノの慟哭の表情がヤバい。
以下、セリフメモ。
「カトリック教徒への最も栄誉ある勲章だ。法王が彼(コルレオーネ)を祝福した。あんたは法王より物知りだってのか?」
「僕は息子だが、仕事は無関係だ」
「アンソニー、大学だけは卒業を…」
「イヤです。僕は音楽の道を行く」
「憎んでるんじゃないわ。忌み恐れているの。息子の人生に干渉しないで」
「ジョーイはうちのシマを継いだ。お前(ソニーの息子のビンセント)は私の反対を押し切り、彼のファミリーの一員となった。俺はお前を真っ当な職につけたかった。それがどうして、今更こんなトラブルに?」
「友情と金は、水と油だ」
「コルレオーネ家はこの度買収に動きました。国際的な企業、インモビリアーレ社です。ヨーロッパの巨大コングロマリットです」
「パパは実のお兄さんを殺したの?」
「…ただの噂だ。いいね」
「ドン・コルレオーネは俺(ジョーイ)に対してなんのリスペクトもない!今日の態度を見てわかった。彼は俺の敵だ。俺か彼か選べ!」
「幹部皆殺しなんて…ジョーイ・ザザ一人の仕事じゃない。裏にいる奴はまだ尻尾も見せちゃいない。足を洗えたと思ったらまた逆戻りだ!」
「マイケルが糖尿病の発作で倒れました。一刻も早く(インモビリアーレ社との)正式契約を」
「マイケルが死ねば全て元通りだ。時を稼ごう。大昔から有効な手段だと証明されておる」
「愛してるわ、従兄(カズ)」
「俺もだ、従妹(カズ)」
「俺の娘に何を?危険なことだ。よせ」
「覚えとけ。敵はいつも愛するものを狙ってくる」
「"金融"は銃だ。いつ引き金を引くか…それが"政治"だ」
「子供たちの命にかけて誓います。贖罪の機会をお与えください。もう二度と罪は犯しません」
「何でもご命令を」
「娘を諦めろ。自分の道を選んだ対価だ」
「今日からお前はビンセント・コルレオーネだ」
(メアリーが撃たれて)「神様!なんてことだ!!」