ホラーマニア斗真

夜を越える旅のホラーマニア斗真のレビュー・感想・評価

夜を越える旅(2021年製作の映画)
3.8
鮮血と狂気に彩られた
       ホラー映画の館へようこそ

"途中から一気にジャンルが変わるホラー映画"

館主のホラーマニア斗真です(笑)

今回は漫画家を目指す春利が夢と現実の狭間に迷い込む日本発🇯🇵のホラーファンタジー映画を紹介!

ストーリーは…
漫画家への道を諦め切れずにいる春利は、かつて思いを寄せていた女性と再会したことがきっかけで、夢と現実の狭間に迷い込む事態に陥る…。

感想としては…
"ミンナのウタ"を一緒に見に行った友達にオススメされたので、U-NEXTで見てきました。楽しみたいので、予告編を見たり予備知識を得たりせずに見ました。

意外と面白かったです。前半は大学時代の友達で集まって遊ぶという青春映画や片想いしていた美少女と再会するというラブストーリー映画がメインで、俺は本当にホラー映画なのか?と心配になりましたがその不安は中盤以降に消えました。

漫画家を目指す主人公の春利が美少女と出会った日を境にジャパニーズホラーのような不気味な悪夢の世界を彷徨うというシーンを中盤以降にいきなりぶち込まれてちょっとビックリしました〜😨

世界観がまるでホラーゲームとして有名な"サイレントヒル"や"サイレン"、"サイコブレイク"のように不気味で芸術的でした。幽霊のビジュアルもかなり不気味で良かった。他にも幽霊が見えて悩まされる春利や除霊シーンとかも怖いのですが、1番怖いと感じたのは中盤の悪夢のようなシーンのみかな。

中盤に出てきたシーンをもう少し長く見たかったのが本音であるので、スコアは3.8としました。ラストは観客の解釈に委ねるような終わり方になっており賛否両論が分かれそうです。純粋なオカルトホラーとして見ることもできれば、サイコスリラーとして見ることもできるわけです。まあ僕は意外とラストについては嫌いではなかったですよ。

意外とホラー要素が強めでしたので、ホラー映画が苦手な方は覚悟して見た方が良いでしょう。ホラー映画ではあるのですが、色々考察しがいのある内容にもなっていて、考察をするのが好きな人にもオススメかなと。

インディーズ系のホラー映画にしてはよくできているホラー映画でなかなか良かったと思います。