映画「メタルヘッド」を観てきた。
お話は…母を事故で亡くした子供とその夫と祖母。そして唐突にふらっと現れたイカれたメタル野郎のへッシャー。いつのまにかその家族の家に居候を決め込む。あぁこの映画はこのイカレ野郎によって家族が再生するよくあるパターンかなと。
ところがこのヘッシャー一筋縄ではいかない。どんだけ俺流やねん！ってなくらいなんていうかめちゃくちゃ！家族を再生させようなんてこれっぽっちも思ってない。予定調和の感動スイッチなんて持ってこないし、むしろぶち壊す。
まるで映画「レスラー」のランディのごとくダメダメ。タイトルがタイトルだから内容にもメタルサウンドオンパレードかと思いきやクルマのラジオかテープで流れる程度でヘッシャーがギターかき鳴らすシーンも一切ない（オフでのみ表現されてた）
つまりわざとそうしてる。表現したいのは見た目のロックではないということ。
原題の“HESHER”も邦題の“METALHEAD”もロゴデザインがあのMETALICAと同じデザインにしてあるのもまたグ～♪
ただ日本公開用のポスターデザインはなんか違う気がする。この作品が日本で渋谷と横浜の2館でしか上映してないことにもったいなさを感じるそんな“イカれメタル野郎版どらえもん”だった♪
今年観た映画BEST１０入りはほぼ決定！とにかく面白いので観て欲しいお薦めの１本！！
それからメガネを掛けたナタリー・ポートマンの野暮ったいスーパーレジ打ち姿にちょっと萌えた。
それからスターウォーズファンにもおすすめ！
（2011年07月26日レビュー転載）
