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修羅の街、飢えた狼たちの440のレビュー・感想・評価

修羅の街、飢えた狼たち(2021年製作の映画)
2.9
政府や公安などの汚職が描かれた
中国映画ではあまり無いタイプの作品。

土地開発の不正で起こる殺人事件。
捜査班のリーダーとしてソンは仲間と共に事件を調査していく。
徐々に明かされていく出来事から闇の組織を追い詰めていくお話です。

韓国ノワールを意識したような作品で俺の好きなジャンル。
なんだけど、正直もっと面白い作品は沢山あるし、衝撃的なものや魅力満載の作品もあるのでインパクトには欠けた。

あと作りが上手じゃないんだよね。
沢山の登場人物が出てくる割には話がストレート過ぎて前半のミスリード描写が全く無い。
後半の「実はね…」という展開をせっかく見せてくれるのなら、もっと観てる人を撹乱させるような種まきをしなきゃ後半が盛り上がらないし、悪者は悪者のまんまなんだよなぁ。
驚きは全くなかった。

そして結末の表彰シーンとエンドロール前にある実際も頑張ってるんだよ映像でテンションだだ下がり。
やっぱり内容が内容なだけに検閲をクリアするのは大変だったのだろうけど、ジャンル的にそんな話題にもならなそうな作品でアピールされてもねぇ。
失笑するしかないよね。

Filmarksのレビューの数と評価が物語ってますな。
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